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クリザリッド（Krizalid）とは、格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」シリーズに登場するキャラクターである。
「THE KING OF FIGHTERS '99」のラスボス。
「2001」ではオリジナルゼロの専用ストライカーとして、「2002UM」ではボスキャラの一人として登場する。
概要
犯罪組織ネスツの幹部。K´と同じく草薙京の炎の因子を移植された人間で、能力は彼よりも上。
大量に生産した草薙のクローンを使った世界同時テロを計画し、クローン達に与える戦闘データを収集するためKOFを開催した。クローンを行動開始させるための「トリガーデータ」である殺人のデータを作成するため自らKOF優勝者を殺害しようとプレイヤーキャラの前に現れる。部下であるK´やマキシマに対しても例外ではなく作戦のために犠牲を強いる。
収集した戦闘データをバトルスーツから肉体にフィードバックして闘う。バトルスーツは「トリガーデータ」の収集の役目を兼ねる。「'94」のルガールのように最初は上着を着て戦い、負けると上着を脱いで性能が変化する（スーツが肌に密着しているのでボンデージに見える）。
プレイヤーキャラに敗れて作戦失敗すると上司であるクローンゼロによって証拠隠滅のため始末される。怒チームのエンディングなどでは死亡したと取れるが、実はオリジナルゼロによって救出されており「2001」では彼のストライカーとして登場する。以後の動向は不明だが、嬉野秋彦の小説版「2001」ではウィップに引導を渡され死亡しており、スタッフが嬉野に死亡描写を避けて欲しいキャラの監修をしたことを考えると「死んだと考えて構わない」扱いと思われる。
正体はK´のクローン。能力が上なのは改造人間としてK´より後期型で性能が上がっているためと思われる。彼自身はK´は自分のクローンであり、K´の姉のクローンであるウィップは実の姉であると思い込んでいたが、怒チームのエンディングでウィップから事実を聞かされる。ウィップも事実を知ってなお彼を弟同然に思っていたのか、彼を看取った後涙している。
ネスツにおいては課長相当の中間管理職であり、彼を粛正したクローンゼロは部長に当たる。これはKOF10周年記念サイト（現KOF公式サイト）のスタッフコメントに記載されているが、嬉野秋彦がスタッフに貰った「2001」当時の資料ではフォクシーやダイアナですら係長であり、「'99」時点のクリザリッドは管理職ですらない主任とされていたらしい。いくら何でも世界同時テロの指揮官にしては格下過ぎである。
必殺技の「テュホン・レイジ」のボイスは技名を叫ぶものだが空耳が多い。ボイス自体は明瞭なのだが、テュホン（ギリシア神話の暴風や台風の神）が耳慣れないのも原因だと思われる。
名前はフランス語の「Chrysalide（蛹）」を英語の綴りに置き換えたもの。
性能
上着を着た状態では技が少なくそれほど脅威ではない。
上着を脱いだ第2形態は長いリーチと代名詞的な巨大な飛び道具「テュホン・レイジ」、やたら判定の強い掴み技（足だが）「リーサル・インパクト」、無敵対空技「ライジング・ダークムーン」により攻撃を当てることもままならず、突進技「デスペレイト・モーメント」を使った永久コンボも備える。SNKのラスボスらしく高い性能を誇っている。
ストライカー動作では上着を着た姿で現れテュホン・レイジを放つ。オリジナルゼロが再登場した「2002UM」ではストライカーシステムはないが必殺技扱いで援護攻撃する。「2001」はともかく「2002UM」においてもラスボス時と担当声優が異なる。
「2002UM」ではデスペレイト・モーメントの永久こそ困難になったが、MAX版超必殺技「エンド・オブ・エデン」の性能上昇、何でも判定かつ全画面判定のMAX2「ライトニングディザスター」の追加など強化されている。
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関連項目
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