クルーテオとは、「アルドノア・ゼロ」(ALDNOAH.ZERO)の登場人物である。CV:速水奨
動画上でネタにされているが「Fate/Zero」の遠坂時臣とは声優繋がりであること以外、まったく関係はない。
概要
3月26日生まれ、37歳。身長187cmのA型。
火星「ヴァース帝国」に所属する「火星騎士」の一人。伯爵の爵位を持つ。火星騎士内の37家門の騎士の1人。
伯爵の地位を持つ者は、航宙艦であり城塞である「揚陸城」を持つ。専用カタフラクトとして「タルシス」を所有する。
騎士であるため高いプライドを持ち、他の火星騎士や一般兵と同様に地球人に対する嫌悪感を隠さない。
地球出身であるスレイン・トロイヤードを使用人(?)として預かっている。しかし、皇女であるアセイラム姫と親しいこともあり、何か進言するたびに杖(ステッキ)で打つ・殴る・突くと容赦がない。もちろん姫様の目がないところで。
同じ伯爵位であるザーツバルムとは友人関係。となればさぞ仲の良いことなのであろうかと思えば――
まさかの設定上のみで、暗躍する彼の所業には一切気づかなかった。
「ハイパーゲート」が失われて以降、ザーツバルムは強硬派をまとめ上げるだけでなく、クルーテオの周囲にはスパイが送り込まれている。食客として都合よくトリルラン男爵(キノコ)がいたのも偶然ではないと思われる。
もちろん、そんなことには気づかなかった。とはいえ、彼に非があるかといえばそうとも言い切れない。
そもそも地球圏の残存戦力が穏健派と強硬派に分かれていることも一切表面化していなかったのであれば、ザーツバルムが秘密裏に多数の同志を獲得していたということであり、一切をあえてクルーテオの耳に入らないように徹底されていた可能性もあるため。お互い友人ということで信頼していたために油断していたとか、帝国や皇族への忠誠心から省かれたなんてことはないはずである。たぶん。
アセイラム姫が暗殺されたときは、和平交渉へ赴こうとする姫を止められなかったむしろ自分の「不徳」であると後悔している。その一方で、状況を利用して兵の士気の高揚に繋げてもいる。
開戦に同時に揚陸城ごと東京へ降下し、 新たな領地としている。
長き渡る衛星軌道上の待機が続いていたこともあり、開戦に否定的ではない。
皇帝の休戦申し込みに対しても直訴し、出撃を求めるスレインの行動も認めなかった。
【ネタバレ注意】「私のタルシスの――」
8話において、撃墜されたスレインを拘束。
黙秘と理解できないスレインの言葉に対して拷問を続けるが、ザーツバルムが通信を切った後に、スレインが語り始める。その中でトリルラン卿の死の真相や、地球で唯一アルドノアドライブを起動できる人物など、これまでのパズルのような断片的な情報が(ようやく)組み合わさり、アセイラム姫の生存に気づく。
そしてただ一人、アセイラム姫への忠義を尽くし続けたスレインに敬意を表する。
スレインの介抱を命じ、地球連合軍との休戦協定とアセイラム姫の捜索を部下たちに通達。暗殺者たちの調査も始めようとするが――。
直後に暗殺事件の首謀者であるザーツバルムが強襲。
ザーツバルムの本性と、事の真相に気づいた。
「私のタルシスの用――」
揚陸城を破壊し始めたザーツバルムのカタフラクト「デュオスクリオ」に対して、愛機の用意を命じる。
しかし、その命令の途中でビームが繰り出され、光刃の中に消えてしまう。
愛機が活躍することなく、現在「生死不明」とされている。
……ただしこのとき、クルーテオ城のアルドノアドライブが停止したため、死亡説が濃厚。
ファンや二次創作では生存説も囁かれたが、10話ラストでタルシスが回収され(恐らく揚陸城も制圧されている)、スレインも死亡したと半ば確信しているため、生存は絶望視されている。
それでも二次創作イラスト・漫画・小説類では「どうしてこうならなかった」的なスレインやアセイラム姫と健在な姿の伯爵の姿が描かれ続けている。まだ、断言はされていないので、何らかの形で再登場の可能性がないわけではない。
また、彼の残した愛機・タルシスはスレインへと渡っている。
ザーツバルム曰く「(クルーテオには)過ぎたもの」
アルドノア学園(ドラマCD/ネタバレ反転)
アルドノア学園――そこは強烈な個性を持つ教師溢れると強烈な個性溢れる生徒が通う学校。
クルーテオ先生「いざ、時は来た!学徒の本分たるこの勉学。義をもって今こそ果たすべし……!」
はい!先生、言っている意味が分かりません!
「――――授業を始める」
※なお、スレインのことは「君」付けで呼ぶ。転校生の一生徒である彼に対して特に思うことはない。
声優繋がり
- 遠坂時臣
脚本家繋がりで非常によくネタにされたり「優雅」が囁かれたりする。ステッキも愛用。
身内に敵がいたりいなかったり……。「遠坂たるもの常に優雅たれ」 - クライン・サンドマン
こちらも某ロボットアニメのエレガントな司令官。ステッキも愛用。
ただし意外と豆腐メンタルなところも……。「グランナイッツの諸君!合神せよッ!」 - ニムバス・シュターゼン(少数)
(略)「私こそが!選ばれたジオンの騎士なのだ!」
挙げるとキリがないほど出演・活躍しているのだが、近年では上記の約1名が有名(ネタ)になり過ぎて、一部ではちょっと困ったことになっているとかいないとか。クルーテオの名前が「クルクル」繋がりでネタにされることも。
余談であるが、中の人は義姉の息子を引き取って育てているらしい(2008年オフィシャルブログ)。
飼い猫の名前は「カイザー」である。名前の由来は出演作品の某ロボットから。
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関連項目
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