「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」とは、劇場版クレヨンしんちゃんの20作目である。
概要
2012年4月14日公開、上映時間111分、興業収入約9.8億円。監督は増井壮一、脚本はこぐれ京、キャラクターデザインは原勝徳、末吉裕一郎。
クレヨンしんちゃん劇場映画20周年記念作品。シリーズで初めて宇宙が舞台となり、暗黒タマタマ以来ひまわりを中心とした映画である。20周年ということもあって、劇中では今までの劇場版のヒロインが登場し、「赤ちゃんの名前が決まったゾ」がリメイクされて回想として挿入されるという、お祭り的要素が詰まってる。また、上映時間は現在歴代で最長。だが、興行収入は「温泉わくわく大決戦(2000年)」以来となる10億以下となった。
ゲスト声優として、ココリコ・土田晃之・藤井隆・羽鳥慎一が参加。また、よしなが先生役の高橋由美が降板したため、今作以降は寺田はるひが務める。
クレしん映画シリーズとしては初めてBlu-rayが発売された。
あらすじ
ある日、しんのすけはひまわりと喧嘩してしまい「ひまわりなんかいらないゾ!」と叫ぶ。すると、謎の二人組が現れ、ひまわりを預かると言う。しんおすけが誓約書にサインすると、野原一家はUFOに連れ去られてしまう。
野原家は、地球の反対側にあり次元がわずかに違う場所に存在する「ヒマワリ星」という地球の兄弟星に連れていかれる。野原家は星の大王であるサンデー・ゴロネスキーとその配下である大臣たちと対面する。彼らが言うには、和みの力であるヒママターの地球から出る量が少なくなっており、このままでは地球は滅亡し兄弟星のヒマワリ星も同じ運命を辿ってしまうと言う。宇宙の平和のためにひまわりをこの星の姫にしてほしいという。だが、それはひまわりが一家と離れ離れになるということであり…
登場人物
サンデー・ゴロネスキー
ヒマワリ星の大王。禿げ頭で、名前の通りごろ寝が好きで、ダンスも好む。名前の由来は太陽の英語名である「sun」。
ウラナスビン
うっかり大臣。茄子のように下膨れの体型が特徴。名前の由来は天王星の英語名である「uranus」。
マズマズ・イケーメン
「そういうわけにはいきマースぇんよ、しんのすけ君」
イケメン大臣。名前の通りまずまずのイケメン。イケメンの選抜を厳しく行う。名前の由来は火星の英語名である「mars」。
ボインダ・ド・ヨーデス
「大王より非常事態宣言が出されました!」
おねむり大臣。名前にボインとあるように巨乳。数々の赤ちゃんを眠らせてきた。うらやましいゾ!名前の由来は土星。
まーきゅん
「この星では力づくなんていう野蛮な考えは全然通用しないんだから」
おつまみ大臣。サングラスをかけて髭を生やしてる。どこぞの配管工でもあり世界的に有名なゲームキャラクターに似てなくもない。ボールを使うことで邪魔者をつまみ出す。名前の由来は水星の英語名である「mercury」。
キンキン・ケロンパー
おしゃべり大臣。明るいニュースをみんなに知らせる。名前の由来は「金星」と愛川欣也&うつみ宮土理夫婦の愛称から。
モックン
「お荷物お運びしますけど、ありませんかー?」
CV - 隅本吉成
お運び大臣。パーマを生やしている巨漢。いろんな物を運んでくれる。名前の由来は「木星」。
ゲッツ
地球担当。地球に単身赴任している。疲れたような顔をしている。名前の由来は「月」。声優を務めた辻は次作の「バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」にもゲスト出演している。
スタッフ
- 原作/臼井儀人
- 監督/増井壮一
- 脚本/こぐれ京
- キャラクターデザイン/原勝徳、末吉裕一郎
- 作画監督/原勝徳、大森孝敏、針金屋英郎
- 絵コンテ/増井壮一、高橋渉、誌村宏明、横山広行
- 演出/増井壮一、高橋渉
- 脚本協力/中弘子
- 音楽/荒川敏行、多田彰文、松尾早人、井内啓二
- 音響監督/大熊昭
- 色彩設計/野中幸子
- CGI/つつみのりゆき
- エンディングアニメーション/林静香
- 制作/クレヨンしんちゃん制作委員会(シンエイ動画、テレビ朝日、ADK、シンエイ動画)
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 1
- 0pt