クロノ・ストーリーとは、mothy (悪ノP)が鏡音リン・レン、そして巡音ルカのトリオを用いて制作したオリジナル曲である。
概要
『七つの大罪シリーズ』に関連した曲の一つであり、全ての物語の序章。二部構成になっており、曲の途中で歌い手が交代する珍しい構成となっている。
まず、前半では「置き去り月夜抄」のラストで『魔女とその子分』を退治した双子が、その後どのような顛末を辿ったかを彼ら自身の視点で描写。
そして後半では、『七つの大罪シリーズ』のキーキャラクターであるエルルカ・クロックワーカーが初登場する。
悪ノP作品には珍しく、ストーリー中に一切どんでん返しが登場しない。
歌詞
・黄色い文字がリン、オレンジ色の文字がレン。灰色の文字が二人の合唱で、桃色の文字がルカの担当パート
聞こえてくるのは鳥の歌?
いいえそれは森の鳴き声
輝いているのは月の光?
いいえそれは燃える炎よ
かつて「母さん」と呼んだ人
暖炉の中で灰へと変わり
後に残った「始まりの罪」
僕らの手で七つに分けた
「色欲」は花
「悪食」は種
「傲慢」は石
「嫉妬」は泉
「怠惰」は風
「強欲」は土
そして 「憤怒」は森
舞い上がれ七つの罪
偽りの母から生まれた穢れ
回れ廻れ世界よ
この悪しき大罪
清めてよ
禁断の果実の手で
世界に放たれた七つの罪
森を守るエルドの樹は
すべての回収を友に頼む
「退屈しのぎになるならそれも構わない」
「どうせ時間は無限にあるし」
嗤う魔導師
愛する人を失い
大事なものを壊したその果てに
与えられた悠久は
彼女にとって空虚でしかない
全てを手に入れ
そして失った魔導師は
何を望む?
何を求める?
時の果てに・・・
一人の女から生まれて育まれ
七つに裂かれた罪のストーリー
時を越える魔女の酔狂な気まぐれ
森から始まる時の物語(クロノ・ストーリー)
関連動画
・オリジナル版
・繋がりのある曲
物語の主人公である、イブ・ムーンリットの最期が「クロノ・ストーリー」の冒頭で描写されている。
姿を消した双子が、時を超え再び姿を現した先。真面目に仕えていたかは不明。
双子はこんなところにも、一つ上の人物の従者として登場。
同じ容姿の人物が二人いるというややこしい事態になっている。
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トリヴィア
- 時期的には、歌の前半は「置き去り月夜抄」と同日の夜から翌日の朝にかけて、後半はその一年後と思われる。
- PVのラストで、エルルカが駆け付けたのは(直前の映像から推察すると)「ヴェノマニア公の狂気」の舞台となった、アスモディン地方にあるサテリアジス=ヴェノマニア公爵の館。
- エルルカはある理由から、登場する時期により容姿が変わっている。「クロノ・ストーリー」のPVを見ると、彼女の容姿の変遷と、元々どのような姿をしていたかが解るので、確認してみるのも一興だろう。
- あまり意識されないが、「
ぜんまい仕掛けの子守唄 」シリーズの第五作目。
関連項目
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