クローシェ・レーテル・パスタリエとは、ガストとバンプレストの共同開発によるPS2用RPG『ar tonelico ii~世界に響く少女達の創造詩』のヒロインである。
概要
分り易すぎるツンデレヒロインで秘められた過去を持つお姫様という立場ながら、ストーリーの牽引役でもあり、実質上の主人公とも呼べる。
トンデモナイ世間知らずかつ、気合いが入りすぎなレベルのファンシーグッズマニアでもあり、作中でも『主人公にペンギンの餌(鹿せんべいの様な物)をクッキーと誤認して食べさせる』等の天然ぶりを発揮していた。
ツンデレ担当だけあって、上記のペンギンの餌事件以外でも、ドSな女王様に誤認されやすい各種行動を度々とっているが、それは単なる照れ隠しのツン行為であり、コスモスフィアにおいて実はドMな気質の方が強いという事実が確認されている。もっとも、ドMといっても次回作ヒロインである『フィンネル』程ではないし、自覚もないので要注意。
また、概念上のコンピューターRPG最強呪文として知られるリセットボタンやチートを詩魔法「リセットボタン」「似非っとボタン」として本当に実装している要注意危険ヒロインでもある。
一方で、神の御子という立場もあってか、作品中世界ではFANも多く『クローシェ親衛隊(総勢100名)』なる集団も存在し、その支援の元に強大な魔法を行使する事が出来るが、その親衛隊のメンバーには
「レイピアでグリグリしてください!」「ヒールで踏んづけてください!」・・etc.
などといった白井黒子級の救いようがない変態淑女達が多数所属している。
アリス(ネタバレ注意)
※以下の記事には重大なネタバレを含んでいます。ここから先は自己責任で突っ走ってください。
人々を導く御子として押しも押されもしない存在の彼女であるが、実は「気がついたら御子となっていた」のであり、幼少期の記憶がない。
幼い頃はただの女の子であったのだが、3歳にして非常に強力なI.P.D.として覚醒(レーヴァテイルの項を参照)し、そのまま時の政権によって保護される。
そして研究所に閉じ込められ、過酷な人体実験を受けた果てに「御子クローシェとなればこの施設から出す」という悪魔の取り引きを交わし、過去の記憶を捨てたのである。
彼女の本当の名は聆珈(レイカ)・トゥルーリーワースであり、瑠珈(ルカ)・トゥルーリーワースの義理の妹であった。
余談だが、上記の経緯から公式記録上レイカは死んだことになっており、そのことが後々までクローシェとルカとの関係に影を落としていた。
そのクローシェが捨てた過去は、彼女の精神世界の中で「アリス」という別人格を形成し、生き続けている。
「髪も服も真っ黒な幼子」というべき容貌でその口調も幼いが、クローシェのトラウマを背負わされているが故にクローシェ本人からは恐怖され、忌避される存在となっている。
またレイカがクローシェとなって以降も、御子として不都合をやらかした際にはラボで再調整をされていたらしく、その際の記憶もアリスに押し付けられている模様である。
そんな生い立ちのためにクローシェの世界の住人の中では最も孤独に怯え、本当の意味の仲間を求めている。
軽々に彼女と口約束を交わし、裏切ろうものなら間違いなく↓のようなエラい目に遭わされる。
実は、アリスと対決(?)するコスモスフィアのレベル8に来る前に、ストーリー展開の都合上クローシェ(現実)は幼い頃の記憶を取り戻しているのである。
だが、レイカであったときの記憶は家族から引き離され、父と死別し、人体実験された記憶でもあるため、表で記憶を取り戻しても深層心理では未完了のまま残っていた、という見方も一応可能である。
※以上でネタバレは終わりです。
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