グルーデック・エイノアとは、アニメ「機動戦士ガンダムAGE」に登場するキャラクターである。CV:東地宏樹
概要
元々はコロニー「エンジェル」に妻子と共に住む青年であった。本編から14年前、エンジェルが謎の勢力の急襲を受け崩壊、妻子を失う。後に「天使の落日」と呼ばれる事件の被害者となった彼は元凶「アンノウン・エネミー(UE)」に復讐する為、地球連邦軍に入隊。コンピュータエンジニア(ハッカー)の腕を活かし中佐まで昇進、対UEに力を入れているコロニー「ノーラ」のアリンストン基地に配属される。
そしてノーラにもUEが出現、混乱に乗じてアリンストン基地に駐留していた宇宙戦艦「ディーヴァ」の正規艦長を拘束、連邦のデータベースを改竄し自らが艦長に成り代わる。ノーラの崩壊とガンダムの力を見届けた後はコロニー・ファーデーン、ミンスリーに赴き独自に戦力を増強、連邦からは反逆者扱いとなってしまうが彼の信念は揺るがず、UEの要塞「アンバット」に総攻撃を仕掛ける。そして「天使の落日」を実行したUEを射殺し「アンバット」を陥落させて復讐を果たした後は、ディーヴァクルーに感謝をして自室で妻子の幻と出会い、その後、自ら反逆の全責任を背負って軍刑務所に服役する。
アセム編では26年ぶりに出所しており、UEの正体等が公となった今では英雄として称えられている。
フリットを正統的なヒーロー(後に同じ道を辿る)とするならば、UEに対する復讐心が目立ち、手段を選ばない彼はダークヒーローとしての面が目立つ。実際悪役としか思えない悪い笑顔をすることが多い。一方でフリットの心情を察していたり、一戦交えたストラー・グアバラン中佐に対しては(いい)笑顔で敬礼をし別れるなど善人的な面も多少は持ち合わせている。
連邦軍には愛想を尽かしているようで、独自の戦力増強ももはや連邦には頼れないという彼の考えからきているものと思われる。「連邦はUEの正体を隠蔽している」という台詞から、まだまだ彼の隠している秘密はある(たぶん)。
UEに対抗できる戦力が2機しかない状況で、戦力を有効に使いUEを撤退させたこともあり、作戦立案のほうも割と優秀。ストラーもその点を指摘している。
青を基調としたデザイン、その特徴的なもみあげ、そしてグラサン。これらからデザインが公開された当時は「ジャミルじゃねーかwww」「テラニートwww」などの意見が上がるが、いざ蓋を開けてみると「ラスカル」や「偽艦長」等の愛称が広まっていった。
関連項目
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