略符 | Cen |
象徴 | the Centaur |
起源 | 古代 プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:13 赤緯:-50 |
正中日時 | 5月23日21時 |
広さ | 1060平方度(9位) |
3.0等以上の恒星数 | 9 |
最輝星 | リギル・ケンタウルス(-0.1等) |
メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
ポンプ座 りゅうこつ座 コンパス座 みなみじゅうじ座 うみへび座 おおかみ座 はえ座 みなみのさんかく座 ほ座 |
ケンタウルス座とは、トレミーの48星座の一つ。ケンタウロス座とも呼ばれる。
南天の明るい星座で、日本からは鹿児島県奄美地方・沖縄県・小笠原諸島の一部などで見られる。
概要
α星は1等星のリギル・ケンタウルス(以下リギル)で、地球に最も近い恒星系としてよく知られている。
このリギルは3重星で、一番外側を公転しているのが地球に最も近い恒星(赤色矮星、4.22光年)のプロキシマ(Proxima)である。
β星ハダルも1等星で、リギルの黄色に対しこちらは青白く輝く。
リギルとハダルを結ぶと、天の南極を指すみなみじゅうじ座を見つけることができる。ニセ十字と区別するためにも重要な星々である。
主な天体
恒星
データ
名称 | 視等級 | 絶対等級 | 距離(光年) | スペクトル型 | 変光星型 | 変光幅 | 備考 | |
α | リギル・ケンタウルス | -0.01 | 4.252 | 4.39 | G2V | 3重連星 系外惑星 |
||
β | ハダル | 0.60 | -4.799 | 391.83 | B1III | 脈動変光星 ケフェウス座β型 |
ごく僅か | 青色巨星 |
θ | メンケント | 2.06 | 0.780 | 58.79 | K0III | 橙色巨星 | ||
γ | ムリファイン | 2.18 | -0.825 | 130.09 | A1IV+ | 2重星 白色巨星 |
||
ε | バーダン | 2.265 | -3.322 | 427.26 | B1III | 脈動変光星 ケフェウス座β型 |
2.26~2.31 | 青色巨星 |
η | ケンタウルス座η星 | 2.322 | -2.537 | 305.53 | B1.5Vne | 爆発変光星 カシオペヤ座γ型 |
高速自転 | |
ζ | アルナイル | 2.55 | -2.81 | 384 | B2.5IV | 分光連星 | ||
δ | ケンタウルス座δ星 | 2.58 | -2.84 | 395 | B2IVne | 爆発変光星 カシオペヤ座γ型 |
||
ι | ケンタウルス座ι星 | 2.75 | 1.48 | 59 | A2V | |||
λ | ケンタウルス座λ星 | 3.11 | -2.39 | 410 | B9II: | |||
κ | ケンタウルス座κ星 | 3.13 | -2.96 | 539 | B2IV | |||
μ | ケンタウルス座μ星 | 3.47 | -2.57 | 527 | B2IV-Ve | 爆発変光星 カシオペヤ座γ型 |
星団・星雲・銀河
その他
神話
古代ギリシャでは、想像上の動物ケンタウロスとみなされた。由来が同じ星座にいて座がある。
由来が同じであるため、しばしば混同されてきた過去を持つ。いて座は、神の子たちを立派に育て上げたとされるケンタウロスのケイローンとする話が一般的である。 → いて座の神話
一方でケンタウルス座は、ケイローンではなくポロスという別のケンタウロスが由来だとされる。
関連コミュニティ
関連項目
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