ケンプファー (Kämpfer) とは、ドイツ語で「戦士」の意味。英語のファイター (Fighter) に相当する。
なお、「pf」は「プ」と「フ」を同時に発音するので日本人には難しく、「プ」をあきらめて「ケンファー」と言った方がドイツ人には通じやすい。そのため特にプロレス界隈などでは「ケンファー」が使われていることが多い。
本項では2を説明する
ケンプファー(MS-18E KÄMPFER)とは、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する、グフと並ぶ漢のMS(モビルスーツ、作中でのロボットの呼称)である。
概要
劇中に登場するジオンの特殊部隊『サイクロプス隊』がサイド6はリボーコロニーへの潜入時にパーツ単位で運び込まれ、無人の工場内で隊員達自らの手で組み立てられてゆき、遂に第4話にてケンプファーは組立て完了、ミーシャことミハイル・カミンスキーが酒を飲んだ状態で搭乗(いわゆる飲酒運転)した。ガンダムNT-1・アレックスの工廠強襲時には全身に武器という武器を装備しまくって連邦軍のMS部隊を単身で全滅させる等、圧倒的な雰囲気を漂わせていた。別行動を取っていた隊員達はアレックスの奪取に失敗し、ケンプファーの目前でアレックスは起動してしまうが、ミーシャはこれにも臆せず工場内にあらかじめ用意してあった必殺武器『チェーン・マイン』を取り出し、
「さぁ来い!戦い方を教えてやる!!」
と果敢に叫び、アレックスの体にチェーン・マインを吸着させ、大破させたように思わせたが…!?
機体解説
ケンプファーはゲルググのように総合的な性能の良さを目指したものとは違い、コロニー内での強襲などに特化したMSである。全身に装備した強力なスラスターによる一撃離脱戦法を得意とする。一方で装甲は機動力アップのため厚くなく、腰部スカートアーマーすら省略されたその外殻は「紙装甲」と呼ばれることもしばしばあるが、高速で目標へ接近するために取る(劇中で見せた極端なほどの)前傾姿勢時に、正面から見える範囲にだけ装甲を施されているのである(それでも紙なのは否めないけど)。
上記の通り特化機体のため、高速機動戦闘時の機体制御用に全身にバーニアを装備し、武器はビームサーベルを除く銃火器全てが推進に支障を来さない実弾(詳細は下記)、更に弾切れの際には頭部機関砲を除く全てをジョイントパーツごとパージでき、デッドウェイトにならないよう設計と、これでもかと言わんばかりの突撃機である。また、その攻撃性、機動性の他に驚くべき程の良好なメンテナンス性と解体および組立の容易さも忘れてはいけない。そのためか、一年戦争終結後もいくつかの部隊で使用されたようである。
主な武装
- ショルダースパイク - ザクのそれと同じように、左肩に3本のスパイクがついている。タックル用の武器というより単なる飾りか?
- 60mm機関砲 - 機体の頭部に内装されている。飛び道具の中では唯一の固定武装である。
- ショットガン ‐ 強襲用MSのために開発された武器。ルナ・チタニウムを使用した実体弾を発射する。グリップ部分は2タイプある。出撃時には1つは手に持ち、もう1つは腰部後面に取り付けていた。リロードは信頼性を重視しポンプアクションとなっている(電気信号でリロードすることも可能らしい)。
- ジャイアント・バズ - リック・ドムⅡが装備するものと同じもの。出撃時には背中に2つ担いでいた。これが無いとどうも物足りない。どこか納得いかない。
- シュツルム・ファウスト - 長い柄のついた使い捨て式のロケットランチャー。劇中ではザクⅡ改やリック・ドムⅡも使用していた。出撃時には両脚の膝関節辺りの外側に取り付けていた。和訳すると「疾風拳骨」である。
- ビームサーベル - ケンプファー唯一のビーム兵器。両脚の大腿部に内装されている。
- チェーン・マイン - おそらくケンプファーの象徴ともいえる専用武器。円盤型の吸着式機雷が沢山連なった形をしていて、これを目標物に吸着させ(吸着した機雷は連結部分から外れる)、爆発させることで攻撃する。1つずつ外して投擲することも可能。
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なお劇中で本機は使用しなかったが、トラックの中に隠匿される形でこの他にヒートホーク、ハンドグレネード等いくつかの武装が配置してあった。必要とあらばここから武器を補充する予定であったのだろう。
バリエーション
- YMS-18 プロトタイプケンプファー - 『1/144 MS-18E ケンプファー』組立説明書及び『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』に登場。文字通りケンプファーの試作型。
- MS-18F ケンプファーF型 - 『1/144 MS-18E ケンプファー』組立説明書に解説のみ存在する。ケンプファーのビーム兵器仕様。
その他
- 上記の通りの特徴、出演作品、その凄絶な戦果と最期、そして何よりもパイロットがイケメンの対極の存在として、グフと並びジオン軍が誇る「漢の機体」として非常に人気が高いMSである。ちなみにコレの後からジオンがやたらドイツドイツしてきたってことも事実。主にナチオタ出渕のせい。
- ガンダム世界に於いては「ジオン軍のMSの機体名では数少ない、有意味語の名称が用いられた機体でもあり、戦争末期の混乱振りが伺えるともいえる。」となっているが、ヒルドルブは(MSではないにしろ)後発作品かつ戦争末期ではない時期の設定のくせして有意義語を名付けられた。
- 「好きなMSは?」と聞かれたときにコレを答えると何故かニワカ扱いされる不遇の機体でもある。何故だ。そんな不届きヤツには両手を握りしめてシュツルムファウストをお見舞いしてやるといい。
関連動画
下記のストップモーションアニメではチェーン・マインが有効活用されている。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
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読み:ケンプファー
初版作成日: 10/01/05 11:52 ◆ 最終更新日: 12/05/20 10:30
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