「あんたが指揮官?可愛い顔をして、
うふふ…お姉さんがしっかり「お世話」してあげる」
ケーニヒスベルクとは、STGアプリ『アズールレーン』の登場キャラクター、KAN-SENである。
ドイツ海軍の軽巡洋艦、ケーニヒスベルクをモチーフにしている。
イラストはハオ。CVは小野涼子。
いい?概要の数値ばかり注目すると、実戦では痛い目に遭います。
銀髪をアップにまとめ、切れ長の目には蒼い瞳が見える。左目のそばには泣きぼくろがある。白と黒のワンピース形の服の上から、えんじ色の丈の短いジャケットを羽織るという出で立ちで、これは三姉妹とも基本的に同じコンセプトのデザインである。スリットの入ったワンピースから覗くガーターに吊るされたハイソックスの効果もあって、艶かしいおねえさまの雰囲気を漂わせている。
性格面は、外見から判断される通り大人っぽく、年上の余裕で指揮官に相対してくる。自らを「先生と呼んでもいい」と言い、訓練を施してくれる。恋愛的なやり取りの経験もあるようで、局部タッチに対しても「お姉ちゃんが正しい女の子の触り方を教えてあげようかしら?」と逆に誘ってくる始末だ。
さて、ここまでは良くある「年上のおねーさん」枠であるが、問題は端々にヤバい本性が滲み出ていること。
「ムチは慣れれば痛くなくなりますの、指揮官、試してみませんか?」
これはまだいいとしても、強化を行うと、
「少し気持ちいいわ……(パチン!)指揮官、ちょっと付き合ってもらってもいいかしら?」
戦闘でスキル発動するときは
「ふふん、あんたたちも調教されたい?」
極めつけは、好感度系セリフ。通常時はまださほどでもないが、親密度があがるごとに妖しさが段違いになってくる。そして、「愛」「ケッコン」のセリフは…確かめたいという指揮官は挑戦されるのが良かろうが、ある意味で身の安全は保証しかねるのでそのつもりで臨もう。だれだ?我々の業界ではご褒美ですって言ってる奴は?
性能面は、バランスはとれているが決して高くはない。この辺はレアリティNなので仕方ないところ。
回避・雷装は比較的高いが装填値が良くない。ただ、これは下記のスキルで挽回できる。全弾発射は全方位に広がるタイプ。自爆ボートなどのザコ処理に向いていると言える。
スキルは「装填指揮・巡洋艦」、前衛艦隊に配置された巡洋艦限定で、装填値を15%(初期5%)高めてくれる。一見火力増加のスキルのほうが手っ取り早そうだが、魚雷戦などを重視するなら回転率を高めてくれるこのスキルは結構有効。もちろん主砲の手数も増すのでそちらの威力アップにもつながる。けっして侮れないスキルだ。妹達と前衛艦隊を組めば、カールスルーエとケルンの「火力全開」と効果が相まって思わぬ破壊力を発揮する。お手軽な割には結構強力な前衛艦隊が実現できるのである。
もちろん、妹達にかぎらず、他の艦でも有効な組み合わせは多い。例えば同じレアリティNであるロイヤルのリアンダーは「砲撃指揮・巡洋艦」を持つため、火力と装填を互いに補填し合える。低燃費周回用のコストパフォーマンスの高い前衛艦隊が組めるだろう。
そんなわけで、多くの指揮官にとってはポンポン落ちるだけの素材艦と見られがちだが、実は使いどころはしっかりあるお姉さんである。
いままで目立たなかった原因として、声が実装されていないことが上げられたが、最近(2018年3月8日)のアップデートでついに声が実装された。上記の妖しい面も含め、ケーニヒスベルクの魅力は大幅に増したといえる。
女性の年齢を聞くのは紳士のすることじゃありませんよ?(史実)
ケーニヒスベルク級軽巡洋艦は、大戦間の時期のドイツ(つまり、ワイマール共和国)海軍がヴェルサイユ条約の制限下で建造したものである。姉妹艦3艦ともに頭文字が「K」の名前のため、「K級軽巡洋艦」とも呼ばれる。
6000tという排水量の制限にそって、150mm三連装砲を3基搭載し、魚雷発射管も2基搭載とかなりの重武装となっていた。他方、軽量化のために軽合金を多用。当時としては先進的だった電気溶接による艦体の組み立てを行った。
そして、更に先進的だったのが推進機関である。高速性が特長の蒸気タービンは、一方で低速域での効率が悪かったため、そこを別途ディーゼル機関を搭載して、状況に合わせて切り替えることでカバーしようとしたのだ。この方式は、CODOS(COmbined Diesel Or Steam)と呼ばれた。我がドイツの技術力は世界一ィィィ!
…と言いたいところだったのだが、完成してみれば低速向けのディーゼル機関は思ったほど燃費が良くなく、しかも機関の切り替えはいちいちシャフトを人力で付け替えるという代物。実際問題、切り替えのためには何時間も航行不能な状態が続くため、敵を目の前にしてそんな悠長なことはやっていられない。まさしくアイデア倒れの典型であった。
そして、まだ問題はあった。このケーニヒスベルク級は撤退戦での砲撃力を重視して、後方に2基の砲塔を積んでいる。これが、いざとなれば前方にも射撃できるようにと、中心線から互い違いにずらして搭載した。またもやアイデアの勝利のごとくに思えたが、ただでさえ重い主砲塔を端によせて積んだら、重心が上がってバランスが悪化するのは自明の理。このままではひっくり返ってしまうので、艦底に燃料を積んでバラスト代わりにしたものの、それを消費してしまうと同じことなので無給油の長距離航海は無理、つまり外洋に出られないことになってしまった。「巡洋艦」の名が泣くぜ。
さらに、電気溶接による艦体も外洋の荒波によって歪んだりひび割れたりしてしまうことも問題になった。もっとも、これは当時の電気溶接技術が未熟だったことによるもので、この艦特有の問題とは言い切れない。
ケーニヒスベルク級1番艦「ケーニヒスベルク」は、1927年3月26日進水。1929年4月17日就役。
1930年正月早々から本格的に活動を開始、長らく偵察艦隊の旗艦を務める。その間に北欧、地中海、イギリスを訪問したりしている。1936年にはスペイン内戦において海上査察の目的で同地に派遣された。帰国後は砲術練習艦となった。ゲームでの先生キャラはこれが元ネタのようだ。
第2次世界大戦が勃発すると、彼女は北海で機雷敷設に従事。地味な仕事であるが、ドイツ海軍はイギリス海軍と正面切って戦える体制はまだ整っておらず、積極的とは言えないがこれはこれで有効なやり方であった。そもそも、上記の問題でK級姉妹は近海でしか活動できなかったのであるが。
1940年、ドイツは北方への海路を確保するためにノルウェーへの侵攻を企図。持てる戦力の大半をつぎ込んで沿岸の複数の拠点を同時攻略しようとした。その中で、ケーニヒスベルクはベルゲンという港を制圧すべく、妹艦のケルンと共に出撃した。1940年4月9日のことである。この時、海岸から砲台による射撃を受けて損傷。それでも、上陸部隊を陸に上げることに成功し、港と市街地はドイツ軍に制圧された。上陸作戦は成功したものの、そこはイギリス本土から最も近い場所である。当然、事態を知ったイギリス軍は海軍機を差し向けてきた。4月10日、スクア爆撃機によって空襲を受け、港にとどまって修理中だったケーニヒスベルクは3発の爆弾が命中して転覆、沈没した。
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うん?指揮官、まだ元気なんだ…関連項目を増やしても良さそうですね~
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