ゲオルギー・カトゥアール / ジョルジュ・カトワール(1861~1926)とは、19世紀末から20世紀初頭に活動した作曲家・ピアニストである。
概要
フランス系ロシア人でフォーレのような室内楽曲を残しているが、本職はピアニストも兼ねている。
もとはモスクワ大学で数学を専攻しており、卒業後家業に携わったが音楽家に転じた。フランツ・リストの弟子である、カール・クリントヴォルトにピアノを師事し、彼の影響からワーグナー派に属する。そのためロシア5人組からは相手にされず、ピョートル・チャイコフスキーの支援で楽曲を発表していった。
その後作曲を学ぶべきだという進言もあって、ようやくニコライ・リムスキー=コルサコフに会う機会を得たが、リムスキー=コルサコフは彼をアナトーリー・リャードフのもとに放り投げ、リャードフに音楽のイロハを叩きこまれたのである。またアントン・アレンスキーと親睦を深めている。
しかし彼の作曲活動はほとんど相手にされず次第にやめてしまい、モスクワ音楽院の教授としてニコライ・ミャスコフスキーやドミトリー・カバレフスキーを育て上げたことのみ評価されている。近年マルカンドレ・アムランが取り上げたことで知られるようにはなってきている。
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大辞典には載っていない反面ニコニコにちらほら動画があるのがこの人の評価を表している、と思う作曲家を作成