ゲドラフとは、
1.機動戦士Vガンダムに登場する、ザンスカール帝国の軍部ベスパが使用する量産型モビルスーツ(以下MS)。
2.タイヤの形状そのものを指す言葉。
本項では1について記述する。
概要
ゲドラフ GEDLAV |
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型式番号 | ZM-S24G |
所属 | ベスパ |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 13.8 m |
重量 | 6.9t |
装甲材質 | チタン合金ネオセラミック複合材 |
武装 | ビーム・ライフル × 1 |
ビーム・シールド × 2 | |
ビーム・サーベル × 2 |
ベスパに所属する汎用量産型MS。
汎用型であるが、実質的にタイヤ型支援SFS「アインラッド」に搭載して運用することを前提として開発されたMSである。
アインラッドに直立姿勢で搭乗しやすい様この時代の小型MSの中でも特に小柄なMSになっている。アインラッドに搭乗した状態で両腕に装備されたビームシールドを展開することで、死角のない防御力を発揮する。
またカテジナ・ルースの機体はアインラッドにワイヤーを接続し、ヨーヨーの要領で投擲兵器として使用する芸当も見せている。
ただしこの機体単体の性能は特筆すべきものがなく、武装も最小限のもので、敵にアインラッドを奪われたり、アインラッド無しの場合は貧弱になってしまう欠点を持つ。ただし汎用機らしく、単体で戦っている場面でもそこそこの跳躍力を見せるシーンがあるほか、カテジナの機体は大破しながらも大気圏の突入に成功している。
アインラッドの高い汎用性を最大限に生かすことができる機体である為評価は高く、"地球クリーン作成"のために地球上に降下した「モトラッド艦隊」に多数配備されたのを皮切りに、ザンスカール戦争後期のベスパの主力機として活躍する。
主なパイロットはカテジナ・ルース、ルペ・シノ、その他彼女達の配下のパイロットが数多く搭乗していた。
アインラッドと機体が固定されたブルッケングという機体も存在する。
アインラッド
アインラッドとは、ベスパがザンスカール戦争後期に投入したタイヤ型SFS(サブフライトシステム)。
対ビームコーティングを施した巨大なタイヤの内輪にMSが搭乗することで運用される。
その為正面からの攻撃を完全に防ぎ、戦艦の主砲にも耐えることができる。
ドダイやメガライダーのように単体でパイロットが乗り込んで使用することは不可能である。
武装は上部に配置された固定式ビームキャノン×2、ミサイルポッド×1で、
タイヤの形状を生かし体当たりするだけでも相当な破壊力を発揮する。
またタイヤは二分割され中央が開閉できるようになっており、正面の敵を内部のMSが射撃することが可能。
MSが搭乗する側面ががら空きなのが欠点だが、ビームシールドを展開することで解消することができる。
宇宙、地上、空中、水中といかなる空間でも有効利用できる、宇宙世紀史上でも最強クラスのSFSであるが、
流石にV2ガンダムのオーバースペックな武装の数々(光の翼、ビームスプレーポッド)には太刀打ちできないようで、
アインラッドごと撃破されてしまう場面も見られる。また固定装備のミサイルポッドを攻撃されると
弾がアインラッドに誘爆して撃破されるシーンがあるなど、実際は完全に死角がない訳ではない模様。
推進力が何なのか、飛行速度がどのくらいなのかも不明。「タイヤが空を飛ぶな!!」
改良型にツインラッドという、固定武装の追加と二輪結合したタイプも存在する。
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