コミケスタッフとは、コミックマーケットを影で支えている物好き縁の下の力持ちの集団である。
概要
毎年夏と冬、年二回開催されるコミックマーケットの文字通り運営スタッフの事。
基本的にボランティアで構成されており、学生から社会人まで本職は様々。
例えば救護室にいるスタッフは(当然の事ながら)プロの医師、看護師である。
中には某漫画雑誌編集長もいる。
現在、登録者は毎回3000人(でも実働は…)に達するとかしないとか。
よくある誤解
- バイト代わりに参加したいんだけど、日給いくら?
→出ねえよ - 交通費は?
→出ねえよ - スタッフって大手サークルから新刊取り置きしてもらえるんでしょ?
→なにそれ美味しいの?
(仮にあったとしても、古参のスタッフが大手サークルが大手じゃなかった頃からプライベートでお友達なだけです。ヘタにやるとスタッフから追放されます) - 本買いに行ける?
→それが目的ならサークルになったほうが早くていろんな意味で安上がり。
絵や文章が書けなくても、好きな作品に対するほとばしる熱いパトスを延々と書き連ねるだけでも、それは立派な同人誌だし、それで貴方は立派な同人作家です。
というか、そういうサークル意外といますし、需要がゼロというわけでもありません。
エッフェル塔と東京タワー、どっちがタチかネコかで議論できる世界だし。 - じゃあなんでやってるんだよ!?ばかなの?しぬの?
→「好きだからやってんだよ!もんくあっか!?」
とまあ、大抵こんなものです(一部例外除く)。
あとはほら、気がつくと何故か毎回その場にいて、気がつくと声を張り上げてたりとか…
- そんな事しないで金で雇えばいいじゃん。儲けてるんだろ?
→実際問題、金で雇ったバイトはほとんど当てになりません。
一日15万人を捌く、わずか三日間だけのコミケスタッフは何よりも積み上げたノウハウと、やる気が物を言います。
やる気がなく「金貰えれば適当でいいや」だったり、その日限りで二度と参加しないアルバイトばかりだと、毎回ほぼ全員に新人として業務を教え直さなければならず、非効率的というより全く意味ないばかりか、トラブルの可能性が激増します。
(過去、オンリーイベントで何度かそのようなことが発生しており、一般参加していたコミケスタッフがいつの間にか列整理を始めていたという話は黒歴史と共に伝説になっていたり)
だからこそ「同人イベントが好きで意欲的に参加してくれるスタッフ」である必要があるのです。
後遺症
以下のような症状が出た場合、一度身を引くか、色々開き直ってしまうべきと思われます。
- 夏休み開け「よく焼けてるね?どこに行ってきたの?」と聞かれた
- 列を見ると整理したくなる。というかしていた
- エスカレーターで真ん中に立ちたくなる(本当は正しいんだけど)
- エスカレーターで立ち止まってたら後ろから煽られた(本当は正しいんだけど)
- 同人イベントがあるととりあえずスタッフ登録したくなる
- 人ごみを見ても「なんだ、この程度なら大丈夫だな」と思ってしまう
- 曇っていると「いい天気だな」と思うようになった
- 日常的に「ネタ」を考えてストックするようになった
- 休憩時間は寝てるだけで結局本を一冊も買ってなかった
- 半年に一回必ず重病になる
- 半年に一回必ず身内に死人が出る
関連項目
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