コメダ珈琲店とは、株式会社コメダホールディングスが運営する、全国展開している喫茶店チェーン店である。姉妹店には甘味喫茶おかげ庵がある。
概要
1968年に名古屋市に個人経営の喫茶店として創業。1975年に株式会社になり、1990年頃からフランチャイズ店舗を増やしている。2000年頃から関東・関西にも進出、2013年には東北や九州にも出店し、2019年に唯一未出店だった青森県に新店がオープンしたことにより、全47都道府県への展開が完了した。創業50周年、節目の全国展開である。
店舗内は共通して木材、レンガを使用した落ち着いた雰囲気の内装となっている。居心地の良さから長時間談話を楽しんだり、商談などビジネスの場に用いられることも多い。
もちろんコーヒーがメインだが、サンドイッチやパンなどの軽食メニューもかなり多い。パン、サラダ、揚げ物がセットになった大皿や各種サンド系のスナックもある。その量やゴツさにも定評があり、「メニューの料理を頼んだら写真の1.5倍はある量だった」などという逆写真詐欺っぷりを発揮している。また、クリームコーヒーなどのソフトクリームは注文の際にホイップクリームへの変更が可能。冷たい物が苦手な人は覚えておこう。
名古屋発祥の喫茶店チェーンということもあり、ほとんどの店舗で名古屋地区の喫茶店で定番であるモーニングサービスが行われている。朝11時まで、ドリンクに焼きたてトーストが付き、ゆで卵/たまごペースト/名古屋名物おぐらあんのどれか1つ選ぶ事が出来る。
そしてコメダの代名詞ともいえる人気メニューがシロノワール、それを目当てに食べに来る人も多いとか。詳しくはシロノワールの記事へ。
かつては発行した店舗でしか利用出来ないが9枚綴り¥3100のコーヒーチケットや、7枚綴り¥3100のたっぷりチケットという1冊当たり400円~760円も料金がお得になるサービスがあった。現在はカード化し、全国共通かつ全メニューで使用できるプリペイドカード、KOMECAが基本的にその役割を担う。支払いにはKOMECAの他にもクレジットカード、TOICAなどの交通系ICカード、iDや楽天Edy、クイックペイが使用可能。
ただし比較的自由な基準でのフランチャイズ経営ということもあり、KOMECAおよびクレジットや非接触決済の対応店舗についてはかなりまちまちであり、本拠地愛知県及び近県ではさらにこの傾向が顕著であるため、事前に公式サイトにてチェックすることが望ましい。
またその関係もあり、KOMECAに完全に置き換えられず、コーヒーチケットも健在である。
余談:コメダ珈琲は韓国系?
今なおネットではコメダ珈琲をネガキャンする際にたまに言われていることである。
そもそもこれの出所というのが2012年末頃から13年にかけてMBKパートナーズという投資ファンドが430億円かけてコメダの全株式を買収したというところにある。[1]MBKパートナーズ自体は米国の投資ファンド会社の1つであるカーライルグループから独立した数名の社員が創設したアジア向け投資ファンド会社なのだが、そのうち中心となった人物が韓国籍であり、社名も彼の名前をもとにしている。確かに韓国籍の人物は関わってはいるもののこれを果たして韓国企業と呼んでいいのかは怪しいのは言うまでもない。そもそも複数国にまたがる投資ファンド会社自体を1国でどうこう言うものでもない。
その後、コメダは徐々に成長を続け、2016年6月末にはコメダホールディングスとして株式上場。MBKはコメダ株の売却をはじめる。当初は約61%の売却であったが、その後も継続し2017年6月をもって持ち株のすべてを売却完了、MBKとコメダの関係は完全に切れたこととなる。[2]MBKは売却益で大収入を得ており、結果的にMBKの投資としても大成功をおさめている。
2022年現在の筆頭株主は国内信託銀行である日本マスタートラスト信託銀行が約9%であり、他にも国内企業が名を連ね、名目上でも実質的にも完全な国内企業である。これを韓国資本の隠れ蓑だという頭お花畑もいるがそんなことをする意味が不明である。そもそも韓国だからとか言ってる時点で信用に値するようなものでもないというのはおいておく。
関連動画
関連静画
関連項目
関連リンク
脚注
- *【コメダ】2013.1.15. MBKパートナーズが買収、名古屋発祥の喫茶店チェーン https://diamond-rm.net/flash_news/19588/
- *日経新聞 コメダ、筆頭株主のファンドが売り出し
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