コモリンのどうくつとは、ドンキーコングリターンズに登場するトラウマコースである。
概要
4面「どうくつエリア」の最終コース。「どうくつエリア」は全てトロッコorロケットバレルで進むコースであり、どのコースも難所となっているが、この「コモリンのどうくつ」はその中でも特に難しいコースとして知られている。
洞窟を進んでいくと、背景の奥で大量に寝ている大小様々なコモリンとその傍に置かれたロケットバレル。この時点でもう嫌な予感がビンビンするのだが…。案の定ロケットバレルに乗るとその爆音でコモリンたちが一斉に起きて襲いかかってくる。
その後は上下左右から襲ってくるコモリンや地形に当たらないよう(もちろん当たると即ミス)進むのだが、最大の難関は終盤、後ろから追ってくる超巨大コモリンが放つ超音波弾をかわしながら進む場面である。何が難しいかというと、この超音波弾の精度が異常なまでに的確なこと。まるでプレイヤーの動きを予知しているかのような絶妙な位置に放ってくるのである。加えてロケットバレルの操作自体が不安定なこともあって、異常なまでの被弾率を誇る。
この偏差射撃のような攻撃だが、その正体は『自機狙いで移動する敵機が定期的に放つ直進弾』である。通常こういった攻撃は動きの速い敵が正確に射抜いてくることが多いのもあり、『下手に動かず引き付けてからサッと躱す』のがセオリーとなっている。だが、このゲームでは少々事情が変わってくる。
原因は何といってもロケットバレルの操作性の悪さ。横移動ができないため、画面前寄りに陣取って着弾までの余裕を長くするなどと言った小技は許されず、前述の通りその上下移動すら慣性が強い上スライドパットや方向キーによる操作ではないため異常に制動が利きにくい。障害物避けたつもりが逆に突っ込んでしまうこともザラで、とてもではないが『サッと躱す』などといった芸当ができる操作感ではない。
ここに超巨大コモリンの動きの遅さ(自機に追いつけずにちょっと前にいたところに撃ち出される)と『狙ってるっぽいから引き付けてから避けよう』というプレイヤーの意識が合わさると奇跡的にまるで未来位置を予測して撃ってきているかのような弾道が出来上がるのである。
更には嫌がらせのように超音波弾エリアに置いてあるGパネル。パネルを取ろうとするとルートが固定されてしまうので、被弾率は更に上がる。その上ご丁寧に判定は横に長いので、何とか動き回りながらアイテムを取りに行こうとギリギリ後ろをすり抜けようとすると事故を起こしがち。ここで犠牲になったドンキーは数知れないだろう…。
そしてこの後にはアイテム回収のため画面下にいると否応なく被弾するはかいこうせんビーム状の超音波が待っている。超音波の弾幕が止み、一息つけたと思いきやこいつにぶち抜かれたプレイヤーも少なくないだろう。
そのコモリンであるが、続編の「ドンキーコング トロピカルフリーズ」では、どうくつエリアが凍り付いた姿である6-4「雪玉のどうくつ」の背景で凍りついている。ざまぁと思った人、必ず助けてやるからなと燃えた人、氷が割れて背後からまた来るのではないかと恐怖した人などなど、様々な人がいたようである。
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