ゴキブリ汁とは、ゴキブリを新聞紙や雑誌などで殴殺した際に、破裂したゴキブリから流れ出た血の様な液体を指す。
概要
昆虫の「血」と認識されている液体は、厳密に言えば「体液」である。
脊髄動物は血液で体内の組織に酸素を運搬している。この時、血液中でその運搬の役目を担っているのが「ヘモグロビン」や「ヘモシアニン」といった色素である。そして、この色素の色に血液の色は由来している。
人間など「ヘモグロビン」を持つ動物の血液色は「赤」。
タコ、イカ、貝類など「ヘモニシアニン」なら「青」。
しかし、昆虫の場合この色素は体液中に保有していない。昆虫は「気管」という組織で体に酸素を送り込んでいるるためである。
なお、ゴキブリの様な成虫でも雑食のものの場合はそれ以後も関係し、体液の色は捕食した物によって「白」や「淡黄緑色」などに変化するらしい。
関連項目
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