サイクロンとは、遊戯王OCGに登場する魔法カードである。(一部遊戯王カードWikiより引用)
概要
「Magic Ruler -魔法の支配者-」(2000年4月20日発売)で登場。
魔法・罠を除去する速攻魔法の代表的存在。第2期で「速攻魔法」の追加と同時に登場した最古の速攻魔法であり、このカードを意識したであろう相互互換、下位互換も多数登場している。
いわゆる「バック除去」ができる魔法・罠・モンスターは多数存在するが、このカードは速攻魔法であるが故に汎用性が高く
- 「伏せておけば相手ターンに発動可能」であり通常魔法と比較して先行でも腐らない
- 「手札から発動可能」であり罠カードと比較して後攻でも使いやすい
- スペルスピード2なので永続罠など「場に残る魔法・罠にチェーンして発動し無効化」できる
- 伏せたカードをそのターンのエンドフェイズに破壊し実質無効化できる(通称「エンドサイク」)
など利点は枚挙にいとまがない。発動条件やコストもなく「自分・相手」「表・裏」を問わず破壊可能。
登場から現在に至るまで完全上位互換が存在しない唯一無二のカードである。
除外ができる「コズミック・サイクロン」登場以降そちらが優先される傾向にある。ライフコストの有無、除去手段の違いにより一長一短なため、どちらを優先するかは環境やデッキ次第だろう。
規制状況
2004年9月1日:制限カードに指定。単体で強力なだけでなく「悪夢の蜃気楼」とのコンボが危険視されたのだろう。後に下位互換が多数登場し、禁止化を仄めかしてるとプレイヤー間で憶測されていた。
2010年9月1日:準制限カードに緩和。同時に「大嵐」が禁止カードになっており、それと入れ替わる形での緩和である。
2011年9月1日:制限解除。同時に「大嵐」が緩和されており、上記の「大嵐」禁止化に伴い伏せカードによる先行制圧が助長されていため、環境を動かすための緩和だろう。
裁定、余談
- 原則、魔法・罠カードは破壊しても効果は無効にならない。詳細は「最強サイクロン」を参照。
- 自身を対象にできない。明記されていないが、類似カードも同じ裁定なので文字数を節約するためだろう。
- アニメでも多くのキャラクターが使用しており、VRAINSを除くOCG題材の全シリーズで使われた。
関連動画
関連項目
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