「サッカーブロール」とは、1991年にSNKが発売した業務用7人制格闘サッカーであり、ロボ選手によるラフプレーOKの21世紀新感覚スポーツアクションゲームである。
格闘サッカー、いま開戦!
殴る、蹴る、何でもあり。21世紀の新格闘スポーツを体験せよ!!
MVSで業務用稼動後、1992年3月13日にネオジオROM版発売(21800円)、1995年3月31日にネオジオCD版発売(5800円)、2012年3月27日にWiiのバーチャルコンソールで配信された(900Wiiポイント)。
概要
歴史あるスポーツ、サッカー。
このサッカーを原型にラグビー、アメリカンフットボールなどエキサイティングなゲームから生み出されたという。
そして今、最も過激なゲーム「サッカーブロール」へと究極の進化を遂げた。
フィールド上の7体のロボ選手をコントロールせよ!
パンチ攻撃あり、必殺シュートありの格闘サッカー、いよいよキックオフ。
1993年にJリーグが誕生してサッカーブームが訪れようとするよりも以前の1991年。
SNKが業務用タイトルとして発売したNEAR FUTURE SOCCER GAMEが「サッカーブロール」である。
11人で行う実際のサッカーと異なり、選手をロボットにして7人制(フィールドプレイヤー6人)で行うオリジナルサッカーであり、人数が少なくなった事により、ドリブル突破を狙いやすくし、ボールがサイドラインを割っても両サイド(画面上下)に設置されたバウンドウォールがボールをはじくことでプレイを続行させる(ゴールラインをわるとコーナーキックまたはゴールキックで、ボールがサイドラインを超えて静止した場合はスローインになる)事で、高速なゲームを展開させることが出来る。
また、このゲームの特筆すべき点としては、スライディングやタックルの他、アームパンチでエネルギー弾を発射する事が出来るという数々のラフプレイがいっさいファウルにならず、ボールを直接あてたりタックルする事で相手選手にダメージを与えて一定時間動けなくする事が戦術となっている。
反面、プレイヤーが操作できないゴールキーパーがチート性能を誇り、普通にシュートしたのではほぼ確実にセーブする為、上下にふったり、パワーシュートと呼ばれるパワーチャージしてから放つシュートをはじかせたところに押し込んだり、コーナーキックやセンタリングからのシュートといったサッカーゲームらしいテクニックも必要となっている。
しかし時代はまだサッカーブーム以前であり、2クレジット必要な対戦モードが1試合でゲーム終了というインカム至上主義だった事もあってかヒットせず、Jリーグ開幕後のサッカーブーム時に発売され、シリーズで4タイトル発売された普通のサッカースタイルゲーム「得点王」シリーズと異なり、完全に埋もれていった。
そして2010年。中野TRFで行われたコンプリートゲーマーズトーナメント特別編にて競技にえらばれた。これはワンチャンある?
操作方法
Aボタン | Aボタン(パワーチャージ) | Bボタン | A+Bボタン | |
OFFENCE(ボール所持中) | キック | パワーシュート | パス | --- |
DEFENSE(ボール非所持中) | スライディング | アームパンチ | ヘディング | タックル |
ゲームシステム
- ロボ選手7人で構成された以下のチームからプレイする国を選択。
- チーム同士で戦い、試合終了まで得点を多く入れたチームの勝利。
- 試合終了時に同点の場合はPK戦で勝者を決定。
- チームは、ヘッドマスター(1人)+ノーマルマスター(5人)+ゴールキーパー(1人)の7人で構成。
- ヘッドマスターは、以下の特殊なパワーシュートを放つ事が出来る。
- フィールド外にボールが出ても、サイドのバウンドウォールにはじかれて戻ってきた場合はプレイ続行。
- ・ゲームは、一人用の「LEAGUE MODE」と、対戦用の「VS MODE」がある。
※対戦は、最初から2クレジットいれてVS MODEを選ばない限り出来ないと言う「開発関係者のだれもきづかなかったのか」と言いたくなる仕様になっている。
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関連項目
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