サバンナシマウマとは、ウマ科ウマ属に分類されるシマウマの仲間である。決してナメクジではない。なお、ウマとあるが、実際にはシマウマはロバに近い動物である。
概要
シマウマの記事でも触れられているが、シマウマというのは3種の動物の総称であり種の名前ではない。
その3種のうちの1つがサバンナシマウマである。
さらに、サバンナシマウマという種は以下のような亜種に分けられる。
シマウマの模様は大きく分けて4種類存在するが、このうちお腹まで縞がある2種類の模様がサバンナシマウマのものである。
その2種類の模様の差は縞と縞の間に影縞という薄い縞があるかどうかであり、サバンナシマウマの亜種を見分けるポイントの一つになる。
加齢に伴いさらに気性が荒くなり、少なくともウマのように飼育することはとても困難である。騎乗するのは夢のまた夢で、この気性の荒らさから、ライオンも下手に手を出すと顎を蹴り壊されることもある。
ライオンやヒョウ、ハイエナ、ワニ、リカオンなどが天敵で、基本的には群れで生活している。群れていれば強い個体はまず狙われることはなく、弱った個体から淘汰される。
縞模様の特徴は、後半身の縞模様の幅が広くお腹まで模様が伸びているのことである。こういった縞模様がある理由については諸説あるが、少なくとも温度の上がり方が違うことで体温調節をするという働きについては否定されている。ツェツェバエという吸血性のハエから身を守るためという説もあり、これについては、シマウマの体毛は短いので吸いやすいのにも関わらず、ハエからシマウマの血液がほとんど検出されなかったこと、ハエとシマウマの生息域は重複していることから何らかの影響は与えているという結果がでているため、信ぴょう性がある。
霊長類以外の動物に関しては、色の感受性がそれほど高いというわけではないので、こういう縞模様でも目立つというわけではない。とはいえ決して外敵を避けるという意味においては無意味ではないと考えられており、いくつかの役割が重複しているのではないかとも考えられている。
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