サルト・サーキット(仏語:Circuit de la Sarthe)とは、フランスのル・マン市にあるレーシングサーキットである。ル・マン24時間レースの開催地として知られる。
概要
全長が13.629kmというロングコースで、一部をル・マンブガッティサーキットと共有し、2/3が公道区間を走る。ただしストレート区間が多いため、現在のル・マン24時間レースでは4分以内での走行が可能となっている。
現在のレイアウトの原型ができあがったのは1921年で、1923年より24時間レースが開催された。
もともとは単純なレイアウトであったが、マシンの平均速度が上がるにつれてレイアウトを小変更していき、2007年に現在のレイアウトが完成している。
特にユノディエールは6kmもある非常に長いストレートであったが、現在は2つのシケインを設けてスピードダウンさせている。
コースレイアウト
スタート地点から、右に緩やかなダンロップ・カーブを抜けると、クランク状のダンロップ・シケインが待ち構えている。
そこを過ぎるとル・マンブガッティサーキットと分岐する。
テルトル・ルージュを過ぎると公道区間となり、ユノディエールを迎える。かつては6kmもあるストレートであったが、最高速度が400km/hを超えたため、1989年に2つのシケイン(ニッサン-プレイステーション-フォルツァ・モータースポーツ、ミシュラン)が設けられた。現在ではLMP1マシンで320km/hまで抑えられている。
ユノディエールの先に、低速のミュルサンヌ・コーナーが存在する。その後右に非常に緩やかなコーナーを抜けると、直角のインディアナポリス・コーナーとアルナージュ・コーナーが控える。特にインディアナポリスではクラッシュの多い難所となっている。
アルナージュの先はストレートで、その先にあるポルシェ・カーブで再び専用区間に入る。その後は細かい高速コーナーが連続し、ウォールの近い区間が連続する。
最後のフォード・シケインでル・マンブガッティサーキットと合流し、フィニッシュラインを迎える。
関連動画
関連項目
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