サンドリア王国(Kingdom of San d’Oria)とは、ファイナルファンタジーXIに登場する架空の国家である。
概要
「中の国」「アルタナ連合(アルタナ四国協商)」を構成する国家のひとつで、プレイヤーの所属国として選択可能。
「騎士の国」と謳われるだけあって、誇り高き屈強な騎士たちが国を守る。
女神アルタナを信奉する宗教の本拠地でもあり、敬虔な信者も多い。
主要構成種族はエルヴァーン(約80%)。
古風で保守的な考えの者が多く、そのせいで他国・他種族の者に排他的な感がよく見受けられる。
地理
クォン大陸北部に位置する。
王都(首都)は「北サンドリア」「南サンドリア」「サンドリア港」の大きく3つの区画に分かれる。
北サンドリア
王城である「ドラギーユ城」、サンドリア国教会の「大聖堂」、各国の領事館など、政治的な施設が多く立ち並ぶ。
西部には獣人たちの動向を見張るための監視塔がある。
南サンドリア
国民の住宅地や商業施設が多く立ち並ぶ。
サンドリアを拠点とする冒険者は、ここで活動の準備をすることが多い。
サンドリア港
飛空艇の発着所。
他国と違って海に面していないため、湖を飛空艇着水の場にしている。
政治
封建制で代々ドラギーユ家の当主が王として国を治める。現国王はデスティン・R・ドラギーユ(Destin R d'Oraguille)。
王家独裁というわけではなく、軍事・外交は王家・宰相・諸侯の合議で動き、内政は貴族議会(貴族による議会)・王民議会(爵位を持たないものによる議会)の二院制が主となっている。また、サンドリア国教会の影響力も大きい模様。
現宰相はハルヴァー・M・ボーレル(Halver M Borel)。
王家
- 国王 デスティン・R・ドラギーユ(Destin R d'Oraguille)
- 王妃(故人) ローテ(Leaute)
- 第1王子 トリオン(Trion)
- 第2王子 ピエージェ(Pieuje)
- 第1王女 クレーディ(Claidie)
軍事
「王立騎士団」と「神殿騎士団」がツートップとして君臨し、それ以外に「近衛騎士隊(近衛騎士団)」「傭兵騎士団」「辺境騎士団」で構成される。
王立騎士団
現団長はラーアル・S・ルブラール(Rahal S Lebrart)。第1王子トリオンが総指揮を執る。
「サンドリアの剣」と呼ばれ、外征を主任務とする。
様々な規模の100近い騎士隊で構成され、それぞれの騎士隊に数十~数百名の兵が割り当てられている。
神殿騎士団
現団長はクリルラ・V・メクリュ(Curilla V Mecru)。第2王子ピエージェが総指揮を執る。また、サンドリア国教会から資金援助を受けている都合上、大規模な動員には教会の認可が必要になる。
「サンドリアの盾」と呼ばれ、国内の治安維持を主任務とする。
外征が主任務の王立騎士団には自国でのほほんとしているように映っているようで、そのせいかお互いの関係は個人レベルであまりよくないことがある。
近衛騎士隊(近衛騎士団)
現隊長は不明。
王国の各騎士団から抜擢された精鋭ぞろいで、その名の通り王の側近を務める。
元々「近衛騎士"隊"」として結成されるが、20年前の大戦時に「近衛騎士"団"」に昇格。しかし大戦後に軍縮され、再び「近衛騎士"隊"」となり現在に至る。
傭兵騎士団
現団長は不明。おそらく騎士団全体としての団長はいないものと思われる。
自発的に結成された傭兵団・義勇兵団の中で、王家から認可を受けたものたちによって構成される。
戦時以外は給料が出ないため、兼業しているものがほとんどである。
辺境騎士団
現団長は不明。おそらく騎士団全体としての団長はいないものと思われる。
貴族
サンドリア王国では貴族制を敷いている。
貴族階級にあるものは、その爵位に応じたミドルネームを名乗ることが許されている。何かしらの理由で爵位を剥奪された場合は、同時にミドルネームを名乗れなくなる。
爵位 | ミドルネーム |
---|---|
国王・公爵 | R |
王子・王女・侯爵 | I |
伯爵 | M |
子爵 | S |
男爵 | B |
準爵 | N |
教会
現教皇はシャマンド・P・グラーシュ(Shamonde P Grauche)。
正式な国教として認められており、国内に立派な大聖堂がある。サンドリア国政への影響力も大きい。
大聖堂で主に見られる敬虔"すぎる"信者たちは、傍目から見て「うわぁ・・・」となるかもしれない。
司祭階級にあるものは、貴族たち同様にミドルネームを名乗ることを許されている。
階級 | ミドルネーム |
---|---|
教皇 | P |
枢機卿 | C |
司教 | E |
司祭 | V |
神殿大騎士(?) | X |
外交
バストゥーク共和国、ウィンダス連邦、ジュノ大公国とは水晶大戦以来の同盟を結んでいるものの、前述の通り排他的な気質のため個人レベルではその同盟自体をよく思っていないものも多い。
ウィンダス・バストゥークに対しては、それぞれ歴史的な軋轢も多い。
歴史
天晶暦376年 | 後の初代国王ランフォルがサンドリア族の長に選出される。 |
天晶暦385年 | サンドリア王国成立。 |
天晶暦403年 | 「ドラギーユ城」落成。 |
天晶暦410年 | アルタナの女神信仰が国教として認められる。 |
天晶暦413年 | ウィンダスとの不可侵条約を締結し、両国の共同承認により「タブナジア侯国」が成立。 |
天晶暦421年 | ランフォル王逝去。 |
天晶暦458年 | 神殿騎士隊(後の神殿騎士団)、ヒューム族追放作戦を敢行。 |
天晶暦466年 | たった3人のウィンダスの魔戦士により砦を壊滅させられる。【ソロムグの壊走】 |
天晶暦542年 | 「大聖堂」落成。 |
天晶暦563年 | 第一次コンシュタット会戦。 |
天晶暦663年 | オーク帝国軍、サンドリア領土に侵入。 |
天晶暦691年 | 第二次コンシュタット会戦。 |
天晶暦693年 | 王弟フェレナン公爵、ルジーグ王の出陣中に王都を制圧するも鎮圧され、幽閉される。 |
天晶暦696年 | フェレナン公爵、脱獄。 |
天晶暦702年 | フェレナン公爵が王を名乗り、二王朝時代が始まる。 |
天晶暦815年 | フェレナン公爵の子孫ランペール王が「二王会戦」に勝利し、王国の再統一を果たす。 |
天晶暦862年4月 | 水晶大戦勃発。 |
天晶暦862年9月 | アルタナ連合軍結成。 |
天晶暦864年3月 | 水晶大戦終結。 |
天晶暦884年 | コンクェスト政策が開始され、「冒険者」が職業として公認される。 |
関連動画
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参考にした資料
関連コミュニティ
関連項目
- ファイナルファンタジーXI
- エルヴァーン
- サンドリア王国/バストゥーク共和国/ウィンダス連邦/ジュノ大公国
- 架空の国の一覧
- トリオン・I・ドラギーユ
- クリルラ・V・メクリュ
- エグセニミル・M・オルシャー
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