サンライズゆめとは國鐡廣島が見た儚い夢JR東日本・JR東海・JR西日本で運行されていた列車である。
概要
サンライズ瀬戸・サンライズ出雲と同じく285系を使用した、臨時寝台特急である。
東京駅と岡山県以南を結ぶサンライズ瀬戸・東京駅と岡山県以北を結ぶサンライズ出雲とは異なり、東京駅と岡山県以西を結ぶ列車として設定されていた。1998年7月に瀬戸・出雲がサンライズエクスプレス化されサンライズ瀬戸・サンライズ出雲になった1998年の10月に、東京~岡山・広島・下関間に初めて設定された。東京~大阪間は臨時夜行急行銀河81号・82号と同じダイヤであった為、東京駅と関西間の移動には適切な時間帯であったが、岡山駅以西となると移動には多少無理のある時間帯であった。特に上り下関駅発は15時台とかなり早い時間であった。
サンライズゆめは当初から臨時列車であったが、定期化されない理由は利用客の少なさ以外にも使用車両の都合による点が大きい。
使用車両の285系は7両編成が5本あり、普段は定期列車の上下のサンライズ瀬戸・サンライズ出雲に計4本使用しており、1本は事故破損等に使用する予備車となっており、サンライズゆめはこの予備車を使用していたので車両に余裕が無いのである。この為、上下が同じ日に運行する事は一度も無かった。
廃止等のアナウンスは行われていないが、サンライズゆめは2009年の1月を最後に運転されていない。
また、2009年1月は上下共広島駅発着であった。
サンライズエクスプレスとしての臨時運転が無くなったわけではなく、2009年以降はサンライズ出雲91号92号(もちろん併結なし)として運転されている。夢からさめて神の国へと赴いたと解釈できなくもない。この臨時サンライズ出雲も結構特徴的で、14:37発に出雲市を出て東京に向かう。サンライズどころか日が高い位置にある時間に走る。距離が短いはずなのに下関発着時代より悪化しているのは山陰本線、伯備線に単線区間が多く介在し、なおかつ高速で走る特急列車(特にやくも)が頻繁に運転している為、普通列車も含めて定期列車に迷惑を掛けないよう退避を繰り返さないといけないため。大阪駅も22:15発でブルートレインの方の銀河を意識しているようだ。下りも銀河を意識したダイヤで、定期便は関西は姫路まで停車しないが臨時便は大阪、三ノ宮に停車する。(※但し横浜~大阪間無停車である。)出雲市到着も13:07着で、やはり岡山以西の移動には多少無理のある時間帯である。どちらかというと東京対関西~岡山輸送を意識しているようである。(あとのびのび座席を使用したやくもの補完?)
列車名の由来
285系の愛称「サンライズエクスプレス」と夜寝ている時に見る夢(ゆめ)から。
列車名の変遷
- 1998年10月
- サンライズゆめが初めて設定される。下り初列車は11日の東京→岡山間・上り初列車は9日の広島→東京間。
- 2009年1月
- 2日の東京駅発・3日の広島駅発を以てサンライズゆめは運転されなくなる。
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関連項目
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