サーカスとは、初期のアーケードゲームである。
大ヒットとなったスペースインベーダー以前のゲームだが、YMOによりリスペクトされた事等により、知名度は高い。
概要
このゲームはブロック崩しをアレンジした作品であり、ブロックの代わりに風船を配置し、パドルの代わりにシーソー、ボールの代わりに人(設定上はピエロ)に置き換えられている。
PLAYER ONE JUMPS 200 2 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● __________________ 大 __________________ 大 / / / ▲ |
ゲームが開始すると、人(設定上はピエロ)が画面端の飛び込み台から画面中央に向かって飛び込み、予め別の人が乗ったシーソーを操作し、人の乗っていない側で人を受け止め、その反動でもう片方がジャンプをし、それを繰り返す。
ジャンプした人を画面上部の風船にぶつけて割る事により、得点が加算される。
人のキャッチに失敗するとミスとなり、落ちた人が潰れて葬送行進曲が流れる。(このシーンとBGMの組み合わせは、当時シュールに見える事から話題になった)
ブロック崩しとは異なり、画面上の風船を全部割ってクリアではなく、一列の風船を割るとファンファーレが鳴り、その列の風船が補充されるシステムとなっている。
また、人が放物線状に動く点もブロック崩しと異なる。
開発・販売はエキシディ社だが、他社からも同様のゲームが販売されている。
「クラウンズ(ウィリアムス)」「アクロバット(タイトー)」「シーソージャンプ(セガ)」はライセンス品であり、シーソージャンプは近年携帯アプリにも移植されている。
また、タイトーも後にシーソーをラケット、トランポリンに置き換えた上で「フィールドゴール」、「プランクポップ」というアレンジ作品を生み出している。
尚、本家のエキシディ社はその後、ヒット作に恵まれず、短命に終っている。
因みに、コナミの「サーカスチャーリー」は同じくサーカスをモチーフにしたゲームだが、無関係である。
ATARI2600に移植されているバージョンでは、14種類のゲームモードが用意され、風船がブロックに変更されており、ボタンを押す事でシーソーを反転する事ができるようになっている。
ファンファーレや葬送行進曲はカットされ、ミスした時は代わりに衝撃音が鳴る。
本来パドルコントローラー用に作られているが、一部ボタン操作のバージョンも出回っていたらしい。
また、このゲームはYMOにリスペクトされた事でも有名である。
YMOのアルバムにはこのサウンドを使用した楽曲が収録されている。
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関連項目
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