ザック・スナイダー(Zack Snyder,1966年3月1日〜)とは、アメリカ合衆国の映画監督である。
映画プロデューサーの妻デボラ・スナイダーと共に映画製作会社Cruel and Unusual Filmsを設立している。
概要
ミュージックビデオと自動車、スポーツ用品のCMなどを製作してきた映像作家で、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」をリメイクした「ドーン・オブ・ザ・デッド」で映画監督デビューを果たす。似たような経歴の監督にはデヴィッド・フィンチャーやニール・ブロムカンプがいる。
VFXを多用した大胆なビジュアル作りとアクションが特徴の、いわゆる映像派の監督。脚本は二の次
人気アメコミ作品の「300」、「ウォッチメン」などの忠実な「実写化」で一定の評価を得ており、これにより「マン・オブ・スティール」に始まるDCエクステンデッド・ユニバースの主要作品の監督とプロデュースを任されることとなった。その作品群の評価は「スーサイド・スクワッド」までの時点で賛否両論。後述するが、その次作である「ジャスティス・リーグ」でシリーズから離れることとなってしまった。ユニバース作品ではこの後の作品にも制作や製作総指揮の立場で名前が残っていたが、後述のスナイダーカットを最後にDC映画とはこれ以上かかわる予定がない事をインタビューで答えている。
「ジャスティス・リーグ」について
2017年3月に娘が自殺により他界する。この事により妻デボラと共に撮影が完了していた「ジャスティス・リーグ」の監督・プロデュースを降板し、「アベンジャーズ」等の監督ジョス・ウェドンに当作品の編集と追加撮影を任せることになった。しかし、この交代劇により「ジャスティス・リーグ」は大幅な路線変更が行われることになり、制作会社のワーナーは更なる批判を浴びることとなった。
「ジャスティス・リーグ」公開後、監督交代前の路線に忠実に作ったバージョン、通称スナイダーカットの存在がささやかれるようになり、スナイダー自身もその存在を認めた。ファンの間ではスナイダーカットの公開を求める声が高まり、2020年にはワーナーがスナイダーカットが2021年にインターネット配信予定であることを発表した。
2021年3月18日(日本では5月26日)にスナイダーカットはネット配信された。その上映時間は劇場公開版の2時間から倍の4時間に延長され、劇場公開版とは全く異なる印象を与えるようになっている。
監督作品
- ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年)
- 300 〈スリーハンドレッド〉(2007年)
- ウォッチメン(2009年)
- ガフールの伝説(2010年)
- エンジェルウォーズ Sucker Punch(2011年)
- マン・オブ・スティール(2013年)
- バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年)
- ジャスティス・リーグ(2017年)
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関連項目
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