シチュエーション(situation)とは、「事態」「局面」「形勢」「立場」「状態」「境遇」などの意味を持つ英単語である。
概要
シチュエーションとは、「事態」「局面」などのように使われる単語であるが、小説・アニメ・漫画・劇・映画などでは、「筋を展開させるために設定された状況」のような意味で使われる事も多い。
このような場合の「シチュエーション」に置き換わる単語としては「状況」「場面」などがよく当てはまる。
「学園もの」を例に挙げてみても、同じ場所でも時間帯(朝/昼/夜/真夜中)、季節、天候、イベント、誰が誰と何をしに訪れたか、何が起こるか、待ち受けているか、誰の視線から見るか…によっても全く異なる顔を見せるため、かなり枝分かれしていくし、シチュエーションを生かすも殺すも製作者の腕の見せ所ともいえる。
学校・駅・家・ショッピングモール・戦場といった周囲の地形・環境もシチュエーションであるが、自身が問題に立ち向かったり逃げ出す、仲間や味方が駆け付けたり新たな敵が出現する…といったものも指す。単純に会話・説明・解説しているシーンも含める。
似たもので「シーン」があり、そちらは視覚的な意味合い。
(シチュエーションは環境的な要素が強い)
現実において
警察・消防・軍隊など、多彩なシチュエーションを模した訓練場・演習場、
実際の家屋や施設等を用いて演習を行い、即応性・汎用性を高める例も多い。
ニコニコ大百科において
ニコニコ動画においては
「萌えシチュエーション」という単語もよく使われていて、
「萌え仕草・シチュエーションの一覧」などのような記事もニコニコ大百科で作られている。
構想に困った際には参考にしてみるのも良いかもしれない。(次項も含める)
要素など
- 背景 / 舞台 / 環境 / 場所 / 時代
- 国 / 州 / 都道府県 / 市町村
- 時間帯(早朝 / 朝 / 昼 / 夕 / 夜 / 深夜)
- 人間関係(兄弟姉妹 / 親族 / ペット / 友人 / 学校関係者 / 会社関係者…)+喜怒哀楽
- 天気(快晴 / 晴れ / 曇り / 雨 / 雪 / 霧 / 雷 / 台風 / 嵐 / 竜巻 / 大雪 / 突風) …など様々。
- 時には逆転の発想や、ランダムに誰も思いつかないような組み合わせを用いる必要がある。
- いつどこで(どんな状態の)何が(どんな状態の)何をどうする/どうした
→結果どうなった/評価など、さらに広義に構想する必要も出てくる。 - 十分な構成能力や伏線がないと「ご都合主義」と呼ばれ叩かれる場合もある。
一部は アイデア ネタ ネタ切れ といった項目とも重複する。
作品制作においては、シチュエーションに応じた背景や音楽の選択・コマ割りも必要となる。
関連動画
関連項目
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