シャルル・デュトワ(Charles Dutoit, 1936年 - )とは、現在もっとも世界で活躍する指揮者の一人である。
概要
デュトワは1936年スイス・ローザンヌ生まれ。彼の手腕の高さは、カナダの一地方のオーケストラであったモントリオール交響楽団を世界レベルまでに引き上げたことからも、うかがい知ることができるであろう。
ドビュッシーやラヴェルに代表されるフランス音楽、難解な現代音楽を得意分野としている。特にストラヴィンスキーの春の祭典を「30歳までに振る」という目標があったそうだ。また協奏曲などのソリストに若手を積極的に呼び、その育成にも励んでいる。
日本との関連では1987年にNHK交響楽団と共演。以来同楽団との共演を重ね、それまでの重厚的な響きから、軽快で爽快感を与える響きを作り出した。1996年にはN響常任指揮者、1998年9月にはN響初の音楽監督に就任した。2003年9月からはN響名誉音楽監督となった。
さらに、2000年からパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)で芸術監督を、2004年からは宮崎国際音楽祭アーティスティック・ディレクターを務めている。
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