シャークトレードとは、主にトレーディングカードにおいて、相手を騙して不釣合いなトレードを持ちかける事である。
近年では稀に、一部のTCGにて、相手に鮫関連カードを送りつけるといった特殊なプレイングや、タイルゲーム“ライナー・クリニティアのシャークトレード”の略称を指すこともある。
概要
例えば、古くて新参プレイヤーは見た事が無いであろうというだけの、何でもないコモンカード(レアリティの低い一般カード)を隠しレアカード等と偽って、相手のレアカードと交換するパターン。
逆に、相手の持つ高額レアカードを「もうすぐ禁止カードに指定されるから価値が暴落する」等と根も葉もない事を言い、こちらの安いレアカードと交換するパターンなど。
単にシャークと呼ぶ場合もある。
その場合、この手のトレード行為そのものの事を指す事もあれば、相手に嘘を吹き込んで不釣合いなトレードを持ちかける側の人間の事を指す場合もある。
この言葉は初期の頃のマジック:ザ・ギャザリングの書籍において用いられたのが始まりと言われ、英語版であったその書籍は日本語訳版も出版されたため、日本でもシャークと言う言葉が広まった。
シャークとは元々は高利貸しなどの悪徳金融の比喩として英語圏(主にアメリカ)で使われていた言葉。
注意
よく取引掲示板で、他人が進めているトレードの交渉に割り込んで「シャークだろ」等と言っている人がいるが、何を以ってシャークトレードとするのかの明確な基準は無い。
所詮は個人の価値観によるものなので、ある人がシャークだと思うトレードであっても、トレードを行う当人らは納得の上で交換をしているのかも知れない。
タップするとマナが出る0/1の鳥をレアと称し甲鱗のワーム様を引き出そうとするようなあからさまなものはまだしも、一見カスレアと実用レアを交換しているように見えるトレードでも、片方がそのカスレアを好んで大量に集めているコレクターかも知れない。
そういう場合は、実用レアを出す側もカスレアとの交換である事を承知の上なので、シャークトレードには当たらない。
関連項目
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