シリカとは、アニメカービィに登場するオリジナルキャラクターである。CVは半場友恵。
概要
第60話にて初登場。アニメカービィでは数少ない、戦う女性キャラ。白い長髪で、額には緑色の鉢巻を巻いている。釣り目。得物はロケット弾とマシンガンと火炎放射器と剣が一体化した多機能な武器(よく見るとナイトメア社の社章が見える)で、状況に応じて使い分ける。
銀河戦士団の中で最も優れた剣術を持つ女戦士ガールードを母親に持つ。銀河大戦中、ナイトメア社の魔獣キリサキンによって奪われた宝剣ギャラクシアを奪還する任をメタナイト卿とともに受け持っていた。二人はギャラクシアが隠された闇の洞窟に赴き、魔獣キリサキンと死闘を演じた。しかしメタナイトはギャラクシアを手にするとガールードを見捨てて逃げてしまった。そのせいでガールードは戦死したとシリカは思い込んでおりメタナイトからギャラクシアを奪うために宇宙船でポップスターへとやってきた。
着陸した宇宙船の様子を見に来たデデデとエスカルゴンを得物で軽く満身創痍にした後、デデデ城に侵入。守衛のワドルディを蹴散らし、ついに母親の仇であるメタナイトと邂逅を果たす。逃げるメタナイトをシリカは追うが、ソードナイトとブレイドナイトの妨害もあり見失ってしまう。その後もソード・ブレイドの追撃は続き、シリカはワイヤーロープを使って逃走、追撃を振り切った。そこでカービィやフームたちと出会い、自分の母親はメタナイトのせいで死んだ。だからメタナイトからギャラクシアを奪い返すと説明。そんなシリカの前に真実を知るメタナイトが再び姿を現す。早速ロケット弾で攻撃し、メタナイトを負傷させるが充満した煙のせいで再び見失ってしまう。
シリカに酷い目に遭わされたデデデは自身の命が侵入者に狙われているとカスタマーサービスに相談。侵入者の特徴を聞いたカスタマーサービスは魔獣キリサキンを送った。
負傷したメタナイトはフームたちとともにカブーの谷へ避難していた。カービィとブンはパーム夫妻より薬を貰い、メタナイトが待つカブーの谷を目指した。シリカは彼らの後ろを付ける事でメタナイトの居場所まで辿り着いた。今度こそギャラクシアを奪おうとメタナイトに決闘を挑む。手負いとはいえメタナイトを圧倒し、彼の手からギャラクシアを吹き飛ばす。地面に突き刺さったギャラクシアに近づいて手を触れた瞬間、突然強烈な電撃が走りシリカは跳ね飛ばされてしまう。ギャラクシアは力の無い者には握る事すら出来なかったのである。そんな時に魔獣キリサキンが出現。真っ先にシリカがキリサキンを迎撃し、キリサキンの身体に刃を突き立てたが振り落とされ気絶してしまう。
目覚めたシリカが見たのは、キリサキンの猛攻に曝されるソードカービィの姿であった。彼がギャラクシアを扱う事が出来ればと力が足りない事を承知で再びギャラクシアに触れた。その際、ギャラクシアの意識からガールードの死は任務に殉じた結果であり、メタナイトはギャラクシアを手にした後も逃げずにキリサキンと戦った事を教えられた。母親が命を犠牲に任務を果たしたのなら私も、とギャラクシアを引き抜きカービィに投げ渡す。
キリサキンはギャラクシアを手にしたカービィによって倒された。メタナイトが母親殺しの殺人者でない事を知ったシリカは彼と和解し、宇宙船に乗ってポップスターを去っていった。ギャラクシアを引き抜いた事で、彼女もギャラクシアを扱えるだけの力を持ったのである。
第99話、第100話で再登場。ナイトメア大要塞に潜伏し、デスタライヤーの一機を奪って戦艦ハルバードの大要塞侵入を助けた。同じくデスタライヤーを奪ったナックルジョーやオーサー卿とともに一丸となって敵のデスタライヤーを次々と撃墜していった。
謎
デデデが侵入者に命を狙われているとカスタマーサービスに相談したとき、カスタマーはシリカの事を「変な形の銃を持ったチビの娘」としか聞いていないのに「そうですか」と意味深な発言をし、それ以上の詮索をせぬままシリカの母親と因縁がある魔獣キリサキンを送り込んでいる。この事からカスタマーサービスはシリカの事を予め知っていた可能性がある。さらにシリカはナイトメア社製の武器を用いていた事からナイトメア社はシリカに嘘の情報を与えて、星の戦士であるメタナイトを憎むようにし殺すための武器まで供与したと考えられる。が、公式見解ではないため憶測の域を出ない。
関連動画
関連項目
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