シンカリオン N700Aのぞみ単語

シンカリオンエヌナヒャクエーノゾミ

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概要

ベースはN700A（N700系1000番台）。最新・最速・最良をコンセプトに誕生したN700系をさらに進化させたN700Aの機能を活かしており、様々な場面においてハイレベルな活躍を見せるシンカリオン。リニア・鉄道館の地下深くに基地を持ち、スペックを活かした類まれな格闘能力で敵をなぎ倒していく。名古屋支部のシンカリオンということで、鯱にちなんでドラゴンがモチーフとなっている。

新幹線モードは3両編成となっているが、通常のシンカリオンモードへの変形の際は中間車両は一切使用せず、先頭車両と後部車両で本体を構成する。格闘特化型のシンカリオンのため武器は持っておらず、運転士である清洲リュウジの空手の実力がそのまま戦闘に反映されることになる。

これまでの運用と戦闘データから接近戦闘の脆弱さと出力不足が露見した事もあって、最新鋭機種をもとに開発。そのため、他のシンカリオンと比べてもハイスペックな性能を持ち、一見主人公機と見間違いがちな機体である。アニメでは、エージェント・ゲンブにハヤトたちが追い詰められたときに突如姿を現し、圧倒的なスペックの高さで不利な戦況を立て直すことでE5の鹵獲を阻止している。

アニメでの活躍と圧倒的なスペックの高さもあって人気の高い機体であり、2018年 4月に発売されたDXSは、無くなる店舗が続出し、再入荷が何度も繰り返されている。

モードチェンジカードをシンカギアに挿入する事により頭部飾りと肩を変形、通常モードでは使用しなかった中間車両が右腕手甲のアドバンスドアーム、盾のクルマドメシールド、背部ブースター、足部に分割、頭部をヘッドギア状にそれぞれ変形し、本体に装備させるアドバンスドモードに切り替え、その性能はさらなる高みへと進化する。

初めてモードチェンジによるパワーアップを実現させた機体であり、見た目も通常のシンカリオンと比べてボリューム感のあるものとなっている。通常モードの際は近距離での戦闘が主体となっていたが、アドバンンスモード時には防御力も大幅にアップすることから攻防一体となり、中距離での戦闘においても活躍できるようになる。

アニメで初披露した際は、他のシンカリオンたちが敵わなかったエージェントのゲンブを相手に圧倒するほどの戦闘力の高さを見せ、致命的なダメージを与えている。その後もクロス合体が登場するまでの間は、超進化研究所の最強機体として活躍。2度目のブラックシンカリオン戦では苦戦を強いられたものの、H5はやぶさのカイサツソードと800つばめのパンタグラフアローを組み合わせるという離れ業でバーサーカーモードに対抗。敗れはしたが、500こだまが到着するまでの時間を稼ぐことに成功している。

リュウジがドクターイエローに乗り換えてからは運転士不在となり、しばらくの間戦闘に参加することはなかった。名古屋支部でもN700Aの後任者探しが課題となっており、アニメ54話でリュウジの弟の清洲タツミが後任として選ばれる。以降はタツミが運転士として任され、兄の乗るドクターイエローとのコンビで戦うことが多くなる。

運転士交代後の大きな変化としてはアドバンズドモードは使用されなくなり、代わりに超進化電導貨物から運ばれてきたマクラギヌンチャクという武器を使った打撃攻撃が主体となる。ポージングにも変化が見られ、リュウジが運転士のときは突きを主体とした空手の静の構えだったのに対し、タツミが運転士になってからは回し蹴りを主体にした動の構えとなっている。

ドラゴンナックル: アドバンスドモード時の必殺技。巨大な右腕である「アドバンスドアーム」の拳がドラゴンの爪のように解き放たれ、敵に向かって発射するロケットパンチのような技。その威力はどんな堅い装甲をも打ち破り、初披露時には自ら巨大怪物体化したエージェントの1人ゲンブに致命的なダメージを与えた。
エアロダブルスマッシュ: ノーマルモード時の必殺技。両腕から伸びた刀で目標に切りつけることで撃退する。
デュエルモード: 小さな半球状のバリアフィールドに敵と自分を閉じ込め、外部からの干渉を不可能にすることで相手との1対1の決闘に持ち込むN700Aのみに搭載されたシステム。接近戦に強いN700Aが主に機動力の高い敵と戦うときに使用することを想定している。
クルマドメシールド: アドバンスドモード時に左腕に装備される盾。
マクラギヌンチャク: タツミが運転士になってから使用されるようになった専用武器。2つ携えている。