シンカリオン ドクターイエローとは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』及びタカラトミーから発売されているロボット玩具シリーズに登場するロボットである。
概要
ベースはドクターイエロー(923形新幹線電気軌道総合試験車)T4編成。500こだまから蓄積した戦闘データなどを取り入れつつ最新技術を惜しみなく導入して開発された機体。史上初の5両で変形するシンカリオンであり、7両編成の1・2・4・6・7号車で構成されることからアニメでの変形シーンも今までにないほど複雑で細かいものに描写されている。初の検測車型のシンカリオンでもあり、シンカリオン中で全長と重量の数値が最も大きいのも特徴。
5両編成の新幹線モードから2両目と4両目が脚パーツとなり、連結することで下半身となる。3両目がボディ部分となり、先端部分から分離した1両目と5両目が両腕のパーツに変形。そして、1両目と5両目の先端部分で顔部分と胸パーツを構成。これらを連結し、ヘッドギアを装着することでシンカリオンモードへの変形が完了する。従来のシンカリオンとは全く違った変形方法を採用しているため、全体のボリューム感はこれまでにないものであり、5両を余すことなく使用しているためサイズ感も全く違っている。
運転士である清洲リュウジの以前の搭乗機であったN700Aのぞみが格闘戦専門の機体であったのに対し、ドクターイエローは戦い方そのものは格闘戦を中心におこなわれるものの、必要に応じて銃と剣を使用した上で防御と索敵能力を高めている。防御力の高さも優れており、ほとんどの相手の攻撃には耐えるだけの耐久性がある。今までのシンカリオンの集大成ともいえる機体であり、攻守ともに圧倒的といえるそのスペックは運転士として高い能力を持つリュウジをもってしても全てを引き出せるわけではない。
アニメでの初陣では、いきなり巨大怪物体化したエージェントの一人・ビャッコとの1対1の決闘となるが、優位に戦いを進め撤退させている。その後、キトラルザスとの対話を望む速杉ハヤトの意思に呼応し、E5はやぶさと2機で桜島火口地下にある地底世界へ潜入。待ち受けていたビャッコとサラマンダー・ゾラとの戦闘ではE5のサポート役としておおいに力を発揮している。第3クールあたりまでは、単体では超進化研究所が所持する最強のシンカリオンだった。
単体でも高いスペックを持つ機体であるが、E5はやぶさとのクロス合体が可能な機体であることも大きな特徴であり、500こだまとのクロス合体以上の力を発揮することができる。ただし、クロス合体を実現させるためには2人の運転士の適合率を0.2%以内の誤差で同調させることが条件になる。アニメでは、クロス合体によって2度目のブラックシンカリオン撃退に成功している。クロス合体についての詳細は、「シンカリオン E5はやぶさ」の記事を参照。
劇場版では、リュウジが923ドクターイエローのほうに搭乗したこともあって作中での出番はなかった。まあ、第3クールで散々優遇されたし・・。
ブラックシンカリオンに続くアニメから登場した機体であり、おもちゃ版の価格も過去最大である9100円と高額になっている。にもかかわらず、予約の段階で各所で品切れが続出しており、人気の高さを物語っている。
必殺技・武器
- レーザーウェポン
- ドクターイエローの変形可能な専用武器。接近戦では二刀の剣状のレーザーソード、中遠距離では2丁ガン形状のレーザーブラスターと変形させることであらゆる敵に対応が可能になっている。
- ケンソクレーザーシールド
- 2刀のレーザーソードを交差することで発生させ、レーザーエネルギーのシールドによって相手の攻撃を防御する小型のバリア。相手との接近戦に展開することを目的としていたN700Aのぞみのデュエルモードのバリアフィールド技術を応用した機能で、味方のシンカリオンを守る目的で搭載されている。巨大なシールドを張って味方の盾となる姿は、まさに「ドクターイエロー」の名にふさわしい。
- レーザースキャン
- E6こまちのナマハゲゴーグルのように、頭部のヘッドギアからゴーグルが顔全面を覆い相手の弱点を探る。レーザー光線によって相手の姿をスキャンすることで、対象の能力や状態を筒抜けにする。
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関連項目
外部リンク
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