シンガポール航空国際カップとは、シンガポールのクランジ競馬場の芝2000mで行われていた重賞である。開催時はG1に格付けされていた。シンガポール航空インターナショナルカップとも呼ばれる。
概要
その名の通りシンガポール航空をスポンサーとして2000年に創設された重賞である。ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップの対象競走の1つだった。
2006年にホッカイドウ競馬のコスモバルクが地方所属馬として初めて勝利した国際G1・海外G1である。
2015年の開催を最後に、同じくG1に格付けされていたクリスフライヤー国際スプリントとともに廃止された。廃止の理由は公式には「国内の馬の質を向上させるという目的を達成したから」とされているが、スポンサーのシンガポール航空の業績悪化や、中国系グループのために開催されたチャイナホースクラブと同クラブメンバー所有馬限定のCECFシンガポールカップがシンガポール最高賞金額となりシンガポール航空が投資に見合わないと判断したからであるとの推測もある。
歴代優勝馬
※日本語読みの前の「*」は競走・繁殖を問わず日本に輸入されたことのある(=JRAないしJAIRSの公式な日本語表記が存在する)馬。太字は大百科に個別記事のある馬。回数にリンクが付いている回はニコニコに個別動画あり。
回数 (開催年) |
優勝馬 (日本語読み) |
性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師(調教国) |
---|---|---|---|---|---|
第1回 (2000年) |
Ouzo (ウーゾ) |
騸7 | 2:03.40 | S.ジャマート | M.スウェイツ |
第2回 (2001年) |
Endless Hall (エンドレスホール) |
牡5 | 2:00.80 | J.スペンサー | L.クマーニ |
第3回 (2002年) |
Grandera (*グランデラ) |
牡4 | 2:01.30 | L.デットーリ | S.ビン・スルール |
2003年 | SARSの影響により中止 | ||||
第4回 (2004年) |
Epalo (エパロ) |
牡5 | 2:02.60 | A.シュタリケ | A.シュッツ |
第5回 (2005年) |
Mummify (マミファイ) |
騸6 | 2:05.00 | D.ニコック | L.フリードマン |
第6回 (2006年) |
Cosmo Bulk (コスモバルク) |
牡5 | 2:06.50 | 五十嵐冬樹 | 田部和則 |
第7回 (2007年) |
Shadow Gate (シャドウゲイト) |
牡5 | 2:04.01 | 田中勝春 | 加藤征弘 |
第8回 (2008年) |
Jay Peg (ジェイペグ) |
牡4 | 2:00.89 | A.マーカス | H.ブラウン |
第9回 (2009年) |
Gloria De Campeao (グロリアデカンペオン) |
牡5 | 1:59.20 | T.ペレイラ | P.バリー |
第10回 (2010年) |
Lizard's Desire (リザーズディザイア) |
牡5 | 2:02.12 | K.シェイ | M.デコック |
第11回 (2011年) |
Gitano hernando (ジターノエルナンド) |
牡5 | 2:03.93 | G.スコフィールド | H.ブラウン |
第12回 (2012年) |
Chinchon (シンチョン) |
騸7 | 2:04.43 | O.ドゥルーズ | C.ラフォン=パリアス |
第13回 (2013年) |
Military Attack (ミリタリーアタック) |
騸5 | 1:59.58 | Z.パートン | J.ムーア |
第14回 (2014年) |
Dan Excel (ダンエクセル) |
騸6 | 1:59.07 | T.ベリー | J.ムーア |
第15回 (2015年) |
Dan Excel (ダンエクセル) |
騸7 | 2:01.54 | T.ベリー | J.ムーア |
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関連項目
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