「シンシア・ラスター」とは、香港映画で活躍した女性アクションスターであり、フィリピンを拠点に活動している女優である。
旧芸名は「大島由加里」。
概要
1963(昭和38)年12月31日生まれ。福岡県福岡市出身。
※父親がアメリカ人で、母親が中国人と言うプロフィールが紹介されている事があるが、生粋の日本人である。
小さいころからお転婆娘だった為に母親が空手を習わせた事がきっかけで、体を動かす仕事がしたいと考えるようになった。
体育の先生を目指して女子短大に進学した際に、友人に誘われ観た映画「ヤング・マスター」に出演していた「ユン・ピョウ」に衝撃をうけ、芝居が下手だからと言う理由でスタントの道に進む事を決め、知人の紹介でジャンパンアクションクラブに入った。
1984年に、東映のスーパー戦隊シリーズ「超電子バイオマン」にて敵役の「ファラキャット」に抜擢され、当時からすでにアクションに定評のあった「小泉ミカ/イエロフォー」役の「矢島由紀」に対し、アクションでは負けないと言う意気込みを飛び散らせ、二人による生身での対決アクションシーンはバイオマン最序盤の人気を支えた。
「スケバン刑事II」出演等、日本でアクション女優としての鍛錬の日々を送ってジャパンアクションクラブを辞めた後、ユン・ピョウ主演の映画「上海エクスプレス」にオーディションを受け、ユン・ピョウへの尊敬の念や映画への思いをつづった手紙がきっかけで合格した。香港ではまず言葉の壁にぶつかったが、通訳なしで撮影に参加できるようにと語学学校に3週間通っただけで言葉を覚えた。
憧れのユン・ピョウとの共演と夢であった香港映画への出演を同時に果たした映画のアクションに高い評価を受けた後は、香港を拠点に活動し、猿渡哲也原作の漫画を題材にした「力王 RIKI-OH STORY OF RICKY」の「黄泉」役など数々の映画に出演した。
※当時、香港映画界で活躍する日本人女優と言うめずらしさから「ジャッキー・チェンを超えたい 香港の日本人アクション女優奮闘記」として香港生活の様子がTV放映された事がある。
香港生活10年を経過した1994年に、違うところで挑戦したいという思いから活動拠点をフィリピンに移し、芸名を「シンシア・ラスター」に改めた。フィリピンでは大森一樹監督作「緊急呼出し エマージェンシー・コール」に出演する等、香港・フィリピンの他、東南アジア一帯にかけてアクション女優として活動している。
近年では、バラエティ番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」のスピンオフ企画映画「ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説」に「キョウコ」役で出演したり、佐藤江梨子主演の映画「キューティーハニー」で武術指導を務める等、日本でも活動するようになっており、故郷福岡を中心に、自ら考案した「ウー・スー・ウー」と言う武道系エスサシズを広める活動や、アクションスクールを開校して未来のアクション女優の卵たちを育成している。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
- 1
- 0pt