ジェミノイドとは、2006年7月20日、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)知能ロボティクス研究所が、人間の持つ「存在感」の本質を理解して工学的に応用することを目的として開発した、遠隔操作機能を有する実在人間型ロボットのプロトタイプである。
概要
存在感という非常に数値化しにくいデータを研究する為に。実在の人物のしぐさ、外観をコピーし、それらの項目を個別に足し引きすることで、人は一体何を元に人の存在感を感じ、何を伝えれば存在感を再現できるのか?の研究に使用されている。
存在感に重点を置かれたロボットの為。自立二足歩行などは出来ないが、その分46の自由度をより人間らしいしぐさの再現の為に使われている。
本体の作製は株式会社ココロが行い皮膚はシリコンゴム製、エアーコンプレッサーで駆動し電源や通信ケーブルは臀部から椅子の支柱に隠して外部に接続されている。
コミュニケーションロボット「Robovie」シリーズのノウハウを元に人手による操作をシステムが補助する遠隔制御プラットフォームを開発し、モーションキャプチャーによるリップシンクが可能である。
関連動画
関連項目
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