ジオン公国(Principality.of.Zeon)とは、アニメ『機動戦士ガンダム』と後に続くガンダムシリーズに登場する架空の国家である。
概要
地球から最も遠い月の裏側に位置するサイド3のスペースコロニー国家。首都はズム・シティ。
国名にジオンの名を頂くとおりジオニズムを国是とするも、ザビ派の解釈によって選民思想を振りかざし、コロニーに対する毒ガス攻撃やそのコロニーを利用したコロニー落とし、コロニーレーザーを建造した歴史を持つ。
地球圏の総人口が100億を優に超していた宇宙世紀0070~80年代においてジオン公国の総人口は1億5000万。圧倒的に不利な状況にあり、国力は地球連邦の30分の1以下であったとされ、その圧倒的不利な状況で独立戦争(1年戦争)をしかけ、国民がそれをよしとした事は、コロニーの生活がそれほど逼迫していた事を表している。
サイド3及びジオン公国、ジオン共和国に関する年表
- 0035 サイド3建設開始
- 0040 世界初の実用核融合炉、ミノフスキー・イヨネスコ反応炉試作
- ミノフスキー粒子と呼ばれる謎の粒子が発見される<STAMPEDE ミノフスキー博士物語 より>
- 0044 エレズム(地球聖地主義)定着
- 0045 サイド3においてミノフスキー物理学会設立
- 0046 ジオン・ズム・ダイクンがコントリズムを提唱
- ここにエレズム+サイドズムの思想(サイド国家主義)がドッキング
- 0047 ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉の開発開始<STAMPEDE ミノフスキー博士物語 より>
- 0052 ジオン・ズム・ダイクン、サイド3に移住。コントリズムを提唱、実践
- この頃からコントリズムはジオニズムと呼ばれるようになる
- 0053 ジオン・ズム・ダイクン、サイド3共和国構想を固める
- 人のニュータイプへの革新を説くジオン・ズム・ダイクンの指導のもと、サイド3独立宣言
- スペースノイドの自治独立を主張
- ジオン共和国樹立、及び国防隊発足
- 0059 サイド3に対し、地球連邦政府による経済的圧力
- これらの政策により、スペースノイドと地球居住者(アースノイド)の溝は、一層深まる
- 資金調達にデギン・ソド・ザビ暗躍
- ジオン・ズム・ダイクンは各サイドを遊説、賛同者がサイド3へ移住
- 治安維持名目で宇宙軍設立
- キャスバル・レム・ダイクン(後のシャア・アズナブル)誕生
- 0062 ジオン国防隊、国軍へ昇格
- 連邦との対立
- ジオン・ズム・ダイクン、特殊鋼獲得のため暗躍はじめる
- 連邦の動揺
- アルテイシア・ソム・ダイクン(後のセイラ・マス)誕生
関連組織
- デラーズ・フリート
一年戦争でジオンが敗れた後もアクシズへ逃げることを良しとせず地球圏で抗戦活動を行うジオン残党の中でも特に有力な組織で、ギレンの親衛隊だったエギーユ・デラーズ大佐や彼に心酔しているアナベル・ガトー少佐らが中心となっている。
一年戦争に勝利し腐敗を進める連邦に対して、彼らは自らの信念のため散っていった。
その姿を肯定的に見るのも一つの見方であるが、その一方でシーマ様のように過酷な環境でもいつか平和な日々を送れるよう死にたくない一心で生き抜くような人達にとっては、彼らの生き様は決して相容れないものだったということを忘れてはならないだろう。 - アクシズ/(ハマーンの)ネオ・ジオン
一年戦争後ジオンの残党は、火星~木星間のアステロイドベルトにある小惑星アクシズに逃げ込んだ。その後旧ジオン公国執政のマハラジャ・カーンを中心に再建を始め、ジオン残党内の穏健派/強硬派の争いなどを経て、U.C.0087に地球圏へ帰還。エゥーゴとティターンズとの争いに加わる(グリプス戦役:Z)。そしてティターンズ崩壊後のU.C.0088にネオ・ジオンと名称を変え蜂起する(第1次ネオ・ジオン抗争:ZZ)も若いガンダム・チームらを擁するエゥーゴに敗北。
指導者はマハラジャ・カーンの次女のハマーン・カーン。ミネバ様は単なる傀儡である。 - (シャアの)ネオ・ジオン
U.C.0093にシャアは地球連邦政府よりアクシズを譲り受け、ルナツーにあった核兵器を利用し「地球寒冷化作戦」を決行する(第2次ネオ・ジオン抗争:CCA)が、実は指導者シャアが永遠のライバルたるアムロ・レイにかまってほしかっただけという噂もある。なお、地球寒冷化作戦はサイコフレームの共振現象により失敗。シャアもアムロも行方不明となり、公式文書では死んだことになっている。 - 袖付き
U.C.0096ごろに勢力をつけてきたジオンの一派。「赤い彗星の亡霊」ことフル・フロンタルが立て直したのであるが、未だガランシェール隊などのミネバ派がいることも確か。ビスト財団の栄華を約束してきた「ラプラスの箱」を得ようと企図するが…(第3次ネオ・ジオン抗争:UC) 以下ネタバレ
フロンタルは「ジオン共和国(あるいはジオンでなくても指導力を持った政体)がスペースコロニーの経済連合体(="サイド共栄圏")を結成するのに必要な時間」が欲しかったが故にラプラスの箱を得ようとした(スペースノイドの自治を求めていた人たちにすればとんでもない考えであることは想像に難くない)。だがそんなフロンタルもインダストリアル7のコロニービルダー「メガラニカ」における攻防によりバナージ・リンクス、リディ・マーセナスの2人のニュータイプらにより撃破される。 - ジオン共和国
一年戦争の講和条約によってダルシア・バハロ首相はU.C.0100までの自治権をなんとか得ることに成功。息子のモナハン・バハロは自分の利益のため暗躍するのだが…(UC)
関わった政治家や豪傑など
- ジオン・ズム・ダイクン
ジオニズムを提唱した政治家でシャア(=キャスバル・レム・ダイクン)やセイラ(=アルテイシア・ソム・ダイクン)の父親。U.C.0068に死去、その後はデギン・ソド・ザビが実権を握ることになる。このことからジオン・ダイクンの死は陰謀説だと語られることになる。が、真相は謎の中(『THE ORIGIN』著者の安彦良和氏は否定しているが)。 - キャスバル・レム・ダイクン(=シャア・アズナブル、CV:池田秀一)
説明不要。 - デギン・ソド・ザビ(CV:永井一郎)
ジオン公国の建国者でギレンらの父、ミネバの祖父にあたる。ジオン・ダイクンの思想を利用し、地球連邦に独立戦争を仕掛ける。だが、彼は地球連邦の排除など全く考えていなかった為、ギレンやキシリアと対立する。溺愛していた末の子ガルマの死の後は和平を望もうとし、ソロモン陥落の後レビル将軍と接触するもソーラ・レイ(コロニーレーザー)によって塵と化した。
余談だが中の人の永井一郎氏は1stガンダムにおいて多くの役をやっている。有名なのはナレーション(ビスト財団宗主サイアム・ビスト氏であることが後付けで設定された)や1st開始時のシャアの部下ドレンか。 - ギレン・ザビ(CV:田中崇→銀河万丈)
ザビ家の扇動政治家。ガルマの国葬のときの演説
やソーラ・レイ発射後の演説
に見られるように数々の名演説を残しており、確固たる意志がなければ絶対に扇動されるだろうと断言できる。
父デギンの隠棲後はジオンの実質上の指導者となり、一年戦争でブリティッシュ作戦などの一連の軍事行動で地球人口の半分を抹殺した。弟ガルマの死も政治に利用してしまうその一面はある意味驚嘆に値する。
だが、父をソーラ・レイで抹殺したことが妹キシリアにばれて彼女に殺害される。
だが、彼の思想はエギーユ・デラーズ(CV:小林清志)などが受け継ぎ、またジオン自体もスペースノイド自治の象徴としてU.C.00XX年代の数多くの戦争の思想的背景ともなっている。 - キシリア・ザビ(CV:小山茉美)
とても24歳に見えないおばさん。いつもマスクをしている?
兄を好いてはいなかったが、それでも血は争えぬもので、ニュータイプを政治的に利用するための「フラナガン機関」を創設したりマ・クベ大佐を地球に派遣したりと政治力拡大に余念がなかった。
シャアがキャスバル・レム・ダイクンだということを知った後でも彼を部下として使うことを決めていたものの、ア・バオア・クー脱出の際にシャアに殺害される。
余談だが池田秀一氏と小山茉美氏のコンビはのちに『ガンダムSEED DESTINY』に登場するのだが、こっちはまともな元カップルであるので安心(?)してほしい。小山女史は、「(池田氏演じる)議長の頭をバズーカで吹き飛ばす日はいつ来るんですか?」と、脚本の大野木寛氏に話していたようですが……。 - ドズル・ザビ(CV:郷里大輔<TV/劇場版I>、玄田哲章<劇場版III>)
色々と危ない死に方をしたザビ家の中で一番まともに死んだ人。そして後々いろんな事に巻き込まれるミネバ・ラオ・ザビの父親でもある。
失礼ながら見た目が野獣のようにしか見えないが、占領政策やビグ・ザムしか寄越さなかったギレンに対する発言から見るに、単なる猛将ではなく頭も十分回る有能な人物であったと考えられる。
…がソロモン攻防戦でのアレをみたらやっぱり野獣猛将でしょ… - ガルマ・ザビ(CV:森功至)
末っ子でシャアの同期で彼の友人…だったのだがシャアに(事実上)謀殺される。「謀ったな、シャア!」は『機動戦士ガンダムさん』で多々ネタにされる台詞である。ちなみに小説版ではシャアに謀殺の意志はなかった。
イケメンで人気があったため、彼の死のあと、サンライズに剃刀が送られてきたなんて事があったそうな。 - シーマ・ガラハウ(シーマ様、CV:真柴摩利)
ジオンが遺したものはスペースノイドの自治権を求める運動家だけではないということの象徴ともいえるお姉さん。
上官からはトラウマになるほどの汚れ役を命じられ、ギレンには故郷をソーラ・レイにさせられたり、アクシズへの亡命を拒否されてデラーズ・フリートに流れ着き、挙げ句の果てにはオーパーツMSに乗った青臭い連邦の青年士官に信頼していた部下ともども宇宙の塵にさせられてしまう。
デラーズ・フリートを裏切ったことはやり玉に挙げられることも多いが、そもそもこんな酷い境遇に追いやられた彼女らの境遇を考えた上で議論をすべきであろう。 - ハマーン・カーン(CV:榊原良子)
この方も説明不要。 - ミネバ・ラオ・ザビ(CV:伊藤美紀<TV版Z>、平本亜夢<劇場版Z>、藤村歩<UC>)
野獣と酷い言われようの父親から生まれた美少女。Zではハマーン様にザビ家の末裔として担ぎ出され、UCではビスト財団当主の息子さんと一緒に大変な目にあったり散々な人生である。
ちなみにZZのミネバ様は影武者でホンモノはZの終盤でシャアに連れ出された(一説としてハマーン様の手引きにより地球に降下したとの話も)。
ちなみにUCの舞台挨拶の際、中の人の藤村氏が内山昂輝氏と一緒に爆弾発言をしてしまい、原作者でストーリー監修の福井晴敏氏に「空気読め」と言われてしまった。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- アクシズ
- デラーズ・フリート
- ネオ・ジオン
- 袖付き
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士Zガンダム
- 機動戦士ガンダムZZ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO
携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%85%AC%E5%9B%BD
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%85%AC%E5%9B%BD


ページ番号: 4299873
リビジョン番号: 1253774
読み:ジオンコウコク
初版作成日: 10/03/05 09:58 ◆ 最終更新日: 11/08/09 17:53
編集内容についての説明/コメント: IGLOO追加
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介





JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従