ジャイラスとは、
本項では2.について解説する。
概要(ゲームシステム)
画面固定で手前から奥に攻撃する「トンネルシューティング」と呼ばれるタイプのSTG。
ステージごとに決められた数の敵編隊を全滅させるとクリアとなる。
敵編隊を所定位置に到達させる前に全滅させると編隊全滅ボーナスが発生するほか、特定の敵を倒すことでボーナス点やパワーアップが獲得できる。
アーケード版とディスクシステム版での共通BGMとして、J.S.バッハの『トッカータとフーガニ短調』をロック調にアレンジしたものが使われている。
アーケード版内容
基本項目に記載どおり、こちらは1983年リリース。ゲームデザイナーは岡本吉起(本作リリース後に岡本はコナミ工業を退社し、カプコンに移籍した。)
操作方法はレバー+ショットボタン1つ。
ステージ構成は海王星→天王星→土星→木星→火星→地球の順。ステージ表記は「2 WARPS TO NEPTUNE」と言うように次の惑星までのワープ回数で数える。ステージをクリアするとワープを行い、惑星に到着したら「CHANCE STAGE」というボーナスステージを挟んで次の惑星へ。
1週目は海王星2面、他3面+ボーナスステージで地球に到達するまでの全23面。
2週目以降は海王星も3面に増えており全24面。
パワーアップ要素もありアイテムを撃ち落すとシングルショットからツインショットになり攻撃範囲が広くなる。
本作はアーケード初のステレオ音源によるゲームであり、AY-3-8910(PSG音源)チップを5個も積み、なおかつ効果音用にDAC(PCM音源のご先祖様みたいなもの)も搭載した、当時としては驚愕のスペックを誇る豪華な基板だった。
ディスクシステム版内容
こちらは1988年に発売(書き換え対応型、書き換え料金500円)
操作方法は十字キー+ボタン2つ(ショット・ボム)
ステージ構成は
海王星→冥王星→天王星→土星→木星→火星→地球→金星→水星→太陽と太陽系全体に及ぶようになり、
アーケード版と違い周回ループが存在しないため海王星が3面になっていて、
それぞれの星で通常戦、中ボス(ハッチ?)戦、ボス戦の3つの領域+ボーナスステージ構成で全39面に増量。
何故かストーリーも用意されていて、ジャイラス隊が帝国に反旗を翻す内容となっている。
(太陽ステージではストーリーがあるためかボーナスステージは用意されていない)
パワーアップ要素はアーケード版にもあったツインショットのほかに最大7個までストック可能なスマートボム(敵弾消去+貫通攻撃)があり、さらにアイテムとしてメガクラッシュ(画面全体にダメージ+敵弾消去)とボーナス点と1UPがある。
それぞれの領域でBGMが用意されていて、こちらはPWM音源(ディスクシステム拡張音源)ということもあり評価が高い。ちなみにサウンド担当には上高治巳、後のJimmy Wecklが名を連ねている。氏のコナミでの関わりが確認出来る最初の仕事が本作。
当然ながらコナミコマンドも用意されている。
ファミコンの海外版であるNESでもカートリッジ版として発売された。
小ネタ
- 海外ではアタリ2600、アタリ5200、アタリ8ビットコンピュータ、コモドール64、コレコビジョンに移植された。
- S!アプリ、iアプリ、EZアプリにも移植されている。携帯版でのコナミコマンド(↑↑↓↓←→←→573)では残機30+スマートボム7個に増える。
関連動画
関連項目
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