ジャスティス・リーグ(Justice League)とは、DCコミックスのスーパーヒーローチームである。
概要
結成は1960年。日本のメディアにはしばしば「DCコミックス版アベンジャーズ」と書かれるがアベンジャーズは1963年結成でありこちらの方が古い。
2001年製作のアニメは優れた演出と脚本で好評を博した。
メンバーについてはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンのビッグ3を中心に入れ替わり立ち代わりしており、参加したヒーローは数十人に及ぶ。
2017年にはDCエクステンデッド・ユニバースの映画作品「ジャスティス・リーグ」が公開された。
主なメンバー
創設メンバー
- スーパーマン
- 本名:カル・エル(地球名クラーク・ケント)。
- ご存知マン・オブ・スティール。
- バットマン
- 本名:ブルース・ウェイン。ご存知ダークナイト。
- ワンダーウーマン
- 本名:ダイアナ。女性の楽園セミッシラのプリンセス。平和の使者だがキレると危険。
- グリーンランタン
- 本名:ハル・ジョーダン。宇宙警備隊グリーンランタン・コァ構成員・地球セクター担当。現在は脱退中。
- ザ・フラッシュ
- 本名:バリー・アレン。亜光速の運動能力を持つ地上最速の男。理系。
- アクアマン
- 本名:アーサー・カリー。海底の国アトランティスの王。いつもお家騒動に奔走している。
- サイボーグ
- 本名:ビクター・ストーン。瀕死の重傷を負い父に改造される。リランチ前はティーン・タイタンズ所属。
新加入メンバー
- ファイヤーストーム
- 本名:ロニー・レイモンド/ジェイソン・ラッシュ。高校生コンビが合体変身。原子変換能力の持ち主。
- エレメントウーマン
- 本名:エミリー・サン。『フラッシュポイント』で初登場。全身を様々な元素に変化させる。天然気味。
- アトム
- 本名:ロンダ・ピネダ。肉体を縮小させることができる。旧設定と違い女子大生。
参加したことがあるヒーロー
- マーシャン・マンハンター
- 火星人の生き残り。飛行能力、超人的身体能力、変身能力、透明化能力、テレパシー能力を持つ。でも、火だけは勘弁な。
- ホークガール
- 鷹の翼を持つ女戦士。古代エジプトの王族の生まれ変わりだったり遠宇宙のサナガー星人だったり媒体や年代で設定が大きく変わる。アニメシリーズでは先陣を切って突撃してはカウンターを喰らっていた。
- ホークマン
- 鷹の翼を持つ戦士。ワイルド。
- グリーンアロー
- 無人島に漂流したことがきっかけで弓矢の達人になった地上最高の弓手。
- ブラックキャナリー
- キャナリークライと呼ばれる口から発する衝撃波と体術が武器。グリーンアローの嫁。
- アトム
- 原子よりも小さくなれる。電気信号に乗って電話線の中を移動することまで可能。
- ファントム・ストレンジャー
- 謎が謎を呼ぶ謎の男。オカルト系キャラクター最上位格だったが最近のリランチ(設定改修)で微妙に。
- プラスチックマン
- 質量保存の法則すら無視してほとんど何にでも変身できる。元はチンピラだったが能力を得たのをきっかけに更正。ネタ要員。
- エロンゲイテッドマン
- プラスチックマンと違い伸びることしかできない男。
- レッドトルネード
- 風を操ることができる心を持ったロボット。
- ザターナ
- エロ衣装を着た女魔術師で、ザターラの娘。起こしたい事象を逆さに唱えることで魔法発動(例:ろえ燃!)バットマンとは昔色々あったとかなかったとか。
- ヴィクセン
- 動物の能力をコピーできる女性。
- アニマルマン
- 動物の能力をコピーできる。動物を愛しすぎるあまり新興宗教を立ち上げてしまうヤバい人。
- バイブ
- 衝撃波を出す。何度も死んでは蘇ることが公式にもネタにされるかわいそうな人。
- ブルービートルII
- 「様々な装備を駆使して戦うスーパーパワーを持たない大富豪」というバットマンと似た設定を持つがノリは軽い。
- ブースターゴールド
- 25世紀では落ちこぼれだったが、未来の装備を盗み現代にやってきてヒーローになり富と名声を得ようとする。ビートルIIとは悪友。
- シャザム
- 10代の少年が精悍なおっさん男性に変身するヒーロー。身体能力ならスーパーマンと互角の強さを誇る。本来はキャプテン・マーベルという名前だが某ライバル社と名前が被るので現在ではシャザムと呼ばれることが多い。
- Dr.ライトII
- 本名キミヨ・ホシ。光を操る日本人女性でシングルマザー。
- キャプテン・アトム
- 原子を操る。ウォッチメンのDr.マンハッタンの元ネタになったことで有名。
- 他多数。
類似チーム
- ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ(JLA)
- ARGUS(超人協力先端研究機関)局長アマンダ・ウォラーが潜在的脅威となり得るジャスティスリーグに対抗するために結成したチームで、リランチ前のJLAとは理念が異なる。
- メンバーはマーシャン・マンハンター、キャットウーマン、カタナ、グリーンランタン(サイモン・バズ)、バイブ、スターガール、ホークマン、ドクター・ライト、グリーン・アロー。
- ジャスティスリーグ・ダーク(JLD)
- 予知能力者マダム・ザナドゥが世界の終末を阻止すべくオカルト・魔術系のヒーローを集めたチーム。
- 主なメンバーはジョン・コンスタンティン、デッドマン、フランケンシュタイン、ブラックオーキッド、ザターナ。人員の入れ替わりが激しい。
実写映画
2017年11月23日公開の同名の映画。DCエクステンデッド・ユニバースの通算5作目。
監督はザック・スナイダー→ジョス・ウェドン。ザック・スナイダーは途中降板し、ジョス・ウェドンが降板した彼の後を継ぎ編集と脚本を務めた。
音楽はジャンキーXLからティム・バートン版『バットマン』のダニー・エルフマンに交代、あのヒーローのお馴染みのテーマも使用される。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の後、スーパーマンを失った世界には再び混乱が訪れていた。バットマンは地球外からの侵略の気配を察知し超人(メタヒューマン)を集める旅に出る。そうして集結したジャスティス・リーグは地獄の軍勢パラデーモンやマザーボックスを狙うダークサイド(Darkseid)の腹心ステッペンウルフと対峙する。
『BvS』で顔見せしていたザ・フラッシュ、アクアマン、サイボーグが本格的に活躍するほか、『サムライミ版スパイダーマン』『セッション』のJ・K・シモンズがジェームズ・ゴードン役として初登場する。スーパーマン/クラーク・ケントは作中で死から復活するが、グリーンランタンは過去の回想でグリーンランタン・コァがチラ見せ程度に登場するのみでヒーローとしては登場しない。
スナイダーカットについて
DCEUの最初のお祭り映画ともいえるヒーロー全員集合映画である本作だが、監督のザック・スナイダーが途中降板し、ジョス・ウェドンに交代したことで様々な変更点が発生した。
中でも劇場公開版では撮影されたはずの多くのシーンが含まれていないという証言が多数されており、そのせいで物語の印象が大きく変わってしまったと言われている。この「もしスナイダーが降板せずに完成させていたら」というバージョンはスナイダーカットと呼ばれるようになった。また、スナイダー監督本人もその存在を認め、本作が興行的には成功したとは言えない状況も相まって、ファンの間でこちらのバージョンの公開を求める声が強まり始めた。
制作会社のワーナーはこの要望に応え、2020年にネット配信を発表。スナイダーカットを完成させるための再撮影などにさらに大金を出資する事を容認した。日本と中国を除く全世界では2021年3月18日に配信開始、日本では2021年5月26日に配信が開始された。
劇場公開版との差異は多々あるが、とにかく本編の尺が大幅に伸びた。劇場公開版が2時間の映画だったのに対して、スナイダーカットでは4時間と倍になっている。この増えた時間で個々のキャラクターの背景がより詳しく描写されたおかげで、劇場公開版とは全く違う印象になったという声が上がっている。
関連動画
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実写映画版
劇場公開版
スナイダーカット
関連項目
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