単語記事: ジャンヌ・ダルク

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ジャンヌ・ダルクJeanne d'Arc)とは、15世紀、百年戦争の終盤に活躍したフランス女である。

また、彼女を元ネタとしてさまざまな作品で同じ名前が使われている。

曖昧さ回避
  1. ジャンヌ・ダルク映画) - リュック・ベッソン監督映画ジャンヌを別の視点から描いている。
  2. Janne Da Arc - 日本ビジュアル系ロックバンドバンド名の由来は漫画デビルマン」の登場人物による。
  3. JEANNE D'ARC - 2006年発売のPSPシミュレーションRPGレベルファイブ開発。
  4. ジャンヌ・ダルク軍艦) - フランス軍の軍艦巡洋艦空母など、様々存在同名の艦船が複数存在している。
  5. すみこ漫画作品
  6. アニメ機動戦士Vガンダム」に登場する戦艦の名前
  7. 実在の人物をモチーフにした架キャラクター
    1. ジャンヌ・ダルクワールドヒーローズ) - 金髪女性士。自分より強い男が好き。
    2. ジャンヌ・ダルクドリフターズ) - 歴史上のジャンヌ・ダルク本人。炎を操るを持つ。
    3. ジャンヌ・ダルク(緋弾のアリア) - 正式な名前はジャンヌ・ダルク30世銀髪女性士。
    4. ジャンヌ・ダルク放課後のカリスマ) - 漫画放課後のカリスマ」の登場人物
    5. ジャンヌ・ダルク(Fate/Apocrypha) - 歴史上存在したジャンヌ・ダルクサーヴァントとして登場している。
    6. ジャンヌ・ダルク魔法少女まどか☆マギカ) - 歴史上のジャンヌ・ダルク本人がじつは魔法少女であったという設定。ジャンヌ・ダルク本人を主人公としてその物語を描く番外編漫画魔法少女たると☆マギカ」も存在する。作中ではタルトと呼ばれる。→タルト(魔法少女たると☆マギカ)
    7. ジョーン・アークRWBY) - 正義感強い青年として登場している。ちょっぴりドジ。
    8. ジャンヌ・ダルク神撃のバハムートGENESIS) - オルレア騎士団の女として登場。啓を受け魔に対抗する。原作ソーシャルゲームにも登場。

概要

百年戦争末期フランスに現れ、のお告げを受けたとして十代後半の少女ながら軍を率い、フランス北部および南西部を占領していたイングランド軍と戦い、フランスを救った女。

現在ではカトリック人の一人にもなっている。

軍を率いるまで

フランスの貧しい農家の娘として生まれたジャンヌはある日「オルレアンを解放しフランスを救え」というのお告げを聞く。

彼女はそのお告げに従い、フランスの王位継承者であるシャルル王太子の元を尋ねる。この際、王太子は自分の顔を見たことがないジャンヌをからかうために偽者を謁見させた。しかし、ジャンヌは謁見した王太子が偽者であることをすぐさま見破り、こっそり従者たちに紛れて潜んでいた本物の王太子を探し当てて見せるのである。

この奇跡で王太子はジャンヌのことを認め、一軍を率いさせることになる。

オルレアン解放~シャルル戴冠

当時のオルレアンはイングランド軍の包囲のっ最中であり、ジャンヌ率いる軍勢はその包囲解放をしオルレアンに進軍する。

ジャンヌは自ら軍の戦闘に立って突撃し、兵士たちを鼓舞した。その結果フランス軍の戦意は高く、見事オルレアンを解放することに成功するのである。

また、ジャンヌシャルル王太子にランスにて戴冠し、正式にフランス王を名乗ることを提案した。このときのフランスには王は不在であり、それがイングランドに付け込まれる原因のひとつにもなっていたのである。しかし、ランスにまで至るにはイングランド軍を打倒せねばならず、そののりは困難だった。

ジャンヌはリッシュモン大元帥の救援を受け、パテーの戦いでイングランド軍を撃破する。これでランスへのは開け、シャルル王太子は正式にシャルル7世として即位。ジャンヌはお告げにあったオルレアン解放とフランスの救世という的を達したことになる。このときがジャンヌの絶頂期であった。

火刑に至るまで

フランス王となったシャルル7世はこれまでの勝利を軸にしてイングランドとの和を模索する。しかし、ジャンヌはそれまでと変わらずイングランド軍への攻撃をしたためやがて王の周辺から遠ざけられるようになる。

ジャンヌは周囲からの支援を得られぬまま戦いを続けるものの、コンピエーニュの戦いで捕らえられ、イングランド軍の捕虜となってしまう。

彼女はイングランドの手によりルーアンにて異端裁判にかけられ、火刑を宣言される。理由は「お告げ」をしたのがキリスト教以外のものである可性、そして男装したことである。
この裁判は当然のことながらイングランド軍の占領下で行われたものであり、その判決にはイングランド軍の影が大きかったと思われる。一度は火刑は取り下げられるものの中のジャンヌが再度男装をした(屋番の兵士強姦されるのを避けようとした為)ことで異端とみなされ、結局は火刑にかけられることになった。
処刑にあたり、祭がの前に差し出した十字架に祈りをげながら、彼女は炎に包まれた。ジャンヌ女などではなく、また確実に死んだ拠として、処刑人達は途中で体を覆うを崩し、焼け爛れた股間を露出させてさらし者にしたという。

火刑の後、その遺はセーヌに流され、フランスを救った救世の少女一つ残さずこの世を去ったのである。

死後の再評価

ジャンヌの死後、フランス軍がルーアンを奪還するとそこでジャンヌの復権裁判が行われ、ジャンヌ異端判決が取り消された。

また、もともとはフランス全土に名前が知られているわけではなかったが、時代が下ってナポレオンのころになると救英雄として国家をまとめるための宣伝材料とされ、これをきっかけにフランス全体で広く知られるようになった。

評価

オルレアンを解放し、シャルル7世に戴冠させた彼女がフランスの救英雄であることは間違いないが、イングランド側にとってはフランス定に対する邪魔者以外の何者でもない。そのため、異端裁判の判決そのままに魔女と呼んでいた時代も長かった。
実際、シェイクスピア史劇ヘンリー六世 第一部」の中で、ジャンヌ悪魔にたぶらかされた虚言癖のある女として登場させ、父親にさえ見限られる存在としてクソミソにこき下ろしている。

20世紀にはカトリックによりジャンヌ・ダルク人として認められ、列されることになる。

また、「女性ながら戦争に参加した」という事実が広く知られるようになったため、各地の闘いに参加した女性のことを「○○ジャンヌ・ダルク」と呼ぶことも多い。
インドのラクシュミー・バーイー、大三島など)

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ページ番号: 4709365 リビジョン番号: 2429411
読み:ジャンヌダルク
初版作成日: 11/08/28 03:10 ◆ 最終更新日: 16/11/19 13:35
編集内容についての説明/コメント: 火刑時の伝承とイギリス側の評価について加筆
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ジャンヌ・ダルクについて語るスレ

145 : ななしのよっしん :2016/11/14(月) 22:50:08 ID: j55xBOim+v
ジャンヌ・ダルクモチーフにした架キャラクターってだいたい強キャライメージ
146 : ななしのよっしん :2016/11/15(火) 13:32:59 ID: KNvqm+o+sg
字は読めなかったみたいだけど、学の知識と地頭の良さは相当なもんだと思う
イングランドが処刑する気満々で挑んだ異端審問相手に論理的な隙を一切見せず、
結局字を読めないのを利用して騙し討ち同然の形でしか有罪に出来なかったとか
本当に田舎の農民のだったのか疑いたくなるレベル
もし現代に生まれてたら正義感溢れる優秀な弁護士になれたろうに
147 : ななしのよっしん :2016/11/15(火) 23:16:20 ID: rSJ0D4kGw4
※146
さすがに盲信しすぎじゃない?
絶対そんな上等なもんじゃないぞ
148 : ななしのよっしん :2016/11/16(水) 19:32:04 ID: 2AjVB4DZx9
裁判の時の受け答えが滅理路整然としてて、っ当な手段で有罪に出来なかったのは事実だぞ
実際ジャンヌ研究において彼女が糖質だったとか精神障害があって啓示を受けたと思い込んでいたって説は
この辺の裁判における受け答えの記録が反として使われる事がかなり多い
149 : ななしのよっしん :2016/11/20(日) 01:25:51 ID: /hRjfJ6RK2
糖質ってわけでもなく、精神障害ってわけでもなく、本当の本当に異常なまでに信心深かっただけだと思う。

当時は神様宗教ガチで信じられていた時代だからな。
政治先生も親も皆が皆、「神様はいるんです、聖書に書かれてる事は本当の事です」って教えてた時代。
神様なんていない。聖書に書かれてる事はっぱちだ」なんて言おうものなら、キチガイ扱いされて魔女扱いされて殺されていた時代。

しかもその「本当の事」とされている聖書には、から啓示をうけただの予言だの何だのと、非科学的な事が山ほど書かれている。
でも当時はそれらをあくまで「本当の事」「聖書に書かれている事を疑うは人間ではない」と考えられていたのだから、聖書に書かれている事は本当に起こりえるのだという考えに至っても不思議ではない。

そしてそういう考えに至ったのなら、自分にもの啓示が降るかもしれないと思うのは、信心深い人間なら当たり前のことであり、そしてそういう期待を込めて日々の生活をおくっていたならば、隙間の音や獣やの鳴きかのひ
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
150 : ななしのよっしん :2016/11/20(日) 02:02:22 ID: 3nx3vyMUgk
当時は全階級・全期間において死の恐怖が世を支配していたからな
現代から見て多少狂っているように見えるほどの思い込みや信念を抱く者がいたとしても何ら不思議はない
151 : ななしのよっしん :2016/11/24(木) 04:14:43 ID: RBggnag3Eh
>>149
アメリカでも現代ですら生物教師が「進化論は上に反するっぱちであるからは授業しねぇ」とか、
逆に「今から進化論の授業をする。妨は許さないが気に食わないのなら出ていっても良い」と言い放つ
(そして本当に妨や受業拒否が存在する)ことが日常的に起きてる事実

今も昔もキリスト教は変わらんよ
152 : ななしのよっしん :2016/11/24(木) 05:23:54 ID: /hRjfJ6RK2
>>151
キリスト教自体は変わらなくても、キリスト教を取り巻く環境は変わっている。

信仰の自由が保障され、キリスト教以外の宗教を信じる事ができるようになった。を信じない自由もある。
また、キリスト教徒も非キリスト教の存在を認め、以前のように排除しようとはしなくなっている。(一部紛争地域を除く)
キリスト教ジャンヌダルクの時代のような一絶対の存在ではなく、信仰の自由の元に保障された、いくつもの宗教の中の一つというポジションでしかなくなっている。
またキリスト教徒の中でも、科学キリスト教徒の折り合いをめ、科学歴史的観点からキリスト教聖書を分析しなおそうとする動きもある。

キリスト教の扱いは、ジャンヌの時代と今では全く違う。
今の時代なら「が聞こえた」などと言おうものなら間違いなく糖質精神障害案件だが、ジャンヌの時代ならば、正常な人間であっても「が聞こえた(錯覚)」と言う事は起こりえる。
153 : ななしのよっしん :2016/11/24(木) 05:37:00 ID: /hRjfJ6RK2
例えば、現代なら、夢の仕組みは科学的に解明されており、夢は眠っている間に情報を整理している事で起きる現という事が判っている。あるいは、夢はその人の願望の表れだとも。
だから夢でに出会って啓示を受けたとしても、それはただの夢、願望で済まされる。
夢の内容を本気にするなんていない。いたとしたら子供か、頭がおかしいだけ。

でもジャンヌの時代には夢の仕組みは科学的に解明されていなかった。
そればかりか、神話や伝承に登場する偉人や英雄達の中には、夢でから啓示を受けたりするパターンが決してしくなかった。
そしてそういうった神話や伝承が正しい、本当にあった事だと信じられていた。社会全体で。
そんな世の中で、から啓示を授かる夢を見ようものなら、例え全にマトモな精の人であっても、自分はから啓示を授かったのだと思ってしまうのは何ら不思議な事ではない。
夢の仕組みを知らないのだから。

ジャンヌも多分そのパターン
154 : ななしのよっしん :2016/11/24(木) 11:32:47 ID: 3nx3vyMUgk
違う文化や地域で悪いが東ローマ帝国でも夢のお告げは今で言う占いとして流行ってた
夢に天使が出てきて何か言ったならのお告げとして本気にされた
それほどまでに人々は生きる上での針や確信が欲しかった(日々が不安でしょうがなかった)

中世ってそういう時代・社会なんじゃね
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