祝☆スーパーロボット大戦X参戦!ニュータイプの修羅場がまたまた見れるぞ!!
ジュドーさんとは、一作目から参戦しているスパロボ古参メンバーでありながら、最近めっきり見なくなっていた御方である。
概要
時が経つにつれ、古参な方を見かけなくなるのはどこの業界でもありえることである。ジュドーさんとて例外ではないと言えればいいのだが、同じUC系列古参であるアムロさんにカミーユさん、マジンガーチームにゲッターチームのみなさんは依然として最近のスパロボにも参戦し続けている。サルファ以降、ジュドーさんだけが一向に姿を見せないのである。
また、彼が出演している作品『機動戦士ガンダムZZ』は一度も原作を忠実に再現されておらず、二つの意味で不遇の扱いを受けていると言える。
ジュドーさんがこのような扱いになったのは何故だろうか。
参戦できない原因?
2005年に『劇場版機動戦士Zガンダム』(新訳Z)が公開されたことが原因の一つかもしれない。原作者の富野由悠季直々にリメイクされた新訳版Zガンダムは大きく物語の結末を変え、カミーユが精神崩壊せず、アクシズが地球侵攻しないまま撤退するという終わりを迎える。これは直接ZZに繋がらずそのまま『逆襲のシャア』に繋がるともいわれる、TV版とはパラレルな展開となっている。そのため、新訳Zが参戦した『スパロボZ』には、ジュドーさんを参戦させることが出来なかったといわれる。
しかし、スパロボ以外ではGジェネ(CROSSDRIVE、SPIRITS以降の作品)など新訳ZとZZが共演している作品もあり、また時系列などの再現はスパロボではないようなもの(ファーストガンダムが後の時代であるF91やVと共演する、別世界のガンダム同士の共演など)であり、依然としてスパロボで新訳Zと共演できない理由が不明のままである。
なお、現在展開中の作品である『機動戦士ガンダムUC』は、戦艦ネェル・アーガマが登場したり、エルピー・プルのクローンが登場したりしているなど、ZZを含んだ旧作の世界観で描かれている。そのため、『UC』がスパロボに参戦するときにはきっとZZも一緒に参戦しクロスオーバーするのではないか、とも予想されている。
再現されない原因
ガンダムΖΖが「Ζガンダムに登場したアーガマ所属MSパイロットが全員死亡、もしくは戦線離脱」という前提の上に成り立っている物語だということが再現が少ない原因として挙げられる。スパロボではカミーユも、クワトロも、エマも、アポリーやロベルトでさえ、死んだり、精神崩壊したり、行方不明にならないので、彼らがいないが故に素人のジュドーさんたちをガンダムのパイロットにしたガンダムΖΖの再現をする事が難しくなっているのである。
また、スパロボでガンダムΖΖの原作再現といえば、ハマーン・カーンとの決戦がほとんどだが、このハマーンもカミーユやクワトロと因縁がある。それによって、本来はガンダムΖΖの原作再現ステージなのに、Ζガンダムのキャラクターの方が目立ってしまう、という現象が起きてしまう。ジュドーさんも全く因縁がないわけではないのだが……
そんなこんなで『第3次スーパーロボット大戦α』から8年が経った2013年。
ついに『スーパーロボット大戦Operation Extend』にて完全新作への参戦が決定した。
そのOE本編では原作の『シャングリラの少年』『ハマーンの黒い影』などを再現したシナリオもあり、久しぶりにその存在感を見せつけた。ジュドー以外の自軍参戦キャラは残念ながらプルのみとなっているがそれでも2人の能力、ZZガンダムとキュベレイMk-Ⅱの性能は十分活躍できる。
また、声優ネタとして『NG騎士ラムネ&40』のダ・サイダーとの絡みもある。お馴染みの『超獣機神ダンクーガ』も参戦しているため、ジュドー(忍)でダ・サイダーを攻撃し、さらに忍(ジュドー)で援護攻撃するという、一つの戦闘で矢尾一樹が3キャラ喋っているという光景が見られる。まさに『スーパー矢尾一樹大戦』。
また羽の生えたガンダムこと『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』や『機動戦士ガンダム00』とはスパロボ初共演となった。
ちなみに『機動戦士Zガンダム』はTV版での参戦となっている。
ソーシャルゲームだが『スーパーロボット大戦Card chronicle』でも追加参戦。
こちらでは声なし、ソーシャルゲームであることを生かし、シャングリラ・チルドレンやマシュマー・セロ、キャラ・スーンなどのキャラが登場し、シナリオ再現もされている。マシュマーはなんと『聖戦士ダンバイン』のバーン・バニングスとライバル関係に。
シナリオは後に『逆襲のシャア』とのクロスオーバーでハマーン派、グレミー派の他にシャア派が誕生し、その場でクワトロ・バジーナがシャア・アズナブル(CCA)へ変化、ネオ・ジオンが3つに分かれる。
ハマーンやグレミーとは敵対するが、シャアのみ敵対せず、そのまま自軍で戦う。しかもギュネイ・ガス、クェス・パラヤ、ナナイ・ミゲルといったキャラも自軍に参入する。
このため、『スーパーロボット大戦D』以来となるCCAシャアの無条件参入となった。
ひそかに『機動戦士ガンダムF91』もひさしぶりに参戦しているので、F91ファンも注目しておきたい。
そして2017年発売が決定した『スーパーロボット大戦V』に復活参戦が確定。
ちなみに据え置き機に参戦するのはなんと12年ぶり。干支が一周するという恐ろしい時間の空き様ではあるが、これにてΖΖは完全復活を果たしたと言っても過言ではないだろう。
本作では共演する作品にも恵まれており、以前から期待されていた『機動戦士ガンダムUC』のみならず、ジュドーさんを意識したと思われるキャラクターの登場経歴もある『機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズ』までも参戦(原作再現は『スカルハート』まで)。またシステム面でOEにはなかった『バイオセンサー』がZZガンダムの特殊能力として採用されることが明らかに。ジュドーさんの活躍に期待がかかる。
そしてV本編では…残念ながら『スカルハート』の原作再現ではグレイ・ストークは登場しなかった。(今作のシナリオではクロスボーン・ガンダムシリーズは他の宇宙世紀シリーズとは別世界の出身であり第2次ネオ・ジオン抗争が100年前の出来事として扱われている。)また原作終了後参戦である。
しかしいざ登場するとシナリオ面では据え置きでは久しぶりの登場というだけあり大きく扱われていた。
まず初登場のシナリオで『クロスアンジュ』と早速クロスオーバーし主人公のアンジュを𠮟咤激励、彼女と乗機のヴィルキスを覚醒させる。しばらくした後はファン待望の『ガンダムUC』とのクロスオーバーでバナージ、マリーダと邂逅(マリーダとはさらにプル、プルツーも交わっていく。)、さらに主人公先輩であるアムロにも叱咤する。(この辺りはアムロやカミーユらと異なり明るく前向きであり精神面が強い、というジュドーの性格面が大きくクローズアップされている。)
戦闘面ではまず本人のステータスは精神コマンドに「必中、不屈、幸運、気合、熱血、魂」とMAP兵器版ハイ・メガ・キャノンを使って下さい、と言わんばかりの有能なラインナップ。スキルもニュータイプLVが9まで上昇(これは他の宇宙世紀主人公にも言えるが)、底力や強運、闘争心とデフォルトでもなかなかのもの。
乗機のZZガンダムも近年の作品同様にMAP兵器版、通常版のハイ・メガ・キャノン(尚、MAP兵器版はそこそこの範囲であるがシステム面で敵を撃墜すると再行動できるマルチアクションが存在するためかなり扱いやすい。)に加えダブル・ビーム・ライフルの威力がZガンダムのハイパーメガランチャー並みの威力になっている。上記のようにバイオセンサーが発動するとハイパー・ビーム・サーベルの攻撃力が1000も上昇しハイメガキャノンに迫る威力になる。(原作のサイコガンダムMk-Ⅱ戦の再現と思われる。残念ながら戦闘アニメの変化はない。)さらに武装にハイ・メガ・キャノン・フルパワーが追加される。(今作ではαシリーズと異なり分離、合体はしないが散っていった魂の力を借りたりトドメでは額がスパークする、などといった演出である。またジュドーの特殊カットインが挿入される。)
カスタムボーナスでは『3種のハイ・メガ・キャノンの強化』、さらに条件を満たすとフルアーマーZZガンダムにパワーアップする。また密かにグラフィックが強化型ZZガンダム仕様となっている。
欠点はハイ・メガ・キャノン・フルパワーが使用できるのは従来作と異なりジュドーのみとなっており実質ジュドー専用機となっているところか。(この他にもZガンダムの突撃がカミーユのみ、νガンダムのフル・オールレンジ・アタックがアムロのみとなっている。その代わり3種とも特殊カットインが挿入されるようになっている。)
さらに矢尾一樹氏の新録、中断メッセージへの登場と至れり尽くせり…とファンの期待以上の活躍を見せている。是非ともZZ、ジュドーファンはプレイしてほしい。
因みに『機動戦士Zガンダム』はTV版のシナリオを辿った事になっているがグラフィックなどその他の要素は劇場版準拠となっている。
新作『スーパーロボット大戦X』にも参戦決定したため、今度はどのような活躍をするのかますます目を離せない状況である。
しかしこれでも登場しないVガンダムっていったい…D以来出てないぞ
スパロボVに至っては名がついたのが遅かったとはいえ作品名にVがついているのに参戦を逃している
→『スーパーロボット大戦30』で久しぶりに参戦しました。
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