ジョン・エリオット・ケアンズとは、19世紀に活躍したイギリスの経済学者である。
概要
こんな髪型を前にしてどれだけの人が笑いを我慢できるのだろうか?
師匠はジョン・スチュワート・ミル。ケアンズは師と見解を完全に一致させた訳ではないが、それでもミルの忠実な門弟であった。ケアンズはミルの労働市場における非競争的技術の概念を取り上げ、それを国内および国際貿易双方に一般化し、代替的用途間で要素の稼働生が完全ではない場合の価値決定には、相互需要と生産費の両者が必要であると論じた。
ケアンズはどちらかというと理論的な仕事よりも応用的な仕事に優れていた。1857年から1860年にかけて発表された、オーストリアの金鉱発見が物価水準に与える影響に関する多数の論文の中では旧貨幣数量説を擁護した。
主著「奴隷労力」では、奴隷経済はもともと非効率である、というアダムスミスの批判が正しかったことを示した。それはイギリスではベストセラーになり、またアメリカ南北戦争で北側の大義を支持する世論に決定的な影響を及ぼした。
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