ジョン・ディーコン(John Deacon)とは、Queenのベーシストである。
本名ジョン・リチャード・ディーコン(John Richard Deacon)
概要
1951年8月19日生まれ。イギリス イングランド・レスター出身。
幼少の頃におもちゃのギターでよく遊んでいたことから音楽に興味を持ち出す。また並行して無線装置などの機械いじりにも興味を持っていた。
14歳の頃に加入したバンドではリズムギターを担当していたが、後にベーシストが脱退してベースに転向することとなる。このバンドは彼がロンドン大学の分校であるチェルシーカレッジに入るまで活動していた。
大学では電子工学科を専攻し、首席で卒業。また名誉学位も与えられるほどの優秀な人物だった。
大学在籍中にいくつかのバンドのオーディションを受けるが、その間にブライアン・メイとロジャー・テイラーに出会いQueenのオーディションが行われていることを知って応募したところ、他のバンドは落ちたがQueenに選ばれることとなった。ちなみに選ばれた理由としてベースの技術はもちろんのこと、謙虚な人柄と機械に強いことだった。
Queenでは最年少かつ歌が歌えなかったことから一番目立たず、「いつも口数の少ないつまらない男」を自認していた。
作曲を始める時期も遅くサードアルバムから作曲を始めたが、4枚目の「オペラ座の夜」の「You're my best friend」は 大いにヒットを飛ばすポップの作品となった。その後1980年頃からブラックミュージックに傾倒し、ファク、ソウル風の作曲をしようとし、「Another one bites the dust(邦題:地獄に道連れ)」を作曲した。 ちなみにこの曲は、全米1位を獲っており、発売前、マイケル・ジャクソンに提供する予定だったらしい。また民族を超えたヒット曲となり、特にアフリカなどの途上国で人気となった「I WANT TO BRAKE FREE(邦題:自由への旅立ち)」も手掛けている。このようにメンバーの中では寡作ではあるが、Queenの代表曲を発表していったことから徐々に存在感は増していった。
フレディ・マーキュリーの死後、「フレディなしではQueenでの音楽活動は続けられない」らしく、積極的な音楽活動は行わず静かに引退していった。 (ただし、ミュージカル『We Will Rock You』の原案作成には関わっている。)
主な使用楽器はフェンダー・プレシジョンベース。デビュー当時はサンバーストカラーであったが、70年代後半に塗装を剥がしナチュラルカラーに変更。80年代にはブラックに再塗装されている。また70年代後半からはミュージックマン・スティングレイも度々使用していた。
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