ジョン・ポール・ジョーンズとは、英国のミュージシャンである。
ロック界を代表するベーシストの一人であり、50種類以上もの楽器を操るマルチプレイヤーであるとも知られている。愛称はジョンジー。
ロック界を代表するバンド、レッド・ツェッペリンのメンバーとして特に有名。
概要と来歴
15歳の頃からプロとして活動を開始し様々なバンドでロードを経験。アレジャー、セッション・ミュージシャンとして大活躍。1960年代に数多の有名アーティストのヒットソングを影から支えた。本名は「ジョン・ボールドウィン」。芸名はその名を友人から薦められ、自分が映画音楽を担当した時に格好良くスクリーンで見栄えが良いと思いそれに決めた。ベース、キーボード(ピアノ、オルガン、メロトロン、シンセサイザー等)、ギター、チェロ、琴、フルートなど多様な楽器を操るが、ベーシスト&キーボード奏者として特に高い評価を受けている。レッド・ツェッペリンではその才能を遺憾なく発揮し、プレイヤーとしても作曲家、アレンジャーとしてもバンドに絶大な貢献をした。レッド・ツェッペリンで印象的なギターリフ、「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」「ハートブレイカー」「ブラック・ドッグ」などの単音系のリフの多くは彼の発案である。またジミー・ペイジ主導の楽曲であった「カシミール」「アキレス最後の戦い」などにおいても作曲に大きな働きを行った。
ここからニコニコ的な記述になるが、ライヴではドラムの側の照明の光が届きにくいポジションで、ひっそりと弾いていることが多いため、ビデオや写真にまるで映らないことが多く「ベース忍者ジョンジー」などとも呼ばれているが、それでも初期はノリノリで演奏をしていたが、自然とジョン・ボーナムの呼吸がよく聴き取れる位置であるドラムの側でビートに集中するようになったということである。ツェッペリンはライヴでは二度と同じような演奏は行わないという、奔放な即興演奏で知られたバンドだったが、周囲との阿吽の呼吸で、その屋台骨を支えていたのがジョーンズであった。ジョーンズが不調を見せると演奏は途端に漂流し、まるで収拾不可能の様相を見せたが、他のメンバーに間違いがあっても巧みに曲は収束した通りである。バンドの理性だったとも言えるだろうか。また温厚な人柄でバンドのムードメーカーであった。が、とある日のライヴでは照明が暗く、ボンゾと一緒にスタッフに何故か?と聞くと、ジミー・ペイジがスポットライトは自分とロバートだけでいいよ(^^)と指示されたと言われて、激おこだった秘話…。
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt