ジョン・リチャード・ヒックスとは、イギリスの経済学者である。1972年ノーベル経済学賞受賞。
概要
一般均衡理論および厚生理論への先駆的貢献を行った経済学者。イギリス最後の大経済学者とも呼ばれる。
ヒックスはケインズが指揮した”ケインズサーカス”という幻影旅団並みのネーミングセンスの団体に関係し、現在のミクロ経済学、マクロ経済学の全てに貢献した。
彼の業績で最も有名なものはケインズの『一般理論』を体系化したIS-LM理論がある。
これは、利子率の関数である投資 I と国民所得の関数である貯蓄 S の均衡によって描かれるIS曲線と、貨幣の需要量 L と貨幣の供給量 M の均衡によって描かれるLM曲線から、その交点として利子率と国民所得の値を導出できることを示した理論である。
要するにこれである ↓
r=利子率
Y=国民所得
LMとは流動性選好(Liquidity Preference)と貨幣供給(Money Supply)のことである。
これにより政府の金融政策と財政政策の効果が理解できる。さらに所得移転があった場合などでパターン分けされることもある(マンデルフレミングモデル)。
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