ジョーカーとは、テレビアニメ『スマイルプリキュア!』に登場するキャラクターである。声優は三ツ矢雄二。
概要
『スマイルプリキュア!』に登場する敵役であり、皇帝ピエーロ直属の配下。
オールスターズのパンフレットや公式HPには三幹部を束ねるリーダーと明記されているが、劇中では対等もしくはそれより下の立場という印象が強く、彼らを「偉大なる三幹部」と呼び表面上は敬意を払って下手に出ている。ただ、内心では見下しておりプリキュアを誘い出すための噛ませ犬にしたことも。更に使用者の命を削る黒っ鼻をそのリスクを伝えずに与えており、彼にとって三幹部は実質使い捨ての駒のような存在に過ぎないようである。
一方の三幹部からもあまりいい感情を抱かれていないようで、6話で初登場した際にウルフルンから「お前ごとき」呼ばわりされていた。
ちなみに元々メルヘンランドの妖精だった三幹部をバッドエンド王国に引き入れたのもジョーカーである。
その名の通りトランプの絵柄のジョーカーのような姿をしており、ジョーカーのカードから現れることもある。トランプのジョーカーに描かれているのは宮廷道化師なので、ピエーロとは道化師繋がりということになる。顔の上半分は仮面で覆われており目の部分は真っ黒だが、三幹部を恫喝する際に目を赤く光らせることがある。
ジャグリングをしたりくるくる回ったりとコミカルな動作が多く、敵味方問わず丁寧な口調で接するが内面に邪悪さを秘める。
自らバッドエナジーを集めに行くことは少なく、三幹部をおだてたりあおったりして仕事を急がせたりする他、プリキュアの情報を三幹部に与える、デコルの数合わせのために青っ鼻を用意するなど裏方に徹することが多い。
また、どんな願いでも一つだけ叶うという「ミラクルジュエル」について探っており、その手がかりとしてキャンディに目をつけている。その狙いは願いを叶えることではなく、自分たちの目的にとって邪魔な存在であるミラクルジュエルを破壊することである。
戦闘時にはトランプを攻撃、防御、敵の攻撃を吸収して撃ち返すなど様々な用途に使用する。身体能力も高く、剣を用いて戦うこともある。
バッドエナジーを吸収する際には背景が闇に染まる。グレーに染まったりはしない。
21話で初めてプリキュア達の前に姿を見せ、デコルデコールを奪いキャンディをさらった。
続く22話では必殺技を悉く跳ね返し圧倒的な力でプリキュア達を破って最後の星デコルを奪取、更に言葉攻めで顔芸をやらせて絶望させて最後のバッドエナジーを手に入れた。この回では珍しく声を荒らげるジョーカーの姿を見ることが出来る。
23話ではバッドエンド王国に乗り込んで来たプリキュア達の前に三幹部と共に立ち塞がり、キュアビューティ、ポップと交戦。ビューティの髪をペロペロするという変態っぷりを発揮し優勢に立つが、友達のために力を振り絞ったビューティのビューティブリザードを受けて主であるピエーロの名を叫びながら光の中に消えた。至近距離からの不意打ちだったため、22話のようにトランプで防ぐ余裕が無かったものと思われる。
しかし24話で無事な姿を見せ、ピエーロの核を回収し三幹部を復活させた。三幹部にミラクルジュエルのことを伝えており、その探索に本格的に乗り出した模様。
31話では、中に入った者は怠惰な世界で享楽に耽り続けることになるなまけ玉にキャンディを閉じ込めるが、キャンディが皆で喜びを分かち合うことを選んだためなまけ玉から脱出されてしまう。
その後みゆき以外の4人のプリキュアをなまけ玉に取り込むものの、32話で4人を助けるためにみゆきが、次いでキャンディがなまけ玉の中に入り、結果的に全員の脱出を許してしまった。
43話では初めてハイパーアカンベェとの合体を見せたが、三幹部のようにアカンベェの中に乗り込むのではなく、アカンベェを取り込んで自らを強化するような形になっている。
45話ではプリキュアと三幹部が戦っている間に再び最後のバッドエナジーを回収。悪のプリキュアであるバッドエンドプリキュアを作り出した。
46話ではキャンディが姿を変えたミラクルジュエルを狙うが、ロイヤルクイーンに阻止される。しかし、ロイヤルクイーンが既にこの世に存在していないこと、ミラクルジュエルに願いを叶える力は無く、自分たちにとって脅威となりえないことを察し、世界中からバッドエナジーを搾り取って地球を砂漠化させた。
バッドエンドプリキュアが本物のプリキュアに敗れると怯んだかに見えたが、狂気に満ちた笑い声をあげ、普段の丁寧な口調を捨ててプリキュアたちに既に手遅れであることを告げる。そして、ピエーロの目覚めを促すとその体は黒い絵の具と化し、ピエーロの一部となった。
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