ジンオウガとは、カプコンのゲーム「モンスターハンター」シリーズに登場する牙竜種のボスモンスター。
漢字表記は雷狼竜、略称はオウガ、ジンオウなど。別名「無双の狩人」。
テーマ曲は「閃烈なる蒼光」
名前は恐らく速く、激しいことを意味する「迅(じん)」に「王+牙」や鬼人などを意味する「Ogre」が組み合わさったモノ
上位武器では名前に「王牙」の文字が付くが、ただ単に当て字の可能性もある。
概要
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モンスターハンターポータブル3rdを代表するモンスターで、パッケージにも描かれている。
元々は霊峰と呼ばれる地に住んでいたが、何らかの要因により移動。ユクモ村付近の渓流に出没するようになったため、村は湯治客の減少に悩まされ、ギルドにハンターの派遣を要請する。これがモンスターハンターポータブル3rdのストーリーで、派遣されたハンターこそがゲームの主人公である。
ユクモ地方に訪れた多くのハンターがジンオウガに戦いを挑んだが圧倒的なパワーとスピードで、悉く返り討ちにされてしまった。この事から、一時は「人間の勝てる相手ではない」と言われ、無双の狩人という異名を持つようになった。
ジンオウガは強力な放電や強靭に発達した四肢、尻尾などを武器にし、ハンターを攻撃してくる。
その放電は雷光虫によるもので、戦闘中に光のようなものを集めているのはそれである。
雷光虫を集め、帯電状態に、帯電状態からさらに集める事で全身に電気を纏った超帯電状態となり、素早さや攻撃力が格段に上昇、使う技も変化する。ちなみに、同じく雷光虫を原理とするシビレ罠に掛けると上記の動作と同じ処理がされているのか通常時、帯電状態では1段階進行し、超帯電状態では全く利かない。
実はこの超帯電状態中にジンオウガを転倒させると、虫あみを使って背中から活性化した雷光虫である超電雷光虫が採取が出来る。
超帯電状態は何度か攻撃を繰り返し、何度か怯ませると解除できる。
なお、牙竜種というのはMHシリーズ通じてもジンオウガのみであまり正体が分かっていないらしい。
部位破壊が出来るのは、角、前足、背中、尻尾。角は2段階破壊なので注意。また、背中は破壊は出来るが破壊報酬が存在しない。※背中報酬は雷光虫達がおいしくいただきました
全ての攻撃が発生が早いが、判定も一瞬でのため、しっかり回避して攻撃を繰り返すというハンターの基本を再認識させてくれる。
MH3Gにも引き続き登場。今作では亜種(後述)も登場する。MHP3rdほどではないがシナリオ進行にも少し絡んでくる。村と港の上位・G級で戦う事が出来、下位には存在しない。G級では雷狼竜の碧玉より入手しづらい雷狼竜の天玉が登場。G級のジンオウガ素材から作られる防具の製作や武器の最終強化で必ずと言って良いほど要求されるため、全国のハンターが血眼になって探す。
なお、MH3Gではチャージ時に首を大きく上に動かす事から頭を叩きづらくなっている。また、超帯電状態のグラフィックが美しくなっている。
雷光虫との関係について
前述の通り、ジンオウガは雷光虫を使って自身の能力を飛躍的に高めているわけだが、なぜ自分とはまったく異なる種である生物の能力を利用することが出来るのか。それはジンオウガと雷光虫との間に相利共生(異なる生物同士が互いに生活することで、どちらも利益を得る共生のこと)の関係が築かれているためである。
雷光虫は発電する性質を持ち、外敵に対してその発電能力を使って攻撃を行う。しかし彼らの天敵であるガーグァはクチバシが絶縁体となっており、放電能力が無効化されてしまうため、一方的に捕食されてしまうのだ。
そこで彼らは天敵に襲われないために、逆にガーグァの天敵であるジンオウガと共生することで自分の身を守っているのである。ジンオウガ自身も雷光虫を身体に纏わせることで能力を強化出来るメリットがある。ジンオウガと共生している彼らは何らかの作用により活性化していて、通常の雷光虫とは色も異なる。雷光虫側の利益が大きすぎる気がしないでもないが、この2種の関係は現実の生物学的に見ても相利共生といえる。
なお自然界ではアブラムシとアリ、クマノミとイソギンチャクなど相利共生関係にある生物は存在するが、自身の能力強化のために他の生物と共生をしている生物というのはあまり例がないだろう。またこの2種の関係はコバンザメとその宿主との関係にも似ているし、そちらの方がしっくりくるが、あちらはコバンザメ側にしか利益がない片利共生である。
武器の由来
下位のジンオウガの武器は全て王の文字と、フウライ、トドロキ、テンライなど雷に関する名前が付けられている。上位では王牙の文字に加え、日本神話の中で黄泉の国にいたイザナミにまとわりついていた八つの雷神(八雷神)の名前が付けられている。
なお、八雷神は古事記の記述に基づいたものであり、どう考えても八つでは足りてないので日本書紀の八色雷公からも一部引っ張ってきている。一部というより、八雷神と被らない名前だけを使うとちょうど全武器がカバー出来る数になるのである。古事記は「イザナミ」、日本書紀は「伊弉冉尊」としておく。
神の名前は下記の一覧を参照。武器順で並べると明らかに足りてなかった感がひしひしと伝わってくる。
- 王牙大剣【黒雷】(くろいかづち。イザナミの腹にいた)
- 王牙刀【伏雷】(ふすいかづち。イザナミの右足にいた)
- 王牙剣【折雷】(さくいかづち。イザナミの陰部にいた)
- 王牙双刃【土雷】(つちいかづち。イザナミの右手にいた)
- 王牙鎚【大雷】(おほいかづち。イザナミの頭にいた)
- 王牙琴【鳴雷】(なるいかづち。イザナミの左足にいた)
- 王牙槍【若雷】(わかいかづち。イザナミの左手にいた)
- 王牙銃槍【火雷】(ほのいかづち。イザナミの胸にいた)
- 王牙剣斧【裂雷】(王牙剣【折雷】と同じ。伊弉冉尊の陰部にいた)
- 王牙弩【野雷】(のいかづち。伊弉冉尊の足にいた)
- 王牙砲【山雷】(やまいかづち。伊弉冉尊の手にいた)
- 王牙弓【稚雷】(わかいかづち。伊弉冉尊の背にいた)
亜種
「モンスターハンター3G」で黒い亜種が登場した。別名:獄狼竜。
原種は雷属性であったが、亜種は龍属性を纏う。また属性が変わった事で寒暖への耐性を獲得したため原種が生息しない凍土や火山に出現する。凍土に生息し龍属性の雷を落とす事から、まるでドラギュロスとベルキュロスの関係にそっくり。
龍属性を纏うため、ジンオウガ亜種の身体からは禍々しい黒いオーラと赤い雷が迸る。その風貌は地獄の覇者を思わせるという。また、原種と比べて鳴き声が低くなっており原種とは一味違う印象を与える。そんなジンオウガ亜種から剥ぎ取れる素材も非常に禍々しい。全ての龍に反旗を翻したかと思わせるほどの迫力を持つ剛角、圧倒的覇者の地位を築くのに十分な威力を持つ剛爪、全ての龍を脅えさせる龍殺しのエナジーが蓄えられた龍殻など恐ろしい説明文が素材に添えられている。
そのためかジンオウガ亜種の素材から作られた防具にも龍の気が宿り、古龍の一撃や息吹から装備した者を守る。ガンナーの防具からは猛獣が怯えるほどの龍の気を発し、打ち出す矢弾に龍の気を込められるという。その恩恵か、龍属性攻撃強化が付く。
龍殺しの実を好む蝕龍蟲を集める習性があり、超帯電状態ならぬ龍光まとい状態になる。原種と同じようにチャージをするのだがその頻度が半端なく、事あるごとに蝕龍蟲を集めようとする。たとえ疲労状態になっていもお構いなくチャージ。さらに歩きながらチャージを行ったりするうえ、なんと2回のチャージで大体龍光まとい状態となる。そのため龍光まとい状態が非常に長く続く。あまつさえ原種は超帯電状態になると肉質が軟らかくなっていたが亜種は逆。龍光まといの状態だと肉質が堅くなり、通常時だと肉質が軟らかくなる。また、しょっちゅう龍光まとい状態になるため疲労状態になりづらい(龍光まとい状態だと疲労が無かった事にされるため)。
見た目からはただのジンオウガの亜種を思わせるが、ヤマツカミの大雷光虫ファンネルのようにハンターを追尾する玉を作り出したり(ただし軌道は一直線)、チャージ中に龍の雷を降らせたりとハンターの攻撃を邪魔をしようとしてくる。
ハンターを追尾する玉はハンターだけでなくジンオウガ亜種にも当たるとダメージとなる。
龍属性やられを引き起こす行動が多いので、ウチケシの実が必要である。
瀕死になると、イビルジョーたち獣竜種の巣で休眠を取る。
ちなみに原種にシビレ罠を仕掛けると長時間拘束できる代わりに電力を吸収されて超帯電状態と化すが、亜種の場合は特に何も変わらないので他のモンスターと同じ感覚でシビレ罠を仕掛ける事ができる。
ジンオウガ亜種の素材から作られる防具はジンオウZシリーズと呼ばれる。容姿は原種の素材から作られるジンオウXと何ら変わりは無いが亜種の体色を反映して全体的に黒くなっている。ジンオウガ亜種は龍属性を扱うモンスターにしては珍しく龍属性に耐性を持っているため防具にも高い龍耐性が付いている。イビルジョー戦などでは大活躍するだろう。しかし雷属性には滅法界弱くなっているので注意が必要。一式全て揃えるとスキル「フルチャージ」が付く。これは体力が満タンの時に攻撃力UP【大】が付くというもの。発動すると左手が龍光を纏う。力の解放、挑戦者と並んで厨二心をくすぐられる。ただし僅かでもダメージを喰らうとフルチャージの効果は消えてしまう。ブナハブラに突かれてもガード削りを喰らっても当然消える。そのため使いどころが難しい。他には集中、回避性能+1、龍属性攻撃強化といった便利スキルが発動する。ガンナーは集中の代わりに装填数+1が付く。
防具の製作にはレア素材である獄狼竜の天玉の他に、何故か雷狼竜の天玉も要求されるので原種も狩る必要がある。
亜種の武器
原種同様、ジンオウガ亜種の素材から全種類の武器を作る事が出来る。しかし属性が変わったため命名の仕方が変わっている他、見た目も変わって黒々としている。全ての武器には龍属性が伴っており古龍やイビルジョーと戦う時には心強い相棒となるだろう。ライトボウガンとへビィボウガンは滅龍弾を速射/しゃがみ撃ちが可能。どの武器も最終強化するまでに必ず獄狼竜の天玉を要求されるため全て揃えるのは大変。しかし一度手に入れれば苦労に見合った性能を発揮してくれるだろう。
狼牙○○(武器名)【○獄】と言った具合に命名されている模様。
- 狼牙大剣【辺獄】(大剣)
- 狼牙刀【悪獄】(太刀)
- 狼牙剣【欲獄】(片手剣)
- 狼牙双刀【雷獄】(双剣) 龍属性と雷属性を合わせ持つ。生産に雷狼竜の天玉と獄狼竜の天玉が要求される。
- 狼牙槌【食獄】(ハンマー)
- 狼牙琴【異獄】(狩猟笛)
- 狼牙槍【怒獄】(ランス)
- 狼牙銃槍【貪獄】(ガンランス)
- 狼牙剣斧【暴獄】(スラッシュアックス)
- 狼牙弩【反獄】(ライトボウガン)
- 狼牙砲【逆獄】(へビィボウガン)
- 狼牙弓【邪獄】(弓)
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リビジョン番号: 1524201
読み:ジンオウガ
初版作成日: 10/12/09 12:13 ◆ 最終更新日: 12/05/09 01:34
編集内容についての説明/コメント: 亜種の項を加筆。素材の記述を追加
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