ジンドグマとは、特撮作品「仮面ライダースーパー1」に登場する悪の組織である。
概要
帝王テラーマクロ率いるドグマ王国崩壊後に現れた、新たな悪の組織。首領である「悪魔元帥」の下、四人の大幹部と彼らの配下の怪人、そしてドグマファイターを改造したジンファイターで人員構成されている。
ドグマ王国同様に独自の憲法「ジンドグマ憲法」を持つ。内容は「暴力・略奪・破壊」の三つの理念を掲げたトンデモ憲法であり、ドグマ王国のものより過激である。
地球征服の手始めに日本への侵攻を開始するも、沖一也が変身する仮面ライダースーパー1に幾度と無く計画を阻まれる。
最終的にはスーパー1により全ての幹部と悪魔元帥が倒され、壊滅する。だが……。
首領と大幹部
悪魔元帥
ジンドグマの首領。常に威厳に満ちており、自ら作戦を計画・実行することこそ少ないものの、絶大なカリスマをもってジンドグマに君臨する男。
人間を信じず機械のみを信用する冷酷な性格の持ち主で、自身も改造人間である。
必殺武器「稲妻電光剣」を持つ。
その正体はB26暗黒星雲(資料によっては「B52~」とも)出身の異星人であり、真の姿としてサタンスネークという上半身が多頭蛇の怪人になることが出来る。
スーパー1に稲妻電光剣を奪われたあげく、全ての首を刎ねられて爆死。
魔女参謀
悪魔元帥配下である四大幹部の一人。キワドイ衣装に身を包んだドSな性格のねーちゃんで、人間を苦しめてそれを見るのが至高の喜びである。気に入らない相手は呪い殺す恐ろしい女。
参謀なだけあって様々な計画を立案、その内容も完璧主義者であるがゆえに綿密である。吹き矢としても使えるキセルを持ち歩く。
その正体はマジョリンガ(モチーフは昆虫の鱗翅目)。これまたキワドイ格好の怪人である…顔以外は。幹部の中ではサタンスネークに最後まで付き従ったが、スーパー1によって倒され死亡した。
妖怪王女
四大幹部の一人。王女と言うが、特にどこかの王族であるという設定は明示されず。怪物王女じゃないぞ。
実は地球征服より単に面白いことが好きで、立案する作戦もどちらかというと愉快犯的なものが多い(どっかの宇宙暴走族みたいだな)。その結果、市民がパニックに陥る姿を見る為に、たびたび人間に化けては混乱している様を見物していた。武器は小型のムチ。
その正体は生き人形の怪人サタンドール。フランス人形をモデルにしているため、容姿は殆ど人間のままである。
幽霊博士
顔色の悪い老人の姿をした、四大幹部の一人。ジンドグマの科学分野を担当しているが、その研究は奇妙なものばかり。ただ、成果は十分あげていた。
彼もまた完璧主義者で、気に入らないことがあると周りに当り散らす迷惑この上ない奴である。その所為か他の幹部から見下されている節がある。
正体は怪人ゴールドゴースト。黄金の砂で人々を釣り、副作用である黄金病に陥れて苦しめた。
鬼火司令
作戦面での指揮を執る、四大幹部の一人。破壊を好み、展開する作戦もそれに準じたものが多い。配下の怪人の作戦遂行を支援する為に、自ら出撃することもある。暗黒拳法なる武術の使い手でもあり、変身せずともスーパー1と渡り合える腕の持ち主。
短気で粗暴なため、他の三人の作戦がゆっくり進行するのにイライラしてしまう。また、その性格ゆえに作戦概要を教えてもらえず更にイライラすることも。
正体は髑髏面の怪人オニビビンバ。イメージ通りに炎を使うほか、死神よろしく大鎌を振り回し、乗馬もこなした。
配下の怪人達
ジンドグマの使役する怪人は、他のライダーシリーズでは滅多に見ることのない「道具(日用品)の改造人間」が大半を占める。 もちろん怪人であるため作中では恐怖の対象であるが、そのデザインやネーミングは他作品と比べても際立っている。
キラーナイブ:ナイフ
ジシャクゲン:U字磁石
火焔ウォッチ:時計
グラサンキッド:サングラス
ビデオン:ビデオデッキ(VHS)とビデオカメラ
アマガンサー:雨傘「重ね重ね残念!」
マッハローラー:ローラースケート
スプレーダー:スプレー(有毒)
ツリボット:釣竿「おれにまけない必殺怪人を、いっぱいかんがえておくってくれよ!!」
ラジゴーン:ラジコンのコントローラー
レッドデンジャー:赤色警戒灯
イスギロチン:椅子「イスバリヤー!」←無数の椅子でバリケード
ハサミンブラッド:ハサミ「チョキチョキ、チョッキン、チョッキンナ♪」
コマサンダー:コマ←単独記事あり
コゴエンベエ:冷蔵庫
フランケライター:ジッポーライター
シャボヌルン:石鹸
キーマンジョー:錠前と鍵
ドクロボール:バスケットボールとゴール
ゴールダー:扇風機
ハシゴーン:梯子
ショオカキング:消火器←公募当選怪人
関連項目
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