スイーツ(英:sweets)とは、「甘い」「甘口」などを意味する「sweet」の複数形である。
曖昧さ回避
概要
スイーツとは「甘いもの」のことである。スイートの複数形だからスイーツである。(スイート=甘味であり、これは和製英語ではない)。
特に日本では「洋菓子」「デザート」の意味で使われることが多かった。一般的にはデザートになりうる軽食類のうち、フルーツ、市販の菓子(スナック、ビスケット、米菓等)を除いた洋生菓子類(ケーキ、シュークリーム、プリン、ドーナツ等一定量以上の水分を含んだ洋菓子のこと)やパンケーキなどを総称し、広義では甘味処で供される和菓子類(あんみつ、汁粉など)を含む。
クリームあんみつや抹茶アイスなど和菓子と洋菓子を折衷したものは和スイーツと呼ぶこともある。日本語では「甘味」といい、とりわけ和菓子を提供する甘味処は、昔から人気の店舗である。
ほんとうの意味でスイーツという語法が広まったのは、従来のデザートという言葉では、定義や表現が不十分だったからでもある。それまではデザートという言葉が使用されていたが、デザートは日本では一般的に料理の最後に食べる軽食類を指し、それは決してスイーツ類だけでなく、前述のようにフルーツなども含まれる。それに、おやつやティータイム、ブランチなど、そういった食間のイベント時に供するものは厳密にはデザートではない。また、パンケーキなど主食がデザートのような性格を持ったものもある。かといって、従来の日本語の甘味では和菓子のイメージが強すぎるので、代替表現として不適切であった。
スイーツはレストランはもちろん、コンビニなどでも気軽に購入することができるため子供から大人まで人気の食べ物である。特にコンビニスイーツは特に進化を遂げているジャンルであり、主力収入源となっている。
これらを製造するプロフェッショナルをパティシエといい、小さい女の子が憧れる人気の職業でもあるが、実際はかなり重労働(水分を含んでいるので、けっこう体力勝負)である。
俗語として
日本語としては2000年代以降にテレビや女性向け雑誌を通じて急速に使われるようになった。
そのため2ちゃんねるなどネット上では女性誌の情報を鵜呑みにするような女性のことを「スイーツ(笑)」と呼ぶような言葉も広まった。「スイーツ(笑)」とは、主体性を持たず流行に流されやすかったり、自分の価値観で秤にかけて相容れないものをダサいとか暗いとか偏見を平気で放つ女性を小馬鹿にした表現である。転じて何も考えてないような女性の意味でも使われるが、当然、実社会で女性の前で使ったりするのは失礼すぎる行為であり、女性たちに言わせれば「(男性に対し)お前たちもそうだろが」と思っている人も少なくない。
指摘どおり、この傾向は男性にも見られる。一方で、男性に多い、他人に相容れない領域を築いていく趣味やこだわりを、男のロマン(笑)などと揶揄されている。
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関連項目
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