【帝国軍からのお知らせ】 帝国は常に「The Elder Scrolls」関係の項目を探している。 その気があるなら「TESシリーズの関連項目一覧」に行け。 |
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
スゥームとは、ベセスダ・ソフトワークスのRPG『The Elder Scrolls』シリーズに登場する魔法の一種である。
表記は「Thu'um」。息、ブレス(Su'um)、ドラゴンシャウト (Dragon Shout)、ストームボイス(Storm Voice)とも。
この記事では、シャウトに用いる言語「ドラゴン語 (Dragon Language)」とドラゴンの文字「ドラゴン文字 (Dragon Alphabet)」も併せて記述する。
また、記事内では「スゥーム」と「シャウト」の表現が混ざっている場合があるが、同じものである。
概要
タムリエル大陸の北部地域スカイリムに住んでいる人間の種族・ノルドに古くから伝わっている魔法であり、「シャウト」「声秘術(せいひじゅつ)」「ドラゴンシャウト」とも呼ばれる。
もとは定命の者 [1] たちを支配していたドラゴンが使っていたもので、ドラゴン語を用いることで使用できる魔法である。
「スゥーム」というのはシャウトや叫びを意味するドラゴン語だが、ノルドをはじめとした定命の者の間でもそのままシャウトを意味する呼び名として使われる。
ドラゴン語ではその一語一語に力が宿っている。
スゥームは声を発動の鍵としており、それ一語だけでも力を発現できるが、単語を三つ合わせて一セットとして発音することにより、真の力を発揮する。
使用者によっては強大な力となり、ノルドの英雄タイバー・セプティムもスゥームの強力な使い手であった。
その力はタイバー・セプティムがドラゴン語でなにか話すだけで雪崩を引き起こす、山一つ動かせるほどだったとか。
第四紀200年ごろの時点では、スカイリム最高峰の中腹にある修道院「ハイフロスガー」において、グレイビアードと呼ばれる修行者達によって継承されている。
グレイビアードは4人いるが、彼らの長であり、定命の者にスゥームを授けた「パーサーナックス」は、頂上にある「世界のノド」で瞑想を捧げている。
かつて、彼らグレイビアードがスゥームで予言を行った際には、山のふもとにある村が消し飛んだという。この為彼らは下界に干渉する事をよしとせず、瞑想と修行に多くの時間を費やしながら、参拝者による寄進に支えられて生活している。
ただしスゥームを覚えるのは容易ではなく、扱いを知らぬ者がただドラゴン語の発音だけまねても効果はない [2]。また、一語習得するだけでも数年という時間を要するため、様々な言葉を習得した達人クラスになるのは至難の業である。作中ではストームクロークを率いるウィンドヘルム首長、ウルフリック・ストームクロークがスゥームを体得している。
ただし、竜神アカトシュより祝福を受けた「ドラゴンボーン(竜の血族)」は、定命の者でありながらドラゴンの要素を持っているため、上記の難度に当てはまらない例外的な存在となる。
→ 「ドラゴンボーン」の記事を参照。
スゥーム(シャウト)について
シャウト自体にも意味があり、トレイラームービーで主人公が発しているドラゴンシャウトも以下のように解釈できる。
Fus Ro Dah (揺るぎなき力)
スカイリム関連の動画で「トシコシダー!」というコメントやタグが付けられることがあるが、これはトレイラームービーで主人公が放つドラゴンシャウト「Fus, Ro, Dah」が、年越しだー!と聞こえることに由来している。
海外ではトレイラーで主人公がシャウトを放つシーンが、スカイリムに期待を寄せるファンに相当のインパクトを与えたようで、Youtubeでそれに関連する大量のMADがつくられ投稿されている。
「Fus Ro Dah」のキーワード検索で大量にヒットするはずなので、興味があれば見てみると良い。
なおxbox360版ではkinectによるボイスコマンド操作により、プレイヤーがドラゴン語(もしくはシャウト名)を発すると、それに連動して操作するドヴァキンがドラゴンシャウトを発動することができる。
歴史
スゥームの歴史は第1紀よりも前、"エルフの時代(Merethic Era)"にまでさかのぼる。
当時スカイリムにおいては、アトモーラ大陸からやってきた古代ノルドたちによって動物を神として信仰する思想が広まっており、崇拝対象の一つであるドラゴンはその中でも最高の存在と考えられていた。 [3]
やがてその中からドラゴンを神として崇める組織「竜教団」が設立された。ドラゴンはドラゴンプリースト達に力を持つ仮面を与え、竜教団らと共に人間たちを支配し、逆らう者はプリーストやドラゴンたちに抹殺されるという恐怖統治がまかり通っていた。
しかし後に、それらに抵抗した人間たちによる反乱「竜戦争」が発生する。
戦争の開始当初は人間の側に多大な死者がでたが、女神カイネ(八大神の一柱・キナレス)がこれを哀れみ、加えて一部のドラゴン達が同胞を裏切って人間たちの側についたとされる。人間側についたドラゴンたちによりスゥームの技術がもたらされたことで戦局が変わったという。
次第に人間たちの中からもスゥームを扱える者が現れるようになり、徐々に形勢が覆り始める。それに加えてドラゴンと同等の力を持つ存在「ドラゴンボーン」の出現も加わったことで、竜教団とドラゴンたちは第2紀までに狩り尽くされ全滅したとされている。 [4] [5]
現在、ドラゴンは歴史より忘れ去られ「伝説上の生物」としてしか扱われていないが、スゥームの方は今でもスカイリムに伝わる魔法である。
スゥームを極めた者たちとしてグレイビアードがもっとも有名であるが、他にあまり使い手がいないため、一般的な魔法としては扱われていない。
ドラゴン語
スゥームを発動するために用いられるドラゴンの言語。
言葉の表記は爪でひっかいた形式の文字「ドラゴンアルファベット」「ドラゴン文字」になっている。
Skyrimでシャウトが登場したことで注目を浴びたが、ドラゴン語の登場はSkyrimが最初ではなく、『TES2:Daggerfall』においてプレイヤースキルとしてすでに存在している。
敵クリーチャーとしてのドラゴンも同作品に登場しており、タムリエル大陸よりも東にあるアカヴィル大陸(Akavir)において、猫人(cat-folk)達の神である虎竜『トシュ・ラカ(Tosh Raka)』の存在を確認できる。
また、シリーズの外伝作品である『Redguard』では『ナファーリラルガス(Nafaalilargus)』という人語を話すドラゴンが、タイバー・セプティムの配下として登場している。
ドラゴンアルファベット
A |
B |
C なし |
D |
E |
F |
G |
H |
I |
J |
K |
L |
M |
N |
O |
P |
Q |
R |
S |
T |
U |
V |
W |
X |
Y |
Z |
A |
E |
I |
O |
U |
---|---|---|---|---|
aa |
ei |
ii |
oo |
ur |
ah |
ey |
ir |
uu |
ドラゴン語の一覧
複数形は末尾にある子音をもう一つ追加したのちに「e」をつける。例えば星霜の書を意味するKel (ケル)の場合はKelle (ケッレ)、愚か者を意味するMey (メイ)の場合はMeyye (メイエ)となる。ただ、同胞や仲間を意味するZeymah(ゼイマー)のように、最初から複数形の意味を含んだ言葉もある。
ドラゴン語 + 発音表記 | シロディール語訳 (英語訳) |
日本語訳・説明 |
---|---|---|
Aam アーム |
Hmm | ふむ、ふーむ?、うーん (疑問を呈する時の言葉) |
Aan アーン |
A An Slave |
一つの~ 奴隷、労働者、献身者 複数形はaanne(アーンネ) |
Aaz アーズ アーツ |
Mercy | 慈悲、情け |
Ahkrin アークリン |
Courage | 勇気、度胸 |
Ahrk アールク |
and | ~と、および、そして |
Alok アロク |
arise | 発生する、沸き起こる、生じる 立ち上がる、行動する |
Bonaar ボナール |
Humbled | 控えめな、 地味な |
Brit ブリット |
Beautiful | 美しい、素晴らしい |
Daan ダーン |
Doom | 運命、凶運、不運、破滅、死 |
Daar ダール |
This These |
この、これらの |
Dah ダー |
Push | 押す、圧力 |
Dovah ドヴァー |
Dragon | ドラゴン、竜 |
Dovahkiin ドヴァキン ドヴァーキン |
Dragonborn | ドラゴンボーン、竜の血族 |
Drem ドレム |
Peace Be Calm Calm Down |
平和、静か、鎮静 静かにしろ、落ち着けよ、平和的にいこうぜ |
Faal ファール |
The | その、あの |
Faas ファース |
Fear | 恐怖(畏敬も含む) |
Fen フェン |
Will | 意思、~だろう |
Fent フェント |
Shall | ~でしょう、~だろう、~することになっている ~だろうか、~させてやる、~しようか、 ~したらよいか、きっと~する、~すべきである |
Fin フィン |
The | その~ |
Frul フルル フルール |
Ephemeral Temporary |
一時的、つかの間 |
Fus ファス フス |
Force | 力、パワー |
Gol ゴル |
Earth | 大地、地球 |
Haal ハール |
Hand | 手 |
Hadrim ハドリム |
Mind | 精神、知能 |
Heim ハイム ヘイム |
Forge | 鍛冶場、工房 |
Him ヒム |
Your | あなたの、お前の |
Hin ヒン |
Your | あなたの、お前の |
Hind ヒンド |
Wish Hope |
望み、希望、願い |
Hun フン |
Hero | 英雄、勇者 |
Iiss イーズ イイズ |
Ice | 氷、アイス |
Joor ジョール |
Mortal | 定命の者、限りある、 人間(エルフなど含む)、 死ぬべき運命の、死から逃げられない |
Keizaal カイザール ケイザール |
Skyrim | スカイリム |
Kel ケル |
Elder Scroll | エルダースクロール 星霜の書 |
Kogaan コガーン |
Blessing | 祝福、賞賛 |
Koraav コラーヴ |
See | 見る、見える、見かける、望む |
Konahrik コナヒリク コナーリク |
Warlord | 長、部族長、ウォーロード |
Krein クライン |
Sun | 太陽 |
Krif クリフ |
Fight | 戦い、戦い、争い、格闘、けんか、 対戦、競争 |
Krii クリー クリイ |
kill | 殺す、殺害 |
Laas ラース |
Life | 命、生命、心(精神) |
Liiv リーヴ |
Wither | しぼむ、枯れる、弱る、衰える、薄れさせる |
Lok ロク |
Sky | 空、天空、大空 |
Lot ロット |
Great | 大きな、偉大な、素晴らしい |
Mah マー |
Fall | 落ちる、失墜 |
Mahfaeraak マフェラーク マーファエラーク |
Forever | 永遠、永久 |
Mey メイ |
Fool | 騙す、愚か者 (名詞・動詞どちらにも使う) |
Meyz メイズ メイツ |
Come become |
来る、なる、発生する、起きる |
Monahven モナーヴェン |
Throat of the World | 世界のノド (固有名詞) |
Morah モラー |
Focus | 集中、見定める |
Morokei モロケイ |
Glorious | 卓越した、輝かしい、壮大な |
Mul ムル |
Strong | 強い、強大な |
Naak ナーク ナアク |
Eat | 食べる、食らう、捕食する |
Naal ナール |
By | そばに、横に、~までに、~によって |
Nahkriin ナークリーン |
Vengeance | 復讐、仕返し、報復、あだ討ち |
Nahl ナハル ナール |
Living | 生きる、住む |
Nahlaas ナハラース ナーラース |
Alive | 生きている、生き生きとしている、活動する |
Nahlot ナーロット |
Silenced | 静かになった、(発言などを)禁じられた、 (意見などが)沈黙させられた |
Ni ニ |
Not | ~ではない、~しない (否定) |
Nid ニド |
No | いいえ、ノー (否定・拒否) |
Nis ニス |
Cannot | できない、不可能 |
Nok ノク |
Lie | ウソ、ウソつき、 横になる、横たわる |
Norok ノロク |
fiercest | 獰猛な、凶暴な、激しい、 すさまじい、猛烈な、荒れ狂う、 |
Nust ヌスト |
They | 彼ら、やつら |
Od オドゥ オダ オド |
Snow | 雪、冬 |
Paal パール |
Foe Enemy |
敵、悪 |
Pah パー |
All | 全部、すべて |
Prodah プロダー |
Foretell Foretold |
~を予言・予告する、 ~を予言・予告した ~を予言・予告している |
Pruzah プルザー プルザハ |
Good | 良い、素晴らしい、グッド |
Qahnaar クァーナール |
Vanquish | 打ち倒す、征服する、破る |
Qahnaarin クァーナーリン |
Vanquisher | 征服者、勝利者 |
Qiilaan キーラーン |
bow | 弓、船首、 お辞儀、会釈 |
Raan ラーン |
Animal | 動物、獣類 |
Rein ライン |
Roar | 叫ぶ、怒鳴る、わめく、轟音を発する |
Rok ロク |
He | 彼、あいつ、彼の者 |
Sahrot サーロット |
Mighty | 強い、強大な |
Saraan サラーン |
Await | 待つ、待っている、待機している (無生物に対して使われる) |
Shul シュル |
Sun | 太陽 |
Slen スレン |
Flesh | 肉、肉体、体 |
Sos ソス |
Blood | 血、血流、血脈 |
Sul スル |
Day | 日にち、日光、日中 |
Su'um スーム |
Breath | 息、吐息、呼吸 |
Stin スティン |
Free | 自由な、自由の身の |
Strun ストルン |
Storm | 嵐、ストーム |
Strunmah ストルンマー |
Mountain | 山 |
Taazokaan ターゾカーン タァゾカァン |
Tamriel | タムリエル |
Tahrodiis ターロディース |
Treacherous Turbulent |
裏切り、不誠実、信用(信頼)できない 荒れ狂う、かき乱された、騒々しい |
Thu'um スゥーム |
Shout Storm Voice |
シャウト、ドラゴンシャウト、叫び |
Thu'um スゥーム |
Overload King Overlordship |
大君主、王、大君主の地位 |
Tiid ティード |
Time | 時、時間、 |
Ul ウル |
Eternity | 永遠、永久、長い時間 |
Unslaad ウンスラード |
Unending Eternal |
終わりなき、不滅 |
Unt ウント |
Try | 試す、挑戦する、トライする |
Uth ウツ ウス |
Order Command |
指示、命令、注文、要求 眺望、眺め、風景 |
Vaal ヴァール |
Bay | 入江、湾岸 追い詰められた、窮地 |
Vahlok ヴァーロク ヴァーロック |
Guardian | 守護者、監視者 |
Ved ヴェド |
Black | 黒、黒い、黒の |
Viik ヴィーク |
Defeat | 倒す、打ち負かす |
Viing ヴィーング |
Wing | 翼、羽 |
Vokul ヴォクル |
Evil Ungood |
良くない、邪な、邪悪な |
Vokrii ヴォクリー |
Restore | 復元・復旧する、復活させる、 修理する、再建する、取り戻す |
Vokun ヴォクン |
Shadow | 影 複数形はVokunne(ヴォクンネ) |
Voth ヴォス |
With | ~と、~と共に |
Wah ワー |
to | ~へ |
Wo ウォー |
Who | 誰か、誰? |
Wuth ウース ウゥス |
Wise | 賢い、知恵のある |
Yol ヨル |
Fire | 火、炎 |
Zaan ザーン |
Yell | 叫び、シャウト (Thu'umとは異なる) |
Zah ザハ ザー |
Finite | 有限、限り |
Zeymah ゼイマー |
Brother Brotherhood |
兄弟、同胞、仲間 |
Zok ゾック ゾク |
Most Greatest |
最も、一番の |
Zul ズル |
Voice | 声 (Dovahzulだとドラゴンの声 = ドラゴン語となる) |
Zun ズン |
Weapon | 武器、兵器 |
Zu'u ズー |
I | 自分、わたし、俺、我 |
例文
ドラゴン語の使い方として、物語終盤で味方になるドラゴン・オダハヴィーングを例にしてみると、次のようになる。
サラーン・ウツ、約束通りお前の命令を待つ
サラーン/Saraanは「Await」、ウツ/Uthは「Command」を意味するため、これらを合わせると以下のようになる。
つまりこの場合、一度ドラゴン語で言ったあと、人間に解りやすいようにシロディール語(英語)で言い直している形になる。
ゾック・ブリット・ウツ! ドヴァーだけに許された世界をその目で見る準備はできたか?
ゾック/Zokは最上位の「Most」、ブリット/Britは「Beautiful」を意味する。ウツ/Uthは引き続き「Command」の意味があるが、Commandには「命令」や「指示」以外に「眺め」や「風景」などViewのような意味も含まれているため、これらを合わせると以下のようになる。
「Most Beautiful Command = これまでで最高に美しい眺めだぞ」
つまりこの場合はドラゴン語をシロディール語で再説明するのではなく、全く別のこと(ドヴァーであることの優越感と自慢)を話しているのである。
熟語・定型文
単品の言葉とは違い、複数の言葉を合わせることで別の意味合いをもつフレーズも存在する。
ドラゴン語 + 発音表記 | シロディール語訳 (英語訳) |
日本語訳・説明 |
---|---|---|
Drem Yol Lok ドレム・ヨル・ロク |
Peace Fire Sky = Greetings |
平和、炎、空 (直訳) ごきげんよう、こんにちは |
Lok, Thu'um ロク・スゥーム |
Sky Shout = Farewell |
空、叫び (直訳) = さようなら、ごきげんよう、さらば、それでは |
Q&A
- 【Q1】 ドラゴンボーンしか使えないの?
- ドラゴンボーンは、覚えが早かったり生来の力により習得さえしてしまえばとてつもなく強いシャウトとなるなど、大きなアドバンテージがある。
- シャウトそれ自体は他の者でも覚えられるが、習得してもドラゴンボーンに比べると弱く、その弱い声を強化するのにも多大な鍛錬と時間が必要になる。
- 【Q2】 遺跡にいるドラウグルたちがシャウト使ってきたんだけど・・・
- 彼らは元々ドラウグルというモンスターだったわけではなく、古代ノルドの戦士たちがモンスター化したもの。
シャウトが定命の者たちの手に渡って以降、かなりの数の戦士たちがドラゴンたちと戦うためシャウトを身につけている。そのためドラゴンボーンでなくても昔は覚えていた者が多かった。 - ただし、低位のドラウグルは2つめの言葉までしか使えないなど、全員がマスターしている訳ではない。
- ちなみに、"竜戦争"以降もシャウト使いは重宝されており、「複数のシャウト使いが並んで一斉にシャウトし敵の城壁を吹っ飛ばす」などといった使い方もしていた。エルフたちとの戦争にも投入されていたらしい。
- 【Q3】 見たことないシャウトがある
- スカイリム中に様々なドラゴン語が散らばっているため、シャウトを見つければ見つけるほどいろんなシャウトが使えるようになる。
ただしアルドゥインの「slen tiid vo(ドラゴン復活)」やツンの「Nahl Daal Vus(ニルン送還)」など、一部のキャラしか使えない専用シャウトもあり、それはたとえ主人公のドラゴンボーンであろうとも(ゲームの都合上)覚えられない。 - 【Q4】 ウルフリックがシャウト使えるのはなぜ?
- ウルフリック・ストームクロークはグレイビアードの元弟子で、グレイビアードになるための修行をした結果である(少年時代にスカウトされて師事し、10年におよぶ厳しい修行の結果「揺るぎなき力」と「武装解除」のスゥームを3段階目まで会得している)。 [6]
しかし、スカイリムでも「神童」と謳われ才能を見出されていたほどの彼ですら「揺るぎなき力」と「武装解除」の2セットを会得するのに10年という時間を要していることから、文字を読むだけでほぼ一瞬で済んでしまうドラゴンボーンがいかにチートな存在であるかが伺える。 - ちなみに上級王トリグを殺した事件で、人々が「シャウトでバラバラにした」という旨の噂をしていることがあるが、使われたシャウトはSkyrimの主人公が使うものと同じ"揺るぎなき力"である。本人も「トドメをさしたのは自分の剣だ」と言っており、噂が広まっていく間に尾ひれがついてしまったらしい。
- 【Q5】 人間が作ったシャウトでもドラゴンなら使えるのでは?
- シャウトの基本は「概念を理解している」ことである。
知識だけ持っていてもその意味を理解していないと扱えないため、たとえドラゴン語とシャウトの本家であるドラゴンだろうと、理解していないもの/理解できないものを習得することはできず、会話で用いる言葉ぐらいにしか使えない。 - 例えば、ドラゴンを空から叩き落とすシャウト「ドラゴンレンド」には定命・有限(Mortal)を意味するJoor(ジョール)という言葉が含まれているが、不死の存在であるドラゴンには、人間/エルフなど生物がもつ寿命や有限という概念への理解がないため、シャウトを放つどころかその前の段階から不可能なのである。アルドゥイン側よりも人間達を理解しているはずのパーサーナックスでさえ、定命という概念について「我らには理解できない概念」と語っている。
関連動画
スゥームの習得は、スカイリム中に散らばるドラゴン語で記述されたオブジェクト"言葉の壁"を訪ねることで行える。使用するにはドラゴンを倒して得られるドラゴンソウルが必要。
関連静画
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関連項目
脚注
- *定命の者(じょうみょうのもの): 人間、エルフ、動物たちなど、寿命があるもの、命に限りがある者たちの事。ドラゴンは寿命もなければ肉体が衰えて死ぬこともなく、肉体を殺されても魂があれば復活可能な不死の存在であるため、寿命や死という概念が存在しない。そのため、寿命も死の概念もある人間やエルフたちの事を見下した表現としてこう呼ぶ。
- *『Skyrim』では衛兵がドラゴン語で「ドヴァーキン」と呼ぶことがあるが何も起きないのに対し、グレイビアードが発音した場合は本人の周辺が振動を起こしたり遠くから呼びかけるときには雷鳴のような音で聞こえたりするなどの現象が起きる。
- *ドラゴン以外では、鷹、オオカミ、蛇、蛾、フクロウ、鯨、クマ、キツネが該当する。それらは全て古代ノルドの信仰する神々の象徴ともされている。
- *トルハル・ビョリック著『竜戦争』
- *このときドラゴンの頂点にいたのが「Skyrim」に登場した邪竜アルドゥインであり、生き残った人間たちの手によってドラゴンによる支配の歴史やドラゴンへの対処法を忘れないようにと遺されたのがスカイヘヴン聖堂にある"アルドゥインの壁"である。
- *ゲーム中では主人公とウルフリックとの会話のなかで本人より語られることがあるが、本人は下界で起きた帝国とエルフの「大戦」に参加し、スゥームに対する方向性の違いからグレイビアードと袂を分かってしまったため、シャウトはマスターできなかった。
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