スカアハ(あるいはスカサハ)とは、ケルト神話に登場する女神である。
概要
『影の国』と呼ばれる異世界の女王であり、魔術・武芸に秀でた達人でもある。娘、あるいは妹としてウアタハがいる。ライバルとしてやはり優秀な女戦士のオイフェがいる。
数々の試練を突破して影の国にやってきたケルト神話の英雄クー・フーリンを気に入って弟子にし、武芸・魔術、そして必殺の槍ゲイボルグまで伝授した。
また、クー・フーリンのことを愛してしまい、他に好きな女がいるため振り向いてくれない彼のせいで、ヤンデレな行動を取ることになる。この辺りの話は近代になってからフィオナ・マクラウドによって書かれた『女王スカァアの笑い』により、より強烈になっていく。
スカアハはクー・フーリンに小言を言われた侍女を殺し、クー・フーリンが愛しているといった女を殺してクー・フーリンに捧げるか、あるいは拉致して死ぬまで監禁しようかと思いを巡らせる。また、クー・フーリンが影の国を去ってしまうとたまたま流れ着いた海賊20名を気晴らしのように残酷な方法で処刑する。しかし、その死の喜びもクー・フーリンが去ってしまった悲しみをいやすことはできなかった。
クー・フーリンが去ったのちには、スカアハにとってのかつての宿敵オイフェとクー・フーリンとの間に生まれた息子コンラを指導し、クー・フーリンの元へ送り出している。
現代の創作の中のスカアハ
- 乖離性ミリオンアーサー
- スカアハ表記で登場。聖剣を抜いたものの訓練教官を務めている。CV:坂本真綾
- 関連作品の『弱酸性ミリオンアーサー』でもメインキャラの一人として登場する。
- ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
- スカサハという名前の剣士が登場するが、なぜか男性。このゲームではライバルのオイフェも男性として登場している。クー・フーリンをもとにしたと思われるキャラクターやゲイボルグの名前も登場するが、関連性は大きく異なる。
- 詳細はスカサハ(ファイアーエムブレム)の記事を参照。
- Fate/Grand Order
- スカサハ表記で登場。ケルト神話のスカサハその人。
- ぴっちりとした全身タイツに身を包み、ゲイ・ボルクを構えている。Fateシリーズで先に登場していた弟子のクー・フーリンの過去エピソードで言及されることはあったが本人が登場するのはFGOが初めて。
- CV:能登麻美子
- 詳細はスカサハ(Fate/Grand Order)の記事を参照。
- 女神転生シリーズ
- 仲魔として登場。種族は女神。正座したまま浮遊しているという独特のスタイルを持つ。これは達人なら正座の状態で不意打ちされても対応できるというイメージから。作品によってはクー・フーリンとのイベントも存在する。
- クトゥルフ神話
- →スカアハ(クトゥルフ神話)
関連項目
関連リンク
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