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スコット・マシソン(Scott William Mathieson、1984年2月27日-)とは、カナダ出身の元プロ野球選手(投手)である。
概要
OB | |
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スコット・マシソン Scott Mathieson |
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基本情報 | |
国籍 | カナダ |
出身地 | ブリティッシュコロンビア州バンクーバー |
生年月日 | 1984年2月27日 |
身長 体重 |
191cm 104kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2002年MLBドラフト17巡目 |
引退 | 2021年 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | カナダ |
WBC | 2006年、2013年、2017年 |
五輪 | 2021年 |
プロ野球選手テンプレート |
2002年のMLBドラフトでフィラデルフィア・フィリーズから17巡目で指名され入団。
2006年にはWBCカナダ代表に選出され、同年メジャーデビューを果たすが、右肘を痛めその後二度のトミー・ジョン手術を受けた。
2010年にメジャー復帰したが、3Aではそこそこ好投するもメジャーではこれといった結果を残せなかった。
巨人時代
2012年、読売ジャイアンツに入団。クローザー候補としての入団だったが、春のキャンプでいきなり加治前竜一に頭部死球を与え病院送りにすると、その後も投げるたびに四死球を連発。そのノーコンぶりに「壊し屋マシソン」と呼ばれ、「マジ損」などと揶揄されることに。結局制球難がネックとなり開幕一軍を逃す。
しかし二軍で豊田清コーチに矯正を施され、4月15日に一軍昇格すると、リリーフで好投を続け、山口鉄也と共に抑えの西村健太朗へ繋ぐセットアッパーの地位を任されるようになり、西村が調子を崩した7月には抑えも務めたが、7月の終わりに右肘の違和感で登録抹消。シーズン終盤まで戦線離脱してしまった。閉幕直前に復帰すると、クライマックスシリーズ、日本シリーズで疲れの見えた山口・西村に代わって要所を締め、日本一に大きく貢献した。シーズン成績は40試合で2勝10セーブ8ホールド、防御率1.71。
2013年はカナダ代表としてWBCに二度目の出場を果たした。
レギュラーシーズンも勝利の方程式の一角を担い、安定した活躍を見せ、ピンチの場面で登場するなど信頼度も格段に増した。63試合に登板。2勝2敗42ホールド、防御率1.03。最優秀中継ぎのタイトルを山口鉄也と分け合った。
クライマックスシリーズでは2試合に登板。4三振を奪い、2ホールド。
そして日本シリーズでは4試合に登板し、被安打を0に抑え、9奪三振、1勝1セーブ1ホールドをあげ、球界屈指のセットアッパーとして、巨人の投手陣を支えた。ここから4年連続で60試合以上に登板する。
2016年はリーグ最多の70試合に登板し、41ホールドで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
2017年、WBCカナダ代表に選出されるが、第1ラウンドで敗退した。
2018年は中継ぎとして開幕を迎えたが、途中から抑えに転向。7月に左膝痛で登録を外れ、状態が良くなることがないまま8月に手術を受けた。このため34試合の登板に留まった。11月にはエーリキア症に観戦したため、闘病生活を送った。
2019年は先述の影響で一軍の復帰が6月となった。日本シリーズ終了後に選手としての引退を表明した。その後に開催される東京五輪の出場を以て完全に引退する予定となっている。
1年の延期を経て迎えた2021年の第32回オリンピック競技大会(2020年東京オリンピック)アメリカ大陸予選ではオープニングラウンド1試合に投げ2失点。6月5日(現地時間)には負ければ敗退のスーパーラウンド第2戦にも登板したが、守備に足を引っ張られ逆転を許しそのまま敗戦投手に。選手としての日本凱旋は叶わず、これが現役最後の登板となった。
引退後
2021年5月、読売ジャイアンツの駐米スカウト就任が発表された。
プレースタイル
191cmの長身から投げ下ろす、160km/h超の角度のある速球が武器。変化球の制度も向上しており、緩急をつけたピッチングも得意とする。
投げ急ぐ癖があるため、マウンド上では投球する毎に帽子を取って汗を拭う。
人物
Twitterでは頻繁にツイートしており、遠征地での観光の様子や、2012年に誕生した息子の写真を投稿している。
ジョン・ボウカーとは同期であり、仲が良い。一緒に練習したり、沖縄旅行に同伴させたり、Twitter上で煽り合うほどである。
巨人にとってはバルビーノ・ガルベス以来と言っていい自前の当たり助っ人外国人投手だった。
成績
通算投手成績
通算:11年 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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MLB:3年 | 15 | 8 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 44.0 | 21 | 34 | 39 | 33 | 6.75 |
NPB:8年 | 421 | 0 | 0 | 0 | 27 | 29 | 54 | 174 | .482 | 431.0 | 135 | 492 | 134 | 118 | 2.46 |
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関連項目
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