『スター・ウォーズ バトルフロント』(Star Wars Battlefront)とは、映画『スター・ウォーズ』を題材にした三人称視点のアクション・シューティングゲームである。(俗に言うTPS) 2004年9月21日に発売。(日本は2004年10月7日)
続編である『スター・ウォーズ バトルフロントⅡ』(Star Wars Battlefront II)についても、このページで説明する。
概要
過去にスター・ウォーズのゲームはいくつも発売されているが、このゲームは珍しく一般兵を主役とする作品となっている。
BGMやSEはすべてスター・ウォーズ本編中で使用されたものを使用しているため、映画の世界に入ったような感覚でプレイすることが出来る。
スター・ウォーズ本編で舞台となった惑星(タトゥイーンやホスやジオノーシス等)を舞台に、兵士達が戦闘を繰り広げる。
作中に登場したビークル(乗り物)やターレット(固定砲台)も一部ステージに存在しており、搭乗可能。
また、一定条件を満たすと、ダース・ヴェイダーやルーク・スカイウォーカーなどの強力なユニットが参戦することもある。(操作は不可能)
システムは一般的なアクション・シューティングゲームと似たような、むしろ簡略化されているため、TPS(FPS)初心者でも気軽にプレイが可能となっている。また、オプションで三人称視点(TPS)から一人称視点(FPS)への変更も可能。
参戦勢力は『反乱同盟軍』『通商連合』『銀河帝国』『共和国軍』の4つ。時代を超えた戦闘は行えないようになっている。(例:銀河帝国と通商連合の戦闘、共和国軍と反乱同盟軍の戦闘 等)
一部ステージではその星の原住民族(ウーキーやイーウォック等)も戦闘に参加する。
一人プレイ用のモードとして、ミッションモードの様なものも収録されている。こちらはスターウォーズのストーリーに沿って進行する。
しかし、バトルフロントはエピソードⅢ(2005年)の上映前に発売されたため、ジェダイ静粛の極秘指令「オーダー66」は本作には登場せず、ストーリーは映画で表すなら2→4という展開である。
戦場にはコマンドポストと呼ばれる拠点がいくつか存在しており、その付近からの出撃となる。
また、敵のコマンドポストの周辺に立つ事でそのコマンドポストを占領する事が可能、一定時間ポストの周りで待機することで占領完了となる。
ゲームの基本的な勝利条件は敵の殲滅、またはコマンドポストを全て制圧となっている。
各ユニットの特性については公式サイトに説明がされている。(関連リンクからどうぞ)
通常ステージでのスターファイター/ガンシップの使用やガンシップで滞空しながらの放火など、1作目でしか出来ない動作も多く、ゲームとしての自由度はこちらの方が高めである。そのため、こちらの作品を支持する声も多い。
スター・ウォーズ バトルフロントⅡ
『スター・ウォーズ バトルフロントⅡ』(Star Wars Battlefront II)とは、映画スターウォーズを原作とした『スター・ウォーズ バトルフロント』(Star Wars Battlefront)の続編である。2005年10月31日発売。(日本では2006年1月26日)
概要
前作、バトルフロントの発売から1年程で発売された続編である。
内容としては新規ステージの追加(ムスタファーやマイギートー等)やユニットの追加、武装の変更、バランス調整、バグ修正などがされている。
新ユニットは全勢力共通でエンジニア(前作のパイロット相当)、さらに特殊ユニットが1種類ずつ追加された。
宇宙戦も追加されており、スターファイターに乗って敵のファイターを撃墜できるほか、敵の戦艦に乗り込んでの破壊工作もかのうとなっている。
さらにミッションモードとして501大隊(作中ではジェダイ聖堂をアナキンと共に襲ったトルーパー)となって、銀河の戦乱を駆け巡るモードも追加されている。
しかし、何と言っても大きな変更はヒーローユニットの実装だろう。前作でCPU専用だったヴェイダーやルークは勿論、ボバ・フェットやハン・ソロ、オビ= ワン・ケノービやダース・モールなど作中で活躍を見せたキャラクターを操作する事ができる。
使用するには戦場で一定の功績を挙げなければならないが、性能は正にヒーロー。ほとんどのユニットが普通の兵士よりもかなり強力となっている。
ダースヴェイダーとなり敵の反乱軍兵士の首を絞めながら近寄る、メイス・ウィンドウで大量のドロイド相手に無双する等、原作さながらの活躍も可能である。
また、おまけとしてとあるステージでとあるモードを選択するとヒーローユニットのみの戦闘モードが開始する。
一方で前作から削除されたステージ(レン・ヴァーやタトゥイーン砂丘、クラウドシティ等)や手直しされたステージもある。
普通のステージでの戦闘機系は全て廃止、使用は全て宇宙での使用となっている。
また、前作で存在した匍匐(ほふく)は削除されている。(おそらく匍匐関係のバグが多かったため)
オンラインにも対応しており、PC、PS2では小規模ではあるがオンライン戦が開催されている。
ただし、PS2ではある程度の機材とホストになる人間が存在しないと出来ないため、専用スレや同好会などでチェックすると良いだろう。また、PC版はサーバーが米国に存在しているためラグが大きく、日本人自体少ないためオンラインはやや難しいのが現状である。
PSP版では要領の都合からいくつかの変更がなされている。
・一部ステージの削除(フェルーシア、ジオノーシス、カミーノ等)
・一部ボイスの変更(PS2版では吹き替えのボイスだがPSP版では英語のまま)
・グラフィックの圧縮(いわゆるジャギ)
・ミッションモードの削除
・代わりに別のミッションモードの追加
などなど
ゲームとしての楽しみはやや落ちるが、PSPという小さな機械で大きな銀河を体感できるため、お勧めできるだろう。
余談だが、現在PSP版にプレミアが付いている。
元々出荷本数があまり多くなく、セールス的にもあまり良くなかったのが原因だろう。
現在では7000円~が相場となっている 近所のゲームショップで安く見つけたら是非手にとって欲しい。
PS2版も同様に出荷本数が少なく、新品はほとんど見かけられない。
英語版になるがPC版はオンラインショップ等で比較的安く(2500円前後)購入する事ができる。
3Dのゲームのためそれなりのスペックは要するが、英語ボイスなので原作映画のままの感覚でプレイできる。
また、海外ゲームで盛んなMOD(データを改造して別のものにしたりする)に対応しており、本ゲームで出てこなかった惑星や建物(ダントゥイーンやクラウ ドシティ等)やオリジナルのユニット、劇中に登場した有名なクローントルーパー等を操作することが可能となる。MODデータが置いてあるサイト事態は英語 だが、簡単な英語が出来ればすぐにMODで楽しむ事ができるだろう。
Star Wars BattlefrontⅢ・・・
Star Wars BattlefrontⅢとは、2010年発売・・・予定だった作品である。
Ⅲの名の通りこれまでのバトルフロントシリーズの正等続編となる予定であった。
しかし、開発会社が倒産してしまい、別の会社に開発自体は移ったものの、結局開発は中止されてしまった。
内容的にはⅠ+Ⅱといった感じで、オリジナルのストーリーモードやコルサントマップの上空に飛び上がっての空中戦、クラウドシティのカーボン冷凍所近くなどでの戦闘、さらにオーダー66を再現した様子も見られる。今となっては夢の話だが
なお、ストーリーモードに関してはPSPで発売されたStar Wars Battlefront Elite Squadronにてプレイが可能である。海外でのみ発売されているゲームなので、入手はやや難しいかもしれないが気になる方は是非プレイしてほしい。
Battlefront再始動
2013年のE3にて新たなバトルフロントシリーズの開発が決まった。
ルーカスアーツが2012年に閉鎖され、ディズニーはスターウォーズのゲームを開発する権利を渡す会社を探していた。その後、ディズニーとエレクトロニック・アーツとの間で契約が交わされ、エレクトロニック・アーツ傘下のデベロッパーが開発することに決定する。
開発は『BattleField』シリーズで知られるDICE、『DeadSpace』シリーズで知られるVisceral、『StarWars:Kights of the Old Republic』や『MassEffect』シリーズで知られるBioWareが行う。
そしてその第一弾がStar Wars:Battlefrontである。お披露目されたトレーラーでは、惑星ホスでエアスピーダーが
AT-ATで撃墜される様子が確認できる。開発はDICEが行い発売時期はStar Wars:Episode VIIの公開と同時期の2015年夏、発売機種は不明。ゲームエンジンにはBattleField 4で導入されているFrostbite 3を用いて開発していくことが決定している。
関連動画
関連商品
海外のみ発売作その② 海外版PSP版Ⅱ 安いのでお勧め
PSP版Ⅱ
関連項目
外部リンク
スターウォーズ公式サイト
バトルフロント公式サイト
バトルフロントⅡ公式サイト
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