スターダンスとは、アンディー・メンテ謹製のフリーウェアゲームである。
概要
1999年5月に発表されたSLRPG。以降のアンディー・メンテ製SLRPGの根幹となる独特のシステムと、やり込み型の戦闘システム、SF的世界観、壮大でドラマチックな物語を盛り込んだ傑作。
ストーリー
二年前のある日、北国タナティアは軍事大国ウェスタによる侵攻を受けた。
タナティアは圧倒的なウェスタの軍事力に蹂躙され、主人公スターダンスの父ホワイトホールと妹ラビも殺されたが、その死を悲しむ母アマンディーヌの姿にウェスタ国王子オデュセイアが翻心。
直属の十二騎士とともにウェスタに反旗を翻し、かくてタナティアは救われた。
その後オデュセイアはローズと名を変えアマンディーヌの夫となり、息子タキオンをもうけたが、父と弟を殺されたスターダンスとの仲は冷え切ったままであった。
スターダンスはタナティアで警備隊の訓練生となり、先輩のロマンシアとその妹ステファニアとともに過ごしていた。
そんな折、タナティアに鷹の爪団と名乗る盗賊団が来襲。訓練生のスターダンスとロマンシアも撃退に駆り出される。
そこで鷹の爪団に襲われていた三人の少年少女と、次いで一人の少女を救ったことで、スターダンスの運命は激動の悲劇に向けて転がっていくことになる。
登場人物
スターダンス
本編の主人公。雪の国タナティアに住む少年。
二年前に侵攻してきたウェスタ軍に父と妹を殺され、その張本人オデュセイアが母と再婚し義父となったことで心にわだかまりを持っている。
タナティア警備隊の訓練二年生で、同じ訓練生の一年先輩であるロマンシアとは親友であり、その妹ステファニアとも親しくしている。
ロマンシア
スターダンスの親友でタナティア警備隊訓練校の三年生。隊長階級。
訓練校ではスターダンスの先輩であると同時に、警備隊における隊長と部下の関係でもある。
頬の十字傷が目立つ男だが、その傷が付いた原因はエンディングで明かされる。
ステファニア
ロマンシアの妹。八ノ地教を信仰する教会のシスター。
教会の手伝いをする傍ら、警備隊員として野盗と戦うスターダンス達に同行する健気で果敢な少女。
スターダンスとは互いに好意を持ちあう仲であり、永遠の友情を誓った木彫りの馬をスターダンスにプレゼントする。
そのお返しとしてスターダンスがステファニアに送った赤い鳥がその後の物語において大きな意味を持つこととなる。
オデュセイア
スターダンスの義理の父。元ウェスタ国王子。
ウェスタのタナティア侵攻を指揮しスターダンスの父と妹を殺害したが、戦いの虚しさを知りウェスタを捨てる。
その後ウェスタ軍を一夜にして追い返し、ローズと名を変えてスターダンスの母アマンディーヌと結婚。息子タキオンをもうける。
スターダンスからは憎まれているが、その心中には様々な思いが秘められているようだ。
カンフー
スターダンスが「愚衆」と呼ばれる謎の集団から救い出した、異国の雰囲気をまとう少女。
ステファニアの計らいで教会にかくまってもらい、スターダンスと親交を深めるようになる。
軍事大国ウェスタの出身であり、ウェスタをよく思わないタナティアの人には出身を隠すようステファニアに言われている。
ニュース・パンドラ・オルガ
スターダンスが鷹の爪団から救い出した三人組。ニュースとパンドラは男性、オルガは肌の色が黒い女性。
言葉に訛りが強く、タナティア近辺の出身では無いらしいが詳細は不明のまま教会にかくまわれる。
実は……
ビヴァルディ竹原
謎の伝道師。「約束のフラスコ」を探しているらしい。
語尾に「~だちん」が付き、ことあるごとに「うみゅ」と言う特徴的な喋り方をする。
「スターダンス」では初心者へのプレイ指南をしてくれる。
その後のアンディーメンテ作品でもたびたび登場するが、別人28号もいいところである。
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関連項目
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